端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

出会い

2007-05-09 | Weblog
とても 嬉しいことがありました。

田舎に住む私が バック作りに使う 古布を 手に入れる 骨董市は
綾町の「酒泉の杜」で春と秋2回開催されます。

二日間の営業は日の出から日没まで の呼びかけで それはそれは
沢山の 物好きが集まります。

この骨董市で いつも覗く古布屋さんが あります。
山口県からみえているのですが ここの女主人 大きな銭袋を前に下げ
呼び込んでいます。
金に糸目をつけない 奥様など すぐに分かるらしく 私なんぞは
いつも 軽い扱いでしたが この春 店の前に立ったとき ちゃんと
覚えていてくれたのです。

何回も何回も めぐって 最後に「この型染めの布が私の袖を引くから
つれて帰りたいけど 勉強して」と買った秋の骨董市のこと 覚えて
居てくれたのです。

感激した私 バックの中の小銭入れの中身を出して 「大きいお金は
貯金して 小銭を入れて」とプレゼントしたのです。
すると 女主人 名詞を差し出し 私の住所を書くようにペンを出した
のです。

そんなこと 忘れていたら 留守中に 商売にならない端布を送ったと
のこと 無愛想とも取れるその声は 私に気遣いをさせない心配りが
感じられるものでした。

そして 届いた布の一部が 写真です。
御礼の電話をいれ 「今日は どちらの旅の空ですか?」と聞いたら
「今日は たまたま 自宅で明日から 日本海側よ」との返事。

何より 嬉しいプレゼントの送り主は 軽くいいました。
「一期一会」を 肌で感じた出来事でした。
コメント (4)
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