世間的には、お盆休みが始まった。
日々、汗する友人が、しばしの間、ホッと一息つく
顔を想像している。
立秋は過ぎたとは言え、まだ夏の盛りの只中で、
蝉時雨に囲まれながら、過ごしている。
私は、ほぼ毎日の、ブログの俳句を歳時記片手に
考え、同時進行でキルケゴール著作集を
読み進めている。
キルケゴールの初期の著作、「あれか、これか」
はハードカバー4冊分ある大著で、
おそらく専門家以外の世の読書家は、
誰も完読していないのでは、と思わせる
険しい坂道である。1巻目は、ほぼ導入部で、
著者の世間への斜に構えた論評で終わる。
2巻目は、自分の恋愛経験を戯曲の形で
茶化した「初恋」とその恋愛経験を割と
現実的に、日記の形で書いた「誘惑者の日記」で
この本の中心をなす。3巻目、4巻目は、
婚約破棄前に描かれ、結婚して働く倫理的生活の
美徳が綴られている。結局は、自らの婚約破棄で
破綻する部分となっている。
キルケゴールは、哲学者にしては作家気質で
脱線の多い、要領を得ない長文を書く。
この二本柱が、私の現在の根幹となっている。
長文を筆の向くまま書き綴る作家学者と苦闘する日々
日々、汗する友人が、しばしの間、ホッと一息つく
顔を想像している。
立秋は過ぎたとは言え、まだ夏の盛りの只中で、
蝉時雨に囲まれながら、過ごしている。
私は、ほぼ毎日の、ブログの俳句を歳時記片手に
考え、同時進行でキルケゴール著作集を
読み進めている。
キルケゴールの初期の著作、「あれか、これか」
はハードカバー4冊分ある大著で、
おそらく専門家以外の世の読書家は、
誰も完読していないのでは、と思わせる
険しい坂道である。1巻目は、ほぼ導入部で、
著者の世間への斜に構えた論評で終わる。
2巻目は、自分の恋愛経験を戯曲の形で
茶化した「初恋」とその恋愛経験を割と
現実的に、日記の形で書いた「誘惑者の日記」で
この本の中心をなす。3巻目、4巻目は、
婚約破棄前に描かれ、結婚して働く倫理的生活の
美徳が綴られている。結局は、自らの婚約破棄で
破綻する部分となっている。
キルケゴールは、哲学者にしては作家気質で
脱線の多い、要領を得ない長文を書く。
この二本柱が、私の現在の根幹となっている。
長文を筆の向くまま書き綴る作家学者と苦闘する日々