東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

1学期期末考査が終了しました

2024-07-07 14:01:08 | 学習・塾に関する中身

 今年度は一つの中学校が二教科のみ中間考査を実施、残り二つの中学校は中間考査を実施せずでした。

 概ね結果が返却されました。ここで気になったこと。それは中1の結果です。

 五教科の平均の合計 A中学:277点前後  B中学:260点前後

 え~と、指導者生活も25年を超えましたが、中1の平均点としては過去最低を大幅に更新しました。とありあえず私の教室の生徒の中1は全員平均点はクリアしたので(ホントに勉強が嫌いな生徒がいるんですよ…)ホッとしているところです。と言いたいところですが、ホッとしている場合ではないのです。

 中学校最初のテストで、小学校時代に90点以上をとっていた生徒(小学校のカラーテストは大体90点前後はとれるようになっています)のうちの半数弱が50点取れないんです。正規分布を前提とすれば、学年のおよそ4割の生徒が50点未満の結果だということです。

 生徒達から聞く限りにおいては、塾に通う生徒が半分以上。そして公文教室さんや学研さん、通信教育まで含めると七割弱がなんらかの教育機関通いをしている状況です。この状況において、平均点が40点台前半の教科が複数存在するのです。問題の難易度は決して高いとは思いません。これには原因がいくつか思い当たります。

・担当の先生が授業をしない

 ノートを書いて終わり。班(グループ)で話し合いをして発表して終わり。自分で教科書をノートにまとめて終わり。という授業が行われているようです。これって授業かな…

・授業のスピードが以上に速い

 この期末考査の範囲が、例年の期末考査の範囲より4割も多いと発表されました。ところが前週末の時点でその4割相当分の授業が終わっていません。で期末考査前日に試験範囲を縮めると連絡がありました。なんとか試験範囲を終わらせるために、かなり雑に授業した上に、間に合わないと結局範囲を縮める…。初めての試験で振り回されればそりゃこうなりますよ…。

・教科書を使わない

 自作のプリントを使っての授業。これは教科書を用いての復習も難しいんですよね。

 

 ここまでは授業(学校)の問題。そして私が思うのは「国語(日本語力)」の低下も大きいと思うのです。

 ホントにこのままでいいのかと悩みは尽きません。私にできること。まずはそろばんで、そして塾指導で「基礎的リテラシー」の徹底を頑張ろうと、改めて想いました。

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