超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

幻想俳句・初春2022

2022-01-05 20:36:55 | 自作俳句
俳句歳時記で、今年の新春俳句を作る。

書く人の濃淡が出る年賀状
雑学書買いためておき読み始め
舶来のベージュのシャツを買い初めす
獅子舞の置き物笑う年が明け
恒例のワルツ流れて雑煮食う
苦も楽もやがては埋まる初暦
行く年を鐘で忘れて初湯入る
あの人が携帯に居る初写真
できるだけ明るい文字の初日記
幼少の母の笑顔と福笑い
初夢に余りに淡い人の影
舞鶴のような晴れ着の蓬莱仙
獅子舞とサンタの横に鏡餅
今年こそ七福が来る宝船
初空にもう慣れてきた猛吹雪
憧れに結界を張る注連飾り

今年こそ七福が来る宝船ワルツ流れてまた雑煮食う
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古事記がわかる本を読む

2022-01-04 21:58:22 | 無題
今日は由良弥生著、王様文庫の「古事記」を読んだ。
上巻に濃厚な神話が集中している。
イザナキとイザナミの情交による天照大神とツクヨミと素戔嗚(スサノオ)の誕生。
イザナキ、イザナミの冥界神話で決して振り返ってはならないという禁を
破り、妻を残してイザナキが地上に帰る話。
素戔嗚(スサノオ)の反抗と高天原からの追放。
素戔嗚の八岐の大蛇(やまたのおろち)の退治の話。
天つ神と国つ神の対立と和解。出雲の大国主が天つ神に国を譲り、
出雲大社を建ててもらう話。天岩戸に隠れた天照大神をアメノウズメの裸踊りで
誘い出す話、因幡の白兎がワニ(鰐鮫)を騙して皮を剥がれる話。
海幸彦と山幸彦が道具を交換して、山幸彦が釣り針を落としてしまい、
海の姫と契り、地上に戻って兄の海幸彦を従える話と続き、
山幸彦の子孫が初代天皇とされる神武天皇となる。
中巻では、日本武尊の話がおもしろい。
神武天皇の子孫、景行天皇の息子、日本武尊(ヤマトタケル)は父に疎まれ、
西の熊襲退治を命ぜられ、出雲平定を行い、大和の国に戻ると、
東征を命ぜられ、焼き討ちを行い、草薙の剣で草をなぎ倒して
これを果たし、疲れ果てて命尽き、白鳥となって天に消える。
イザナミ、イザナキの成り成りて成り合わぬ処と、成り成りて
成り余る処を重ねるという表現が素朴でよかった。
この著者、由良弥生氏も、記紀の作者も、
どこまで伝承かはともかく、文才がある。

いにしえの大らかすぎる表現の神話世界を一巡りする




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仏教史と密教の雑学の本

2022-01-03 17:34:48 | 無題
年末年始に時間が空くとみて、一般教養書を4冊取り寄せた。
昨日読んだのは、王様文庫の並木伸一郎著「日本の仏さま」。
そのうち3分の2は、簡単な日本仏教史となっている。
これは、意外と便利。
残りは、諸仏の説明と、名僧伝。
呪法寄りに書いてある。諸仏は名前はよく知られている
インド起源の大黒天、毘沙門天などの神々が多く、
たくさん居るので、覚えることもない。
日本仏教入門としては、割とさらっとできている。
最後の、仏教の予言みたいなところは、ほぼ眉唾だ。

今日読んだのは、同じ著者の王様文庫の「密教の謎」。
密教についての噂話と雑学。
誰が誰を呪ったのかとか、各種の印の結び方や
諸仏の真言・マントラが書いてある。密教ヲタク以外、使い道が判らない本。
あっ、創作の種本にはなるかも。
歴代の天皇や公家や武将が、いかに密教の呪法に期待を込めて加持祈祷を頼んでいたかが
分かる。密教は日本に伝わったのは古いが、他の宗派の教えより仏教のなかでは
新しい教えだった、というのは、言われてみれば、その通り。

密教の秘伝をめくっているときに足がよろけて部屋を転がる
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今年のおみくじ短歌

2022-01-02 05:26:16 | 無題
大晦日から元旦に掛けて、ジョージ・ハリスンの夢を見た。
新春の朝食は、かまぼこ、黒豆、昆布巻き、きんぴら、旨煮、飯寿司と雑煮。
大晦日に、一般教養書が4冊届いた。王様文庫の、
「古事記」と、「日本の仏さま」、「密教の本」、の三冊と、
知的生き方文庫の「老荘の言葉100」である。
年末年始の気楽な娯楽本として入手したが、読む元気がまだない。
昼食は、塩バター・フランスパンと6Pチーズ。
外は一日中、猛吹雪で近所の八幡宮に初詣も行けていない。
晩はハウスのカレーライス。
夜は、ニューイヤーコンサートのウィーンフィルとバレンボイムの
ワルツをラジオで聞きながら、入力仕事を済ます。
年賀状は数枚来たが、今年も元旦のあけおめメールはなかった。
今朝は、野球部員として、監督から叱咤激励される夢をみる。
これが、初夢というのだろうか。意味も判らない。
今日は、元気が出たら、映画のDVDを見るか、
教養書を読んで要点をまとめようと思う。
吹雪が止んだら、近所の八幡宮に、諸事祈願して、
御神籤を引いてこようと思う。
あそこのおみくじは、縁起のいい短歌が書いてあって、
面白い。毎年おみくじ短歌を受けて、自分の言葉に書き直した短歌を作っている。
今年がいい年になりますように。

初日の出末広がりに輝いて大きな海を黄金に照らす
(自作)大体、こんなのが書いてある。

実際先ほど八幡宮に行って引いてきたお御籤には次の歌が書いてあった。

大空にのぼる朝日を拝(おこが)みて心清しく今日も出でゆく—大吉
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