新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2020年12月…得三で「上田正樹 R&B Band "この熱い魂はあの頃のまま2020”」…第1部

2021-10-08 06:19:00 | ライブ

2020年…12月
この年みるラストライブの〆は…

今池、得三…にて

 




年に1回、小山卓治さんのライブも
ブッキングさせてもらっていて
かつ、お客さんとしても何度も何度も楽しませてもらってる
得三…



そんな得三ですが、2020年2月に小山卓治さんとサンタラのジョイントライブを行って以来…世の中は…がらっと

新型コロナウイルスのせいで、変わってしまいました…

 

さすがに、例年のように…と言う訳ではないけど

特に3月から6月は一度も

あんなに熊のように出没した今池の…あんなに熊のように出没した得三には、一度も顔を出すことはできなかった…

それでも7月くらいからは、それなりに行きたいライブがあれば通った得三

三宅伸治さんや友部正人さん、鮎川誠さんに野村麻紀さん

 

そんな得三に

2020年、最後に出没したのが

「上田正樹 R&B Band "この熱い魂はあの頃のまま2020”」


上田正樹さん
そして有山じゅんじさん


思い返せば
私の高校生時代に
衝撃を受けたのが
名盤「ぼちぼちいこか」

「大阪へ出て来てから」
「Comon おばはん」
「梅田からナンバまで」

そして、名曲中の名曲「とったらあかん」

この頃
大好きだったローリングストーンズがブルースに影響を受けてるってことを知って
ロバートジョンソンとかマディ・ウォーターズとか
訳の分からない英語で歌ってるのを聴いて
正直何もわかってないのに
これが「ブルース」なんや!
めちゃかっこいいやん!
と背伸びして聴いていた音楽のフレーズ
即ちブルースの曲調でありながら
めちゃ分かりやすい日本語で歌っていたのが
憂歌団であり
この上田正樹さん、有山じゅんじさんだったんだな…
もうハマった!ハマった!!

そんな日本語で歌われるブルースに
衝撃を受けてから…ウン十年…


私にとって
上田正樹さんと有山じゅんじさんは
神様のようなもの
なのよ…


そんな神様をこのコロナ禍の2020年でも年末に得三で拝める…

「この1年、振り返ればたいしたことの起きなかった、コロナにも感染しなかった…よい1年だった」
「来年は、少なくとも今年よりいい年になりますように」って拝まなきゃ!拝まなきゃ!!


ということで
年末の大掃除…
この日はお休みにして…



行ってきました
得三


バンドメンバーは

上田正樹さん
有山じゅんじさんに
コーラス、ボーカルはYoshie.Nさん
キーボードに堺敦生さん
ベースは樋沢達彦さん
ドラムにKenny Mosleyさんの5人編成


ではでは
2020年12月末に行われた


「上田正樹 R&B Band "この熱い魂はあの頃のまま2020”」
のライブレポ
をば

 

まずは、元気いっぱいファンキーな曲から

「Soul Power」


ソウルフルに歌い上げる
ときおりシャウトも挟みながら
ホントファンキーでカッコいい

英語で歌い始め、歌詞の2番は、日本語で

レイ・チャールズを初めて聴いた、その時にソウルシンガーになろうと思ったと…自叙伝のように歌う!!歌う!!シャウトする!!

もう、いきなり素晴らしすぎるほどのグルーブ感

バンドメンバーのみなさんを、アジアで最高のミュージシャン、アジアで考えられる最高のサウンドとバンドのメンバーを褒め称え

間奏で
さっそくメンバー紹介

日本の、いや世界に誇るピアニスト
ジャズもゴスペルもR&B、ジャンルを超えて、ありとあらゆるものが彼の手に乗るとマジックのように素晴らしくなる!必ずどこかへ連れて行ってくれる「ハヤブサ2号」のようなピアニストとまずは堺敦生さん


もう…見せ場たっぷりに
指先が鍵盤の上をダンスするかのようで


そして
ほぼ半世紀、ほぼ50年、大阪が生んだ宝物だと、大阪の世界自然遺産だと、絶滅危惧種と

紹介される有山じゅんじさん…


とことん、ブルージーに奏でるギターの旋律は
ファンキーなこの曲に溶け込んで


続いては
心地よいベース音が得三の床に響き渡ると

これがベースです!誰の真似もしていない、「樋沢達彦」というものである最高のベーシストと
樋沢達彦さん


そして
ファンキーなドラムの響きがフューチャーされ
ドラムの見せ場がたっぷり

これがグルーブやと、彼のグルーブに全員乗ってくださいと

アメリカコロラド州出身と
紹介されるのはKenny Mosleyさん

 

そして、圧巻の唄声、声の伸びが素晴らしすぎる、そんな歌声で魅了するYoshie.Nさんを

最高のR&Bシンガーと紹介し、

ソウルミュージックをゆっくり楽しんでくださいと間奏で語りながら


曲の後半は
「ヤーヤ―ヤ―ヤ―」
コール&レスポンス

サビでは
♪Soul Power~と繰り返され

まさに
ソウルからパワーをもらったような気分…

 

そして、その流れのまま

「In the Midnight Hour」

上田正樹さんがシャウトするソウルフルなノリノリなナンバー

間奏では、彩る堺敦生さんが鍵盤を奏でる響きが…もうタマラナイ!!

サビはYoshie.Nさんや有山じゅんじさんがハモる中、上田正樹さんのシャウトがめちゃかっこよくて…

 

演奏を終えて、上田正樹さん

今日は来てくれて本当に嬉しいと、お客さんに感謝の言葉を…

みんな今日は家を出る前には、一度は今日は行かんとこうと、思ってたはずだと…そんな中きてくれて…と感謝の言葉を重ねながら、得三に来れて嬉しいと…

「本当は、ここにいるみんなを一人一人ハグしたい気持ちだ」と語りながら

ここからは「大阪シリーズ」…今年は忘年会ができへんかったから、ここで忘年会をしようと…みんなの知ってる歌

「悲しい色やね ~Osaka Bay Blues~」

ブルースフィーリングが散りばめられた
ジャージーなアレンジで
しっとりと

ウエット感満載の甘くハスキーな上田正樹さんの歌声が
得三に響き渡る…

懐かしいこのメロディー
私の気分も10~20代…

大阪弁で…ハスキーな歌声から繰り出される究極のこのバラードは
何度聴いても…心に沁みる…

♪大阪の海は悲しい色やね さよならをみんなここに捨てにくるから~



この歌詞の深さ…

そしてときどき
上田正樹さんの心の叫びが溢れんばかりの唄声に心底やられちゃう…

間奏のブルージーな有山じゅんじさんのギターには
心奪われるほど…素晴らしくて…もう痺れるほど

バンドでの演奏は
実にドラマティックで感動的に…

歌い終えて上田正樹さん

もう、元の唄がどんなんか全然憶えていないと…カラオケ行くと25点ぐらいやと思うといって笑わせる…

 

ここからは忘年会、もう50年近くになるアルバム「ぼちぼちいこか」から

50年経って、世の中がどう変わろうと、政権がどっちに動こうと俺たちはずーと、一緒やったと

心で歌ってくださいと

「あこがれの北新地」


から

上田正樹さん、有山じゅんじさんのダブルボーカルでなんという贅沢な時間

勉強放ったらかしで…一日中聴いていた
高校生のよーな気分で
耳を傾ける

間奏は大阪のネオンの雰囲気をより醸し出す
堺敦生さんの奏でる旋律…

さらに、有山さんの奏でるギターは、関西感どっぷりで、まるで関西弁を語っているかのよう…

曲のラストはメンバーで大合唱!!

続いては、これが大阪の真打ちですと

手拍子で
大盛り上がりの

「梅田からナンバまで」



私にとって
梅田や難波に行くと
必ずこの歌のフレーズが浮かんでしまうほど
身体に沁みこんでる
「梅田からナンバまで」



♪散歩しましょう 御堂筋でも 梅田からナンバまで~  

いやあ、自然と口ずさみたくなる…というよりも
自然と口ずさんできた
…ホント、聴いてて心がウキウキしてくる曲!!
高校生の頃から
おそらく何百回、下手したら何千回も聴いている曲

この夜は豪華!豪華!!
上田正樹さんと
有山じゅんじさんが一緒に歌う
サビはYoshie.Nさんのハモリも加わって
聴いてて気分爽快!!

間奏の堺敦生さんのピアノの旋律も弾むようでウキウキ感満載で
そんな楽しい雰囲気を醸し出す…

歌い終わると、お客さんから大歓声!!

上田正樹さん、今日はタイトにたくさんの歌を演奏すると宣言して

次は次世代の次世代…ちゃんとこうやって、僕らのやってるブルースやR&Bを伝承してくれるシンガー、彼女が120年くらい前の歌を歌ってくれると…エリック・クラプトンもやってる歌…俺が野たれ死のうが誰もわからないといったブルースの神髄のような歌だと…

「Nobody Knows You When You Down & Out」


 堺敦生さんの奏でる旋律が彩り
Kenny Mosleyさんのドラムがアクセントをつけ
刻む安定した樋沢達彦さんのベース音で醸し出された中で

Yoshie.Nさんの伸びやかなブルージーな
唄声が得三のハコいっぱいに響き渡る…
いやあ、めちゃめちゃいいね!!


間奏での有山じゅんじさんの奏でるギターと言い
ブルージーで郷愁感を醸し出す
バンドのメンバーの一つ一つの音…
それらが集大成されたバンドのグルーブ感は最高!!

後半は寄り添う堺敦生さんの鍵盤の音色に彩られて
Yoshie.Nさんが高らかにブルージーに歌い上げる…

拍手喝采!

上田正樹さん

今日は2ステージやることを話し

1部最後の曲、大好きな日本のブルースハープ、ハーモニカプレーヤー、この人は世界でも3本の指に入るべき素晴らしき人、もっとこういう人が紅白歌合戦のトリをやるべきやと思うと笑わせて…いや日本じゃなく世界に飛び越えられるこの人、妹尾隆一郎さんをトリビュートすると…ウィーピング・ハープ・セノオ、きっと得三の屋根の上からみていてくれると

突然
機関車の汽笛の音が聞こえ
その後に聴こえてくるのは
妹尾隆一郎さんのブルースハープ
その音色がしっとりと郷愁感を漂わせながらb
この「得三 」のハコを包み込む…
スローなバラード


「500マイル」




上田正樹さんが歌う
その歌声は得三のハコに満ち満ちていく感じで
得三の床に壁に…そして私の心に沁みる!沁みる!!


2番以降のサビは
有山じゅんじさん、Yoshie.Nさんも一緒に歌う


間奏の泣きの有山じゅんじさんのギターがタマラナイ…
実に感動的!!


ホント鳥肌ものの演奏で…
気分もウンと若返って
もう感動に感動に包まれて

 

間奏の樋沢達彦さんのベース音が電車にのって揺られているみたいで、実に心地よくて


曲のラストは
妹尾隆一郎さん のブルースハープが響き渡って
それが心に沁みて沁みて
至福の時だったのでした!



このコロナ渦巻く中???得三にきてよかった…


「500マイル」の道のり???を
「500マイル」の道のり???を
「500マイル」の道のり???を


もとい、電車賃500円くらいの道のり???を
「500円くらい」の道のり???を
「500円くらい」の道のり???を

得三まできてよかった…


ここからは「換気」タイム…
「換気」「寒気」が入り混じる中
私には「歓喜」まで入り混じって…ね!!

休憩挟んで第2部へと…