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「あましんがスティーリー・ダン好きって意外」ってよく言われます。
いや、一回だけだったかも。自分で自分にそう言っていたのかもしれません。そもそも私がスティーリー・ダンを聴いてるという事自体みんな知らんでしょう。つーか周りでスティーリー・ダンを聴いてる人がそんなにいない。
私も別にスティーリー・ダンを語れるほど深く追求してもいないし、詳しく知っているわけでもない。
なんせ最近まで7thアルバム『ガウチョ』のことを、『ガチョウ』と勘違いしていたくらいなのですから(姉に爆笑されました)。
スティーリー・ダンを知るきっかけとなったのは、CHARと石田長生のアコースティックユニットBAHO(馬呆)のアルバムに収録されていた“DO IT AGAIN”のカヴァー曲を聴いた時で、この原曲がスティーリー・ダンだと知り、完全閉店間際のTSUTAYAの処分セールで彼らのアルバムを5枚まとめ買いしました。
しかし、当時はまだオルタナやデスメタルに傾倒していた頃で、このようなオシャレでアダルトな音楽を聴く余裕が自分にはまだありませんでした。
『TREMENDOUS』/ BAHO
1st収録の“FIRE IN THE HOLE”(このタイトルを聞いて、LAAZ ROCKITの名前が頭をよぎった人は相当のメタル野郎だね)だけは超お気に入りで、ドライブデート用のお好み編集テープに入れてよく聴いておりました。
このドナルドのリズミカルなピアノがとても心に響きます。
その後も1st『CAN'T BY A THRILL』だけはけっこう愛聴してて、「これはリマスター盤を買わんといかんな」と予てから思っておりました。
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で、今回ようやく紙ジャケリマスター盤を購入したわけなんですが、初代ヴォーカリストのデヴィッド・パーマーのあま~い歌声も手伝ってか、やっぱ比較的聴きやすくオーソドックスな楽曲が並んでおり、入門にはもってこいの作品ですかね。
#1“DO IT AGAIN”での不可思議なエレクトリック・シタールソロの音色に、幻想的でスペイシーなキーボードソロ。
ドラマーのジム・ホッダーがヴォーカルをとる#4“MIDNIGHT CRUISER”のもの悲しげだがどこかポジティヴな歌。
#9“CHANGE OF THE GUARD”でのご機嫌なかき鳴らしっぷりのギターソロなど、どの楽曲も試行錯誤ながらシッカリとしたまとまりがある。
まぁ音作りにはまだまだ繊細さがなく、この作品はAORと言うより、どっちかっつーとカントリー風味の古き良きアメリカンロックアルバムといった仕上がり。
そして今回もう一枚購入したのが、今まで所持してなかった3rd『PRETZEL LOGIC(さわやか革命)』。
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このアルバムを最初に聴いて感動したのが、音がメチャメチャクリアになってたこと!さすがはリマスターオブパペッツ!
楽器の音色一つ一つがとても丁寧で洗練されている。さすがこの頃よりオリジナルメンバーをないがしろにし、スタジオ・ミュージシャンを起用しまくってるだけのことはある。
お気に入りは、キザな邦題の#2“夜ごと歩きまわるのさ”でのファンキーなリズムとブルージーなギター。
スティーリー・ダン唯一のカヴァーインスト#4“バリータウンから来た男”のコミカルタッチな演奏なんか、まるで昔の無声映画でも見てるかのよう。
タイトルナンバーは典型的なブルースの曲調だが、彼らが演奏するとメチャメチャ上品なAORサウンドに仕上がってしまうのはさすがである。カントリーウエスタン調の#9“銃さえあればね”にも同じことが言える。
この空間を包み込むような、耳にとてもやさしくて心地良い研ぎ澄まされたサウンドは、人生に味気なさを覚えている30過ぎのオッサンにはとてもシックリとくるんですよ。
しかし、#1“リキの電話番号”の出だしのベース音にはドキっとさせられたなぁ。
キリンジさ~ん、バレちゃいますよ~ってな感じ。
いや、もうスティーリー・ダンは全作紙ジャケリマスターで買い直そう案件ですね。
今日の1曲:『リキの電話番号』/ STEELY DAN
いや、一回だけだったかも。自分で自分にそう言っていたのかもしれません。そもそも私がスティーリー・ダンを聴いてるという事自体みんな知らんでしょう。つーか周りでスティーリー・ダンを聴いてる人がそんなにいない。
私も別にスティーリー・ダンを語れるほど深く追求してもいないし、詳しく知っているわけでもない。
なんせ最近まで7thアルバム『ガウチョ』のことを、『ガチョウ』と勘違いしていたくらいなのですから(姉に爆笑されました)。
スティーリー・ダンを知るきっかけとなったのは、CHARと石田長生のアコースティックユニットBAHO(馬呆)のアルバムに収録されていた“DO IT AGAIN”のカヴァー曲を聴いた時で、この原曲がスティーリー・ダンだと知り、完全閉店間際のTSUTAYAの処分セールで彼らのアルバムを5枚まとめ買いしました。
しかし、当時はまだオルタナやデスメタルに傾倒していた頃で、このようなオシャレでアダルトな音楽を聴く余裕が自分にはまだありませんでした。
『TREMENDOUS』/ BAHO
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1st収録の“FIRE IN THE HOLE”(このタイトルを聞いて、LAAZ ROCKITの名前が頭をよぎった人は相当のメタル野郎だね)だけは超お気に入りで、ドライブデート用のお好み編集テープに入れてよく聴いておりました。
このドナルドのリズミカルなピアノがとても心に響きます。
その後も1st『CAN'T BY A THRILL』だけはけっこう愛聴してて、「これはリマスター盤を買わんといかんな」と予てから思っておりました。
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で、今回ようやく紙ジャケリマスター盤を購入したわけなんですが、初代ヴォーカリストのデヴィッド・パーマーのあま~い歌声も手伝ってか、やっぱ比較的聴きやすくオーソドックスな楽曲が並んでおり、入門にはもってこいの作品ですかね。
#1“DO IT AGAIN”での不可思議なエレクトリック・シタールソロの音色に、幻想的でスペイシーなキーボードソロ。
ドラマーのジム・ホッダーがヴォーカルをとる#4“MIDNIGHT CRUISER”のもの悲しげだがどこかポジティヴな歌。
#9“CHANGE OF THE GUARD”でのご機嫌なかき鳴らしっぷりのギターソロなど、どの楽曲も試行錯誤ながらシッカリとしたまとまりがある。
まぁ音作りにはまだまだ繊細さがなく、この作品はAORと言うより、どっちかっつーとカントリー風味の古き良きアメリカンロックアルバムといった仕上がり。
そして今回もう一枚購入したのが、今まで所持してなかった3rd『PRETZEL LOGIC(さわやか革命)』。
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このアルバムを最初に聴いて感動したのが、音がメチャメチャクリアになってたこと!さすがはリマスターオブパペッツ!
楽器の音色一つ一つがとても丁寧で洗練されている。さすがこの頃よりオリジナルメンバーをないがしろにし、スタジオ・ミュージシャンを起用しまくってるだけのことはある。
お気に入りは、キザな邦題の#2“夜ごと歩きまわるのさ”でのファンキーなリズムとブルージーなギター。
スティーリー・ダン唯一のカヴァーインスト#4“バリータウンから来た男”のコミカルタッチな演奏なんか、まるで昔の無声映画でも見てるかのよう。
タイトルナンバーは典型的なブルースの曲調だが、彼らが演奏するとメチャメチャ上品なAORサウンドに仕上がってしまうのはさすがである。カントリーウエスタン調の#9“銃さえあればね”にも同じことが言える。
この空間を包み込むような、耳にとてもやさしくて心地良い研ぎ澄まされたサウンドは、人生に味気なさを覚えている30過ぎのオッサンにはとてもシックリとくるんですよ。
しかし、#1“リキの電話番号”の出だしのベース音にはドキっとさせられたなぁ。
キリンジさ~ん、バレちゃいますよ~ってな感じ。
いや、もうスティーリー・ダンは全作紙ジャケリマスターで買い直そう案件ですね。
今日の1曲:『リキの電話番号』/ STEELY DAN
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