いや~CIBO MATTOの1st「VIVA! La Woman」、ええ塩梅ですわ。
こないだ大量に購入したCDん中で一番よー聴いております。出勤の車ん中でも家帰ってからも就寝時にも。
CIBO MATTOは1994年からニューヨークをベースに活動していた日本人二人組みの音楽ユニット。
メンバーはサンプラーの本田ゆかにヴォーカルの羽鳥美保。
私が初めて彼女たちの音源を耳にしたのは「アトムキッズ」という手塚治虫トリビュートアルバムに収録されていた「ふしぎなメルモ」のテーマソングのカヴァーで、その後レンタル屋の処分コーナーにて100円で売り捌かれていた2nd「STEREO☆TYPE A」を購入し、一聴して一気にハマってしまった。
2ndは全体的にはかなりキャッチーな作りとなっており、羽鳥美保のメロディアスな歌がかなりヒューチャリングされたエレクトロポップな作風である。
今回の1stはサウンド的にはかなりディープ、そしてクール。
本田ゆかの紡ぎ出すサイケかつトリップ感漂うミックス・ループ・サウンドはかなりのヤバさと心地よさとが同居しており、体を揺らさずにはおれない。
一方、羽鳥美保のスイートなヴォーカルはこのサイケなサウンドの味付け的な役割を担っており、例えるならコーヒーの中にミルクとシュガーを溶け込ますような感じ。
歌詞は大体食い物のことしか歌っていない(そもそもCIBO MATTOというのはイタリアの食べ物のことらしい)。
ただ、#5“Birthday Cake”では最高にハジけた激辛ラップを捲くし立て圧倒的な存在感を放っている。ライヴ映像ではSONIC YOUTHバリのパフォーマンスでさらにヤバい!→「Birthday Cake」/ CIBO MATTO
また#7“theme”では英語、イタリア語、そして母国語である日本語の3ヶ国語で歌っており、サウンドもグルグル変調していき、言語もサンプリングもごちゃ混ぜにブレンドされたダラダラと10分以上にまで及んでしまっている変な曲。
この曲とラスト“Artichoke”の気だるさ加減は寝るときに絶大な睡眠効果があっていいですよ。
夢の中へとトリップしていきます。
今日の1曲:『KNOW YOUR CHIKEN』/ CIBO MATTO
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