「日本の女優第1号」と言われる川上貞奴さんと
電力王と言われた 福沢桃介さんが共に暮らした大正時代に住んでいた建物を、名古屋市が移築復元 した
「文化のみち二葉館」
に行く!!
建物が…
豪華絢爛!!
「二葉御殿」と呼ばれていた和洋折衷の御殿で
館内に入れば、このステンドグラスに…
この螺旋階段と…心奪われます…
この階段を…川上貞奴さんは登ったり降りたりしていたのね…気分は、その姿を眺めてる福沢桃介さんになって、妄想の中で…会ったこともない川上貞奴さんの姿を思い浮かべて…
…の妄想の図は…さすがに無理がありますよね!!
はい、この日は、私…川上貞奴さんの面影に触れにいったのではなくて…
実は…矢野きよ実さんの「書」の作品に会いに…「書」で書かれた言葉(メッセージ)を味わいたくて…行ってきました「文化のみち二葉館」
館内2階の和室で展示されていた
矢野きよ実さん(霄花)(書家としての雅号は「霄花」とのことで)の書道展「あなたへ」
「書」の技法とか…細かいことはさっぱりわからない私…国語の授業で行う「書道(習字)」の時間で教えるときがたまにあるけど、授業中、墨をするなんてことは、時間短縮のために、全く行わず…「とめ」とか「はね」とか通り一遍の技法を教えて、朱の墨汁を使って、手本を書いて…子供たちに「はい、どうぞ…」みたいな…そんな授業を繰り返している私にとって、矢野きよ実さんの「書」を眺める機会があるごとに…なんか私が行っている「習字」の授業が恥ずかしくなるんだよね…
でも、そんな私でも…
矢野きよ実さんの「書」に感動しちゃったことはしばしば…
矢野きよ実さんの「書」は心に語りかけてくる…「書」と「習字」の違いは一目瞭然…「書」って心が揺さぶられるんだなって…心からそう思う…
矢野きよ実さんは、東日本大震災後、東北の被災地にて肉親を亡くした子供たちと「書」の活動を通した交流を定期的に行っていて…
その「書」を拝見させていただいたことが、過去にも展示会で何度かあったけど、まさに、その子供たちがかいた「書」が、その子供たちの元気をもたらす要因になっていたといいましょうか…
「書」をかくことで子供たちが元気さを取り戻す…みたいな…
まるで「書」って魔法だな…なんて感じた時が多々ありまして
もちろん、それらの作品を眺めてる私も、「書」を通して感じられる子供たちの想い、そして矢野きよ実さんの想いに勇気づけられるといいましょうか…
矢野きよ実さんの「書」から伝わってくるパワー…
それを今回の作品からも感じ
心から行ってよかったなと思えた展示でして
行ってみれば
Facebookを事前に眺めてて、あ、この日、矢野きよ実さんもおみえになるんだってことはわかっていましたが…
会うなり、私に声を掛けてくださる矢野きよ実さん!ありがたや!ありがたや!
以前、タコボーさん(本多taco-bow正典さん)と中村耕一さんとのイベントライブの際はお世話になりました…
(写真は、数年前の、その時の「味仙」での打ち上げ!)…なんとも楽しい夜でした…
さてさて
矢野きよ実さん
私の顔を見、笑顔で歓迎してくれたその直後に
そこにみえてたお客さんたちをも巻き込んで、まさかまさかの作品に対するエピソードをこめた解説をば特別に…臨時のミニミニ作品解説講演会をば開催…
…おかげで、漠然と「書」を眺めるだけよりも、作品の背景までよくわかって私にとっては、なんともありがたい時間!!矢野きよ実さんに感謝!感謝!!の気持ちでいっぱいでありまして
まずは
「いい日になりますように」
FM AICHIの番組「矢野きよ実の上出来ラジオ」でも必ず最後にリスナ―に向けて、この言葉を言い続けてきたとのこと…でも、言い忘れたことが2,3回あって…その時にリスナーから 「いい日になりますように」って言ってませんよ!とリスナーからご指摘もあったとか…
三宅伸治さんの「何にもなかった日」での♪いいことがあるといいね~の歌とも被って感じられる言葉です…
個人的には、小山卓治さんの「最終電車」のサビ♪明日こそは幸せな朝を迎えたい 明日こそは幸せな朝を迎えたい~とも被る元気づけられる言葉です…
この色紙の下には、なぜか釣りのリールが…なんでも、矢野きよ実さんのお父様は地元の釣り雑誌にも投稿するほど、釣り好きだったそうで…そんな父との思い出の品とともに…
世の中で一番怖いことは 自分がいなくなることではなくて,君が いなくなることなんだ…
いやあ、優しさ溢れるこの言葉…ふと我に返って反省したくなるような想い…いつまでも、こういったピュアな想いを持ち続けて行かなくちゃね!
悲しみに嬉しさが出逢ったときはアナタの顔がうかびました
この言葉も、心に沁みますね…矢野きよ実さんの温かさがひしひしと伝わってくるようで…
200年前の墨で「無敵」と
さらに、同じ墨で
この硯…で…かいたそうな…
まさに、この「書」から悲しみと嬉しさが同時に伝わってくるようで…
そして、いとしい方が亡くなった時…のことを思って描いた言葉
チョウは亡くなった人たちが生まれ変わった姿なのでは…とは矢野きよ実さんの想い
自宅の鉢の木にアゲハ蝶の卵がついていて…幼虫、さなぎ、そして孵化して飛び立っていったところをスマホで撮ったアゲハ蝶の写真を、スマホ本体からみせてくれました…
つボイノリオさんがCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」でこの書道展を語ってくださってたときに、番組のなかでは、ほとんどの時間をこの「書」の紹介で時間を割いていたそうな
「あなたの記憶にだけは残りたくない」
これは、先だった時に、残された方に対して、私はあなたのことはいつまでも心に残してとどめておくけど、あなたは私のことは忘れて、はやく新たな幸せをみつけてくださいな…と言う意味だそうな…
「…あなたのこと大嫌いやった」と一瞬誤読…そう読み取った私とは真逆の想いのようで…
矢野きよ実さんの話では、この「書」の飾ってある「ピンク」の模造紙の色の選択がその温かい想いとの関連性があったんですね!!
私のよーに「顔もみたくない」の意だったら模造紙は、真っ黒だったに違いない…苦笑
いやあ、出向いてよかった…間違いなく、心が温まったような…
もう「最高」でしたよ!!
はい、御覧のように…
はい、これからも読者のみなさんともども…毎日が
「いい日になりますように」