新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021年初春…御園座で「コロッケ 新春特別公演」<第一部> は、芝居 『しあわせ地蔵〜一太郎の子守唄』

2021-10-29 06:19:34 | お笑い

ご年配の方のテーマパークと表現してもいい

御園座

 




館内の

アイスクリーム最中や
「芋きんとん」は…健在!!!…笑




公演を鑑賞して
休憩中に…アイスクリーム最中を並んで買って食べ


帰りのお土産は「芋きんとん」




多くのご年配の方が揃ってこの行動をば…していた

御園座

まるで
若者がディズニーランドに行くように
ご年配の方が行って楽しい場所…

それが…御園座でありましょう!!!

私…にとって

ディズニーランドか
御園座か…どっちが楽しいかと聞かれれば
まあ、公演内容にもよりますけど…


どっちかと言われれば
この2021年1月の冬の時期、寒くない御園座で…アイスクリーム最中を食べることを選びます…

じゃあ…
御園座の公演内容が興味のないものとしたら??
ディズニーランドかと言われれば
そうじゃなくて

今となっては…
全然…全然…
ディズニーランドには…行きたいとは思わないんですけど…
だって…寒いし…混むし…遠いし…お金遣うし…

まあ
御園座もチケットとアイスクリーム最中と「芋きんとん」で
お金こそ遣うものの…
寒くないし…混まないし(座席指定)…近いし…


やっぱ
どっちかと言えば…

御園座でしょう!!


そんなご年配の方にとってはディズニーランド、テーマパークともいえる御園座

いけば…いつもいつも超満員だったのに…

新型コロナウイルスが発生してからは…

ホント、御園座にとっては、たまらないほど嫌なウイルスですよね…というのは…

ご年配の方を山本リンダさんのように

「狙い打ち」!!

ご年配の方が、感染したら、報道によると…重篤化一直線…

 

若い人は、感染しても無症状…

となれば…必然的にご年配の方が…足を運ぶのを控えてしまうのは当然のことですよね!!

となれば、ご年配の方のテーマパーク、御園座は、正直に言っちゃえば大打撃でしょう!!

 

もちろん、徹底した感染症対策を行っていました…

入り口で氏名、住所、電話番号、座席番号を記入し、さらにスタッフが検温した体温を追加して記入…、手指消毒液に、座席も50パーセント入れないような座席配置…マスク着用は当然のこと

会場内では「声をださないでください。」などのボードを掲げてるスタッフ…

さらに、換気対策も万全とのこと

休憩中に…アイスクリーム最中を並んで買って食べることもNG!

完全、事前予約制…で販売してました…

 

私が観に行ったのは

「コロッケ 新春特別公演」

コロッケさんの芸能生活40周年を記念した公演ですよ!!

 

日曜日だというのに、50パーセントどころか客席数と比べて、まあ、最大5割としても、3割程度のお客さん…

 

やはり、新型コロナウイルスが蔓延ってて、行くのはやめとこ!と思ってる方が多いように思われる…

 

まあ、興行としては、収益がプラスになるのかどうかわかりませんが、正直、手間が今までよりかかってるのに、この客数…厳しいように感じちゃいますが…

観る側としては、感染の不安を感じさせない…

御園座の配慮、努力が感じられる公演でした…

 

さて、コロッケさんの2021年の新春公演

<第一部> は、芝居 『しあわせ地蔵〜一太郎の子守唄』

<第二部> 『コロッケものまね大全集2021』

ゆったりと

安心して、いや、それでも、心の中では、どこかで、新型コロナウイルスにびびりながら…というのは、休憩中、館内で弁当を食べるのはやめたからね…

 

 

 

マスクは水分をとるとき以外は外さないように…新型コロナウイルスに警戒しながらも楽しんだ…

 

まずは

<第一部> 芝居 『しあわせ地蔵〜一太郎の子守唄』のレポをばだらだらと…

 

ここからはネタばれになってしまう可能性があるので

またどこかのホールで、この公演をまっさらな気持ちで観たい方は、今回はここまでということで、また明日!!どうぞ遊びにきてくださいな…

 

 

 

路地にある地蔵様に祠を建てて大切に地蔵様の世話をしている一太郎(コロッケさん)が主人公

 

団子やの姉妹が客寄せのために踊ってる場面からスタート…

踊っても、人が集まらないのは、おかしな風邪が流行ってるから商売あがったりと、暗に新型コロナウイルスを思わせる台詞…

そこを通りかかったのが、いや、その姉妹の踊りを唯一人観ていたのが渡辺徹さん演じる「千太郎」

そこにやってきたのが「一太郎」

どうやら、浮浪者の役どころ…お地蔵さんをきれいにするために…村の人たちに「一つちょうだい」と、ものをもらって生活している様子…でも、お地蔵様をかわいがるので、村の人気者…

お地蔵さんへのお供えを受け取るときにも、「一つちょうだい」というのが口癖…

一つしか数を知らないから「一太郎」と呼ばれているとのこと

 

その「一太郎」をからかおうと2人組の村人登場…一太郎の供えたお地蔵様のお供え物を取り上げたり…一太郎を蹴ったり…

それを助けたのが、「千太郎」

すると、ちょうど「千太郎」が、助け終わった時にやってきたのが、役人の「マツナミさま」

何かあったら相談にのるぞ!というだけで、特に何もしないで、村人からお金を頂戴する「マツナミさま」

お金を受け取ると、そのまま退場…なんか今の国のお偉いさんに共通するところがありますよね…

 

「一太郎」は、からかわれて蹴られても、小さい頃から殴られているから大丈夫、いいことも悪いこともお地蔵様が見守ってくれてるからと、「千太郎」に語る「一太郎」

一人で地蔵様を守っている「一太郎」

さらには、働けば働くほど、欲張りになって行くと…「一太郎」

その言葉に感動した「千太郎」…「弟子にしてくれ」と懇願する

前から弟が欲しかったと「一太郎」…さらには、お地蔵様はみんなのもの、世話とか、喜んでしていいと…してほしいと

 

 

場面が変わって

ここで呉服屋の妹とそこで働いている定吉が登場

「兄(千太郎)がどこかに行ってしまった」と…定吉は、地蔵の前を通りかかり、「一太郎」に話しかける…「一太郎」が言うには、「一太郎」に弟子ができた…その弟子の名前は「千太郎」…お地蔵様を大事にしてると…

「一つちょうだい」と村人たちの人気者の「一太郎」、もらったものでお供えを…で、弟がいるっていいものだと

その、そばの団子屋で、くつろぎながらもその話をきいていたのは呉服屋の妹…

 

場面替わって

「千太郎」に「親や兄弟はいるのかい?」と声を掛けられ応える「一太郎」…

「捨てられた」と…「一度でいいから会ってみたい」と答えるも

「会わない方がいい」と「千太郎」…その日暮らしの方がいいものだと

それに対して「一太郎」

…弟がいるっていいものだと、ずっと一人だったからと

その姿を、妹がみつける

「千太郎!家をとびだしてひどいじゃないか」と

訳をきけば、店を飛び出した「千太郎」…跡取りらしいけど、「オヤジと一緒に暮らしてはいられない」と

 

定吉から情報を受け取り呉服屋のオヤジさんが登場

「千太郎」をみるなり…物乞いかと思ったと口にしながらも、連れて帰るぞ…世間体が悪いと、呉服屋の旦那(オヤジ)

呉服屋の旦那(オヤジ)と「千太郎」の諍いが…

「一太郎」を一人ぼっちにはできないと「千太郎」

 

こんな男を兄上と慕うのかと、いい放つオヤジさんに対して

「ものをねだったことなんて、一度もない」と返す「千太郎」

 

オヤジは言う

だったら、一緒に戻って来いと…「一太郎」の面倒もみるからと…オヤジさん」はその場を去っていく

 

それをみて「一太郎」は言う

親というのは、もっと優しいものだと思っていたと…でも親を恨んではいけない…親と喧嘩できるだけでも幸せだと

「千太郎」はいいこと思いついたと…呉服屋に一緒に戻ることに…

 

場面が変わって、呉服屋の場面

役人の「マツナミさま」再登場

呉服屋のダンナ様に向かって、「千太郎」が戻ってきてよかったな、何かあったら相談にのるぞ!というだけで、特に何もしないで、呉服屋の旦那からお金を頂戴する「マツナミさま」…

気を遣うんじゃないよ…とか言いながら、お金を受け取る「マツナミさま」…

旦那様は、亡くなられた兄のことを気にしている様子で…兄には大変お世話になった…旦那様には「半兵衛」という兄がいたけど…若くて亡くなられて旦那様が後をついたと…相当世話になってたようでと

 

そこへやっていきたのが寝坊をして、やる気のない「千太郎」

さっそく旦那様と衝突する…

旦那様が去った後に、呉服屋に遊びに来たのが、団子やの姉妹や、お地蔵様の周辺に住む村人たち…りっぱな呉服屋にびっくりする村人たち…ここで働いているのが「一太郎」…わざと、しくじって「千太郎」が愛想をつかされるようにとおねしょをしたと笑わせる…

「千太郎」は言う…いいことを思いついたと

お得意様である「越後屋」の「娘」…それをからかってやろうと…

 

ここにいればなんの不自由もないのに…と村人たちは思うものの

「千太郎」は、織物をもっていけ!ここには売るほどあるからと「千太郎」の大番振舞い

村人たちは「一つちょうだい」と一太郎の真似をしながら喜んで受け取っているところに

呉服屋の旦那様が戻ってくる…

今度あの連中が来たら、お役人を呼びなさいと怒り心頭…

 

そこにやってきたのが

お得意様である「越後屋」の「娘」…

「千太郎」はお願いする…私に応対させてくださいと…

お得意様である「越後屋」の「娘」…は、実に強烈なお嬢さん!

いうことなすこと不平不満ばかり…だけど「千太郎」には惚れている??お気に入りのようで…

「越後屋」の「娘」は「一太郎」をみるなり「顔がデカい!」と

そんな、お得意様である「越後屋」の「娘」…を怒らせようと

「千太郎」の着物の見立ては、実にジミなものを用意して、さらに帯は不似合いなものを用意して…極めつけは、帯締めはこの中から選んでと、それは「蛇」

もう大パニック!!大パニック!!

てんでわんや!!てんでわんや!!

「越後屋」の「娘」…は、もう二度とこないと怒る!怒る!!

まんまと作戦が成功したと思っていた「千太郎」であったが

呉服屋の旦那様は、「千太郎」に、その手にはひっかからないと…

「越後屋」の「娘」は、お得意様だったけど、素行がよろしくないので追い返そうと思ってたところでちょうどよかったと

諦めて親の言うこときいて、ここで暮らせと呉服屋のオヤジさん

 

そこに居合わせた「マツナミさま」は、娘に婿を取ればいいのに、頑固だなと言いつつ

またまた呉服屋のオヤジさんからお金を受け取り、女房が生きていてくれたらなと口にしながら

もらった小判を数え、その少なさに不満たらたら

 

「千太郎」がいなくなったところで、呉服屋のオヤジさんは「一太郎」に言う…「千太郎」がお地蔵様の世話をするという優しい気持ちがあるのがうれしいと…

それをきいた「一太郎」は「千太郎」に、「千太郎」のオヤジさんは悪い人だと思ってたけど、きっといい人だと…告げる

オヤジさんの顔がお地蔵様にみえると…口じゃあ、世間体だとか言ってるけど本当は「千太郎」に戻ってきてほしいだけ…バカだけど、その気持ちが分かるという「一太郎」の言葉に、気持ちが揺れる「千太郎」

 

「一太郎」は思う

あの二人はホントは仲がいい…でも訳あって、仲が悪いふりをしてるんじゃないかと…だったらとんでもないことが起きれば、二人は助け合って、お互い、話がきけるようになるんじゃないかと…妹に話しかける「一太郎」

「雨降ってジ固まる」ってやつだね…の言葉に

「痔が固まったら大変だー!」と喜劇らしく盛り上がって…

 

お金があるから、ここは役者を頼んで、芝居をと

「一太郎」と妹は、役者に頼んで、この着物をいかにもここで盗んだように、「千太郎」に見せつける…そこから、始まるドタバタ劇は…ちょっと吉本新喜劇風

臭い歌舞伎風の口調で殿様に扮した役者が、「千太郎」を罵る!子供がかわいければ、親がかばうだろうといった作戦

早速、殿様に扮した役者が番頭(呉服屋のダンナ)を呼びつける

近々縁談があって、帯を見せてほしいと…応対する呉服屋のダンナさま…

着物には、最近話題の「鬼滅の刃」の着物、禰豆子の柄をみせながら、最近大ブームになっていると…きっとご年配の方には「ぽっかーん」の話題

そのとき、盗んだようにみせつける殿様に扮した役者

それをみた「千太郎」…殿様を罵る!!

しかし、その帯は、ここの呉服屋のものではなく、別の店(山形屋)で買ったものだとみせつける!!

怒った殿様

「われは、ショウグン、松平ウキョウノスケなるぞー」

この言葉に対して、みなさん、水戸黄門さまのように

「ハハ―!!」…頭を垂れるみなさんたち

 

カンニンならぬ、成敗してくれる…と「千太郎」が殺されそうに…

それを見て飛び出す「呉服屋のオヤジさん」

「これにて、赦してください」とお金を渡す…

この場で手打ちにするのが店のためにもなると…殿様

「千太郎は私のせがれ、私の命もいりません」とオヤジさん!

これに感動する松平ウキョウノスケに扮した役者さん

「ここまで仲の悪い親子と聴いていたが…なにか隠していることがあるのではないか…申せばゆるしてやろう」と

オヤジさんは語る…

この「千太郎」は兄から授かった子供だ…「千太郎」そして、妹の「お千代」には、今まで黙っていて悪かったと

兄は親代わりで育ててくれた…それなのに、私は悪い仲間とつるんで遊び呆け、どれだけ迷惑をかけたか…

その兄が小さな呉服店を開いたのに、流行り病で、産まれたばかりの「千太郎」を残して逝ってしまったと…

世話になった兄のため、「千太郎」と私とで店を大きくして「千太郎」に継がせたいと思って頑張ってきたと…

どうか「千太郎」の命をお助け下さいと

 

それに対して、殿様に扮した役者

「初めから赦すことになっている…笑」

 

それに対して「千太郎」は

俺が本当の子でないことは噂話から知っていたと…

ただ、オヤジの大事にしているお店を潰したくなかった…だったら妹に婿を迎えた方がいいかと…俺がいない方がいいかと思ってと

ここは「一太郎」が言葉を挟む

「千太郎」は、お地蔵様の事を、みんなのことを助けてくれた…今の「千太郎」なら、呉服屋のお店の人も好きになってくれると…

お店の人たちも、帰ってきてほしいと懇願

 

和解した「千太郎」と父は抱き合い…

それを眺めてた松平ウキョウノスケに扮した役者さん

「皆の者、さらばじゃ!親子ともども仲良く暮らせ!」と歌舞伎町に台詞を発したところに、「マツナミさま」がやってきた…

役者をみて「相変わらず下手な芝居だな…」とこいつは役者崩れのイカサマ野郎だ!と暴露!!!

「一太郎」が仕組んだことがばれる結果に…

しかし、「マツナミさま」は芝居は下手だけど筋書きはよかったと「一太郎」を褒める!!地蔵バカだと思っていたけどいいやつだと

「一太郎」も、「マツナミさま」に

ホントはいい人だね!とお互い認め合う…

ラストは「一太郎」と「千太郎」の別れ

 

お地蔵様が待ってるからと「一太郎」

 

見事に楽しめた人情喜劇でありました…

コロナ禍で、稽古もきっと大変だっただろうなと思いつつ

第1部が終了…第2部は…十八番芸のモノマネショー

私は、館外で新鮮な空気をいただいて、第2部開始10分前に、座席に戻ったのでした…

 

(続く!)