AMASHINと戦慄

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黙って食え!

2007年11月12日 | まったり邦楽

こないだ大量に購入したCDん中で一番よう聴いておるのが、CIBO MATTOの1st『VIVA! La Woman』。

出勤の車ん中でも家帰ってからも就寝時にもヘヴィローテーション。


CIBO MATTOは、1994年からニューヨークをベースに活動していた日本人二人組みの音楽ユニット。
メンバーはサンプラーの本田ゆかにヴォーカルの羽鳥美保。




私が初めて彼女たちの音源を耳にしたのは『アトムキッズ』っていう、マンガの神様手塚治虫のトリビュートアルバムに収録されていたアニメ「ふしぎなメルモ」のテーマソングのカヴァー。
その後レンタル屋の処分コーナーで見つけた2nd『STEREO☆TYPE A』を購入し、一聴して一気にハマってしまった。
2ndは全体的にはかなりキャッチーな作りとなっており、羽鳥美保のメロディアスな歌がかなりヒューチャリングされたフワフワとしたエレクトロポップな作風であった。




今回購入した1stは、サウンド的にはかなりディープかつクール。
本田ゆかの紡ぎ出すサイケかつトリップ感漂うミックス・ループ・サウンドはかなりのヤバさと心地よさとが同居しており、体を揺らさずにはおれない。
一方、羽鳥美保のスイートなヴォーカルは、このサイケなサウンドの味付け的な役割を担っており、例えるなら、コーヒーの中にミルクとシュガーを溶け込ますような感じ。
歌詞は大体食い物のことしか歌っていない(そもそもCIBO MATTOというユニット名自体イタリアの食べ物のことだとか)。

ミシェル・ゴンドリーが監督した「Sugar Water」の「鏡像」と「逆回転」を交差させた摩訶不思議なPVは秀逸。



#7「theme」では英語、イタリア語、そして母国語である日本語の3ヶ国語で歌うという、サウンドもグルグル変調していき、言語もサンプリングもごちゃ混ぜにブレンドしてダラダラと10分以上にも及んでしまうという無謀ともいえる実験的な楽曲にも挑んでいるヒ。

#6「Know Your Chichen」のようなクールなヒップホップナンバーなどを聴くにつけ、やはり日本にはないNY仕込みのオシャレ感とガールズユニットならではの遊び心が垣間見える。



でも本作で一番強烈で私好みなのは、パンキッシュなノリに美保さんのぶっ飛んだ激辛ラップが最高な5曲目かな。

このTVライブ映像では、SONIC YOUTHバリのパフォーマンスでさらにヤバいっす!



今日の1曲:『Birthday Cake』/ CIBO MATTO

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