定期試験が近づいてくるとクラブ活動が原則として停止になります。大阪府では感染状況が良くないこともあって、クラブ活動はおおむね停止か、ごく短時間のものになっています。
この「クラブ活動停止」という非日常があるがゆえに、中学生の大半は「試験勉強は試験の1週間前からするもの」という考えをもっているように思います。実際には学習したときに疑問点を解決し、習熟しておくことで学力は伸びていくのですから、試験前かどうかに関係なく学習は行うものだと思います。
その意識改革を中1からずっと指導し続けても、たいていの場合は中3の入試が現実味を帯びてきてからようやく変化が見えるといった感じなんですが、最近私のもとで学んでいる中2の数名が意識改革に成功しつつあります。わからない言葉を調べたり、記述式問題の解答をなんとか自分で書いてから正誤の判断を求めてみたり。明らかに勉強の質が上がり始めています。
膨大な量にあきらめてとりあえず丸暗記してみたり、教科によっては今回はあきらめてしまったりと、まだまだ弱い部分はありますが、それでも随分とよい取り組みなったと感じます。明らかに変わり始めたタイミングで、理科や社会の用語集(各用語をきちんとせつめいしてくれているもの)を改めて渡してみると見事に食いついていました。
わからないことがわかってこんがらがった知識がほぐれていくと、面白いようにすいすいと伸びていくものです。まだまだ自信が足りないこともあって、試験本番にこの努力を答案用紙にきちんと書けるのか?という心配は残りますが。
普段からできる学習を丁寧に積み上げる。これに勝る勉強はないとさえ思っています。
そういえば、夏休みまでとある塾にお世話になっていた小学生。英単語テストを全くできなくて(20問中数えるほどしかできなかったようです)、心配された保護者が懇談したところ「私もどうしていいかわからない」ということだったようです。不安があふれた保護者様から「こちらでお願いできませんか?」と言われて、悩んだ末にお受けしたのですが。つまずきの原因がおぼろげに分かり、そこを丁寧にほぐしたところ、現在20問の英単語テスト(品詞は完全ランダム)で4枚中3枚は満点、1枚は19点と驀進中です。本人の顔つきもかわってきています。ただ毎日の積み重ねを丁寧にするだけで変わっていくことすらできるんですよね。
普段からの学習を大切に。できるまでやるということの大切さを改めて考えています。一人一人と向き合うということは、一人一人の個性・特性を把握するだけでなく、得手不得手を把握してその弱点の補い方も伝えるということ。教える側を志した時の気持ちが改めて湧き出てきています。
子供たちは基本的にできるようになりたいと思っています。勉強のやり方が分からないのではなく、楽して成績が上がる方法が分からないのです。そんなもの私も分かりません。しんどくてもコツコツやって、結果が伴うことで、少しずつコツコツやることが苦にならなくなります。そうなるまで伴走するのが私の仕事といっても過言ではありません。
こんなしんどい時代だからこそ、子供たちの心が暖かくなるような、前を向いて進む気持ちになれるような。そんな教室にしていきたいし、自分の結果を愛おしく思ってくれるような学びを提供していきたいと思いながら、中3の入試練習を見ている昼下がりです。
この「クラブ活動停止」という非日常があるがゆえに、中学生の大半は「試験勉強は試験の1週間前からするもの」という考えをもっているように思います。実際には学習したときに疑問点を解決し、習熟しておくことで学力は伸びていくのですから、試験前かどうかに関係なく学習は行うものだと思います。
その意識改革を中1からずっと指導し続けても、たいていの場合は中3の入試が現実味を帯びてきてからようやく変化が見えるといった感じなんですが、最近私のもとで学んでいる中2の数名が意識改革に成功しつつあります。わからない言葉を調べたり、記述式問題の解答をなんとか自分で書いてから正誤の判断を求めてみたり。明らかに勉強の質が上がり始めています。
膨大な量にあきらめてとりあえず丸暗記してみたり、教科によっては今回はあきらめてしまったりと、まだまだ弱い部分はありますが、それでも随分とよい取り組みなったと感じます。明らかに変わり始めたタイミングで、理科や社会の用語集(各用語をきちんとせつめいしてくれているもの)を改めて渡してみると見事に食いついていました。
わからないことがわかってこんがらがった知識がほぐれていくと、面白いようにすいすいと伸びていくものです。まだまだ自信が足りないこともあって、試験本番にこの努力を答案用紙にきちんと書けるのか?という心配は残りますが。
普段からできる学習を丁寧に積み上げる。これに勝る勉強はないとさえ思っています。
そういえば、夏休みまでとある塾にお世話になっていた小学生。英単語テストを全くできなくて(20問中数えるほどしかできなかったようです)、心配された保護者が懇談したところ「私もどうしていいかわからない」ということだったようです。不安があふれた保護者様から「こちらでお願いできませんか?」と言われて、悩んだ末にお受けしたのですが。つまずきの原因がおぼろげに分かり、そこを丁寧にほぐしたところ、現在20問の英単語テスト(品詞は完全ランダム)で4枚中3枚は満点、1枚は19点と驀進中です。本人の顔つきもかわってきています。ただ毎日の積み重ねを丁寧にするだけで変わっていくことすらできるんですよね。
普段からの学習を大切に。できるまでやるということの大切さを改めて考えています。一人一人と向き合うということは、一人一人の個性・特性を把握するだけでなく、得手不得手を把握してその弱点の補い方も伝えるということ。教える側を志した時の気持ちが改めて湧き出てきています。
子供たちは基本的にできるようになりたいと思っています。勉強のやり方が分からないのではなく、楽して成績が上がる方法が分からないのです。そんなもの私も分かりません。しんどくてもコツコツやって、結果が伴うことで、少しずつコツコツやることが苦にならなくなります。そうなるまで伴走するのが私の仕事といっても過言ではありません。
こんなしんどい時代だからこそ、子供たちの心が暖かくなるような、前を向いて進む気持ちになれるような。そんな教室にしていきたいし、自分の結果を愛おしく思ってくれるような学びを提供していきたいと思いながら、中3の入試練習を見ている昼下がりです。