「明治村音楽祭」
「鉄道唱歌」…スギテツのコンサートに行く!!
…いい天気だったので、私のお腹廻りの緊急事態解消(要は、ウォーキングをも兼ねて)一石二鳥!!と思ったんだけど、思いの外、日差しが強くて!!
まさに私のお腹廻りは「ウォーリー(心配)」なんだけど…なんか、暑くて歩く気があまりおきなくて…
結果、、食べてばかりだった感じで、一石二鳥とはいかなかったけど、スギテツのライブは楽しんだ!楽しんだ!!
場所は帝国ホテル中央玄関前の芝生に設けられた特設ステージ
そこに、灼熱の日差しが降り注ぐ中、その芝生エリアで小さな木陰をみつけて、そこから楽しんだ
スギテツのイベントライブ「鉄道唱歌」…のライブレポをば早速…
司会進行は、夏目漱石さん…(笑)
「猫」でもないのに、自分のことを「吾輩」「吾輩」「吾輩」と口にしていました…笑
そんな夏目漱石さんから紹介を受けて
ピアノの杉浦哲郎さんと
ヴァイオリンの岡田鉄平さんとのデュオ
「スギテツ」が登場
早速、この日のイベントのタイトル曲を演奏するお二人
「鉄道唱歌」をワルツ風に…クラシックの要素を盛り込んでて
このアレンジが古への風を運んでくれるようで、めちゃ心地よくて…
続いて、十八番の
クラシックと童謡の融合作品
「剣のずいずいずっころばし」
をと…
2曲続けて演奏を終え
杉浦哲郎さんから、暑い中集まっていただいたたくさんのお客さんに感謝の言葉を述べつつ
クラシックデュオ「スギテツ」と自己紹介
先週から始まった「明治村音楽祭」、今日は「鉄道唱歌」がテーマということで、オープニングに演奏したこと、それもチャイコフスキー風にアレンジしてお送りしたと…
「スギテツ」はふだん「クラシックと遊ぶ音楽実験室」というテーマで活動していると紹介し
クラシックというと難しいイメージがある
どこで拍手していいのかわからなくなったり…曲が終わった後の「ブラボー!!」の声の掛け方が掛けずらかったり
今日は、野外ステージ、今、たくさんの拍手をいただきましたけど、拍手とともに「ブラボー!!」の掛け声がいただけると非常に嬉しい!!
…と杉浦哲郎さんが口にしつつも…
そこは、岡田鉄平さんが「でも、コロナ禍なので、控えてもらって」
と、その言葉を受けて、杉浦哲郎さん
「大きな拍手で盛り上げていただきたい」と
さて、MCの進行は杉浦哲郎さん
スギテツは
クラシックの曲とクラシック以外のさまざまな曲の別のメロディーを掛け合わせて、敷居が高いと思われがちなクラシック音楽をみなさんに楽しくお伝えする…そんな活動を全国で続けていると…
今日は「鉄道唱歌」がテーマだけれど、「鉄道唱歌」ばかり30分演奏していてもあれなので、明治村、明治にちなんだ作品をと…
クラシック音楽も明治時代に、日本に入ってきたものなので、そんな話を交えながら進めていきたいと杉浦哲郎さん
次の作品もモーツァルト、と…ここでモーツァルトの自画像のクリップを譜面台に載せて掲示しようとするも、何度か風に飛ばされて落下してるモーツァルトさん、何度も落ちたクリップを拾いながらも…
モーツァルトの時代は江戸時代の後半、日本に曲が入ってきたのが明治以降…日本でも人気の高い作曲家…
そのモーツァルトは明治が好きだったと??
モーツァルトが明治にやってきて、茶色い板状の甘いものを食べて、竹が生える生まれたてのようなものを食べて、髭の生えたおじさんと関係するものを食べて、黄色い四角い薄いものを食べて、牛乳が発酵した乳製品を食べて、最後に四角い小さい懐かしい外国人がCMに出てきた飴…そんなものをモーツアルトがいただいたストーリー
「アイネ・ クライネ・明治」
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 」のお馴染みの曲から自然な流れ、コード進行で
♪チョコーレートは明治~のあのCMのメロディー
そして、明治チョコスナック、「たけのこの里」
カールおじさんがインパクト大だった「明治のカール」
岡田鉄平さんのモノマネ(擬音)ヴァイオリンが、このフレーズをしゃべってるように演奏してた、所ジョージさんが歌ってた「め~い~じ トカチッチ」
そしてお馴染み♪明治ブルガリアヨーグルト~
ラストは、明治チェルシー
♪「あなたにも、チェルシーあげたい」と、これまた岡田鉄平さんのモノマネ(擬音)ヴァイオリンが喋る!喋る!!…(笑)
演奏終えて、杉浦哲郎さん
「全曲分かった方は40歳以上…(笑)」…
ぎくっ!!…私、全曲わかっちゃった…だから、今でも「お腹廻りの緊急事態宣言」に苦しんでいるんだ???
続いては、ヨハン・シュトラウスの作曲の「美しき青きドナウ」…ワルツの王様と…岡田鉄平さん、ヴァイオリンで「美しき青きドナウ」を奏でながら
その演奏をバックに語る杉浦哲郎さん
日本では明治期、鹿鳴館の舞踏会でお馴染みの作品と…紹介し
実は、明治村は鹿鳴館が消失してしまったときに、こういった近代建築遺産を残そうということで、造られたという歴史があるといったマメ知識を…
そこにイヴァノビッチ作曲の「ドナウ河のさざなみ」を掛け合わせ、僕たちがひと手間くわえて、3拍子を4拍子にしたらどうなるか…
2時間ドラマ風にお届けすると
岡田鉄平さんの
ものまねヴァイオリンが思いっきり披露される
ヨハン・シュトラウスの作曲の「美しき青きドナウ」と
イヴァノビッチ作曲の「ドナウ河のさざなみ」と
火サス某テーマ曲が融合された完成度の高い作品
「美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件」
スギテツの代表作とも言える作品!!
某火曜サスペンス劇場のイントロも衝撃的だし…
岡田鉄平さんの
ものまねヴァイオリンが思いっきり披露され
…何度聴いても…凄いなって思っちゃう!!
演奏後はものまねヴァイオリンの解説
ピアノは1オクターブなめらかに演奏しようと思っても階段を上り下りするような動きにしかならないのに対して、ヴァイオリンは、なめらかでエスカレーターに近いことから
パトカーのサイレン
トヨタ車のクラウンと
日産のセドリック昭和430セダンのサイレンの音の違いを丁寧に解説し…笑
そして
「シ」と「ソ」の音でドップラー効果を使った
通り過ぎる救急車の音をヴァイオリンで
車種は…トヨタのハイエースだそうな
トヨタのハイエースが一番と岡田鉄平さんが語ると
「こないだ、広島では「マツダ」が一番と言ってた」とは
杉浦哲郎さんの弁…笑
ものまねヴァイオリンはさらに続く
明治時代は西洋の文化がいろいろ入ってきたので、今日は日本のパトカー、救急車だけでなく、外国のパトカーのサイレンもと…
アメリカのパトカー、フォードは1オクターブ高いと…ハリウッド映画で聴こえてくるこのサイレンの音、お見事!
フランスのパトカー「プジョー」…これはアニメに出てくると
「ルパン3世」のメロデイーを演奏し、その中のアレンジを替えて、パトカーのサイレンの音も交えて演奏しちゃう岡田鉄平さん!
その曲中のパトカーのサイレンの音は、イタリアのパトカー「フィアット」だったそうな…実にマニアック過ぎる!!
さらに今日のテーマが「鉄道唱歌」…ということで鉄道の音で一番ヴァイオリンで表現しやすい
「踏切の音」を
これを1オクターブ下げて、音を伸ばすと
「新幹線の音」に…
…とここは、犬山なので新幹線よりも名鉄と
名鉄パノラマカー
ミュージックホーン
かつての神宮前の開かずの踏切を通過する電車音を披露…
演奏を終えて、岡田鉄平さん一言
「ミュージックホーンが、一番拍手が多い…」と…(笑)
杉浦哲郎さん
今日は、ミュースカイでいらした方もたくさんいらっしゃるのでは、と語りつつ
さらに岡田鉄平さんのものまねヴァイオリンはさらに続く
ふだん、利用しているコンビニに入った時の音を再現
まずは「セブンイレブン」
そして「ファミリーマート」をと
「ファミリーマートはバロック調」と岡田鉄平さんが解説すれば、
杉浦哲郎さん「まるで、バッハがファミチキを買いに来たようなイメージ」と笑わせる…
さて、この明治村には縁があって、最初、スギテツがイベントに出演させてもらったのは7,8年前、それから去年、コロナ禍でも演奏させてもらったし、2年前には、アルバムのジャケットの撮影で聖ヨハネ教会堂の中でも撮影させていただいたと…そんな明治村に感謝の意味も込めて、今日のたくさんのお客さんも明治村でいろいろな施設を見学されていると思うけど、この明治村は、映画、ドラマのロケ地としてたくさん使われていて、特にNHKの朝ドラで、多くロケ地となっていることから…
朝ドラのテーマ曲を4曲組曲として
ピアノとヴァイオリンのデュオで演奏すると
まずは、松たか子さんが歌っていた「わろてんか」の主題歌「明日はどこから」
星野源さんが歌っていた「半分、青い。」の主題歌「アイデア」
DREAMS COME TRUEが歌ってた「まんぷく」の主題歌「あなたとトゥラッタッタ」
ラストは
「エール」の主題歌 GReeeeNの「星影のエール」
これらは、組曲として、融合したりせずに、フツーに演奏
二人から放たれるメロディーが、青空の下、どこまでも広がっていくようで、実に心地よい…
演奏を終えてからは、セカンドステージの告知をはさみながら、
ぜひ、その間イロイロ見学していただいてと、杉浦哲郎さん
先ほど、かき氷をいただいたそうな…400円のところ、出演者価格で300円にしていただいた抹茶ミルクが美味しかったと笑わせる…
そして最後の曲の紹介を
第1部のラストは「鉄道唱歌」に戻って、来年は新橋―横浜間の、鉄道が開通して150年といったメモリアルな年、この明治村にも、市電など鉄道に縁のあるものが多くあるけど…こちらにかつて保存されていた蒸気動車…蒸気機関車と気動車のあいのこのような列車が、今JRリニア館に収蔵されているそうな…
スギテツもJRリニア館にもお世話になっていて、閉館の音楽を手掛けさせていただいているので、機会があればぜひ…と語って
最後の曲は、明治時代に縁のある…明治期に翻訳唱歌として入ってきたスコットランド民謡、閉店の音楽としても有名な「蛍の光」と「鉄道唱歌」をミックスし、さらに新幹線のチャイムをミックスさせて
まだ閉村には、程遠い時間ですけどと
ラストの曲は
「蛍の「ひかり」号」
列車の振動音がフューチャーされてて
コロナ禍で旅ができない現状で、ちょっと物寂しい感じはあるけど、心の中では、一人旅気分が味わえたような…その一方で家に帰りたい気分も…笑…今度、ぜひともJRリニア館でも聴いてみたいものだ…って、閉館までいたこと一度もないので…
でも、この曲を聴いて、たまたま通りかかった人の中には、コロナ禍だから、もう閉村か!と勘違いした人は、絶対いたと思うな…(笑)
演奏後は、夏目漱石さんと「スギテツ」のお二人とのトークタイム
夏目漱石さんが
「吾輩からブラボーと言わせてください!ブラボー!!」とスギテツの演奏を絶賛しながら
「本日の「明治村音楽祭」では「鉄道唱歌」をやられると聞いていて、演奏のすべてが「鉄道唱歌」なのかなと思っていたら、擬音で楽しんだり音楽と音楽をミックスさせて楽しんだりと、普段クラシックを聴くことはあっても、しっかりと聴くことは少ないので、こうやってミックスしてきかせていただけると、またクラシックの無限の可能性というか、より多く楽しめるというか…」
ここで杉浦哲郎さんが
「夏目漱石さんもクラシックがお好きだったんですよね」と尋ねれば
「吾輩は、ベートーベンやモーツァルトをよく聞いていて、宣伝になるけど「明治偉人隊」で夏目漱石の一生を語る一人芝居をやっているけど、その中でショパンの「別れの曲」やベートーベンの「悲愴」とかを使わせていただいてて、クラシックは大好きです」と答えた時に
私も感じた疑問??を杉浦哲郎さんも感じていたようで
「夏目漱石さんは「吾輩」って本当はおっしゃっていたんですか??」と質問を
「150年前…吾輩って言ってないです…「吾輩は猫である」にちなんで、現代に蘇って、吾輩と言った方がとっつきやすいのではないかといった裏情報で…」
杉浦哲郎さん「ときどきデーモン閣下さんと演奏することがあって、吾輩といういい方はよく聴いていると…だから「10万歳なのかな」と問えば
夏目漱石さん「154歳です…(笑)」
この後、貨物の街、稲沢でのスギテツのライブの告知を最後に第1部は終了…
ぶらぶらして、14時過ぎには、また帝国ホテル中央玄関前の芝生に設けられた特設ステージへと…
もちろん、第2部も堪能しようとね…その第2部のレポは次回に続く…