ようやく、言われ続けたことが繋がってきたようです。生徒の中に「焦り」や「諦め」といった感情が見えてきました。
そりゃそうですよ。人生で初めての大きな経験をしたわけですからね。そして「この結果が人生に多大な影響を及ぼす」こと自体は事実です。
でもね、「多大な影響を及ぼす」だけあって、「人生の結果がある程度決まる」なんてことはないわけです。もっと言えば、いわゆる「偏差値」という物差しをあて、多少のレベル差があったとしても、それはあくまで「その高校に合格するために、現状求められる学力の相対値」であるわけです。
さらに言えば、それ相応の実力を持つ生徒を合格させて集めても、その実力を潰してるとしか言えない指導をしてしまう高校だってあるわけです。去年度まではまともだったのに、方針変更でだめになっちゃうなんてこともあるわけです。
とどのつまり、「その生徒が持つ運・不運」や「めぐり合わせ」によって、不合格であったことが結果的に良い方向に転んでいることもあるわけです。
そんなことを言い出したらキリがない。ごもっともです。でも、大切なことっていうのは、「これまでの努力がきちんと報われたかどうか」であるべきだし、「報われなかったならば3年後、7年後に改めて報われるためにどうすればいいかを考える」ことだと思うのです。
これまでの努力を変えることも覆すこともできませんが、これからの努力はいかようにも変えることができるのです。
そんなお話を中3にはしておきました。私はいつまでも君たちの味方ですよ❗