今日思うこと

　あの悪夢「東日本大震災」の日から７年が経過しました。

　この震災で命を落とされたすべての皆様、ご遺族の皆様、そして関わっておられたすべての皆様に、心からお悔やみを申し上げます。

「東日本大震災」は、地震について研究をした私にとっては本当に衝撃でした。地震の規模も、その後の被害もすべてが想像を超えるものでした。私はあの日以降、子供たちの不安の顔がとても心配でした。子供たちは毎日テレビを見て、不安でいっぱいでした。日本がどうなるのか、私たちは大丈夫なのか？　ここ（大阪）にも地震や津波は来るのか？　そろばんの授業を止めて、子供たちの不安に向き合いました。少しでも不安を取り除く限り、私の持つ知識を総動員して子供たちに伝え続けました。

　そのときから、私が研究したこと、学んだ知識を子供たちに伝え続けてきました。と同時に地震をはじめとした自然災害に対する心構えや知識も事あるごとに伝えてきました。

　私ができること、それは子供たちに伝え続けることです。命を落とさないために、少しでも知識と知恵を伝え続けることです。


　本日は、私の自慢の教え子たちが「珠算優良生徒表彰式典」に参加していますが、そろばんの生徒たちの晴れ姿も見たいのですが、３年生の入試前日なので弟先生にお任せしました。

　明日、私の想いを伝え続けてきた中学３年生がいよいよ入試の舞台に立ちます。これから最後の時間を３年生たちとともに過ごします。

　私の自慢の教え子たちも、一歩一歩次の舞台へと進み始めています。それでも私は「そろばんとお勉強だけを伝える」指導者ではなく、私が伝えることができることはすべて伝えることができる指導者であり続けたいと思います。

本日、表彰を受ける生徒のみなさん、「おめでとうございます」

明日、入試の舞台に立つ皆さん、「自分のすべてを出し切ってください」

そして今、天国から見守っていただいているすべての皆様に、「私は伝え続けます」