AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ミル・ビル

2010年05月17日 | プログレッシヴ草稿
ずいぶん前やけど、従業員の私語がやらたデカくて不愉快なブックオフのDVDコーナーで、プログレ系の中古DVDが大量に売りさばかれておってギョっとした。
おそらく、金に困った(もしくは結婚を期に)どっかのプログレオタクが断腸の思いでコレクションを大量処分したのだと思われる。
で、なんとその中にBRUFORDの『ROCK GOES TO COLLEGE』のDVDなんかもあるではないか!しかも500円で!!
そらあんた、もちろん即買いですがな。
(IT BITESの『Live in Tokyo』のDVDも500円で売りさばかれていたのでついでに購入)

このライブ映像は、ビルがアラン・ホールズワーズと共にU.K.を抜けてから再びデヴィッド・スチュワートとジェフ・バーリンを呼び寄せて作ったアルバム『ONE OF A KIND』リリースにともない、1979年3月7日オックスフォード工科大学で行ったライブで、BBC「ROCK GOES TO COLLEGE」という番組でオンエアされた貴重過ぎるお宝映像。



こないだのGWの午後連会合の場で上映してみたのだが、意外にみんなの食いつきがよく、かなり場を賑わせた。
やはり、ジェフ・バーリンのバリンバリンゆわす超絶ベースプレイが皆の耳を惹くようである。
ホールズワースのアーミング、鍵盤に錘を載せて和音を残すといった原始的なスチュワートのキーボード操作も目を引いたようだったが、なんといっても途中ゲストボーカルで登場したアネット・ピーコック嬢の挙動不審なパフォーマンスに一同が一斉にざわめきだした。

とにかく袖から出てきた時から全くやる気が感じられない。
歌の出だしもおぼつかない感じで、緊張してヤクでもやってるのか、どこか目が虚ろ。
やる気がないながらも一応テキトーな振り付けがあるんだが、全盛期のWinkばりにギコチがない。
途中振り付けの拍子にコートを脱ぎ捨てるのだが、ノースリーブ姿とかならセクシーな演出にもなっただろうに、どんだけ貞操観念強いねん!ちゅーぐらいゴワゴワのダサいベージュ色の衣服を身にまとっていた。
2曲目“Goodbye to the Past”では歌唱も安定してきて、ラストのビブラートなどはさすがプロといった感じだった。
そして2曲を終えたところで一片の愛想も振りまくことなく、サッサと舞台袖にハケていってしまった。

感情どこいったんやねん!



全くやる気が感じられない。



曲の途中でどこいくねーーーーん!!??



と思ったらビルの後ろに現れた。その後この定位置でずっと歌ってた。



いや、それでもブラッフォードの傑作『FEELS GOOD TO ME』を聴き、あの妖艶なウィスパーヴォイスの虜になった者にとっては、アネット・ピーコックの動く貴重な姿は鼻血モノであったはずだ。



今日の1曲:『Back to the beginning』/ Bill Bruford←ハッピーバースデー

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