仕事が忙しく、なかなかEQ6proを持ち出すことができずにいました。
撮影計画ばかりが募り、欲求不満が爆発しそうでした。
で、ついに買ってしまいました。
ニュートン式反射望遠鏡。
しかも、口径250mm、焦点距離1000mm。
素人が持つには結構でかいです。
笠井トレーディングのGINJI-250FN。
購入にあたり、もっとも悩んだのが、光軸調整ができるかどうかが一つ。
もう一つは、ガイド撮影ができないことです。
GINJI-250FNは重量15kg。
EOS 60Daが800gとして、コマコレクターと合わせて約900g。
それだけで16kg近くなる。
EQ6proの搭載重量の上限が17kg。
あと1kgでガイドシステムを搭載することが事実上不可能だ。
では、反射望遠鏡としてもっとも普及している口径200mm、焦点距離800mmにするか。
これなら重量的にはかなり余裕がある。
しかし、それでは、みんなと同じものしか撮れない。
SD-80ALで観測していて、焦点距離1000mmでは少々物足りなく感じているのに、それを800mmにスペックダウンして、満足できるのか。
悩んだのですが、最後は見切り発車でした。
最悪、SX-50HSでもくくりつけて、手動ガイドを行えばよいのではないか。
欲しい望遠鏡を買おう。
手元に届いたGINJI-250FNは、想像以上に大きかった。。。
重量15kgも思った以上に重かった。
持ち運びは相当気を使います。
しかも、横置きでは光軸がズレやすいであろうことから、縦置きで運ぶ必要がある。
幸い、僕の愛車Airwaveは縦置きが可能。
でも、なにで固定するか。
床に直置きはやはり避けたい。
GINJIのためにハンモックを購入しました。
運転席と後部座席のヘッドレストにハンモックをかけ、GINJIを中空に浮かし、縦に置くことを可能にしました。
あとは光軸調整を身につけるのみ。
GWになり、久々にチャンスが訪れました。
しかし・・・月が明るい。
月齢18.7。
光っている面積が72%だそうだから、むっちゃ明るい。
しかし、そんなことはお構いなし。
撮影する時間を設けることができ、なおかつ、空が晴れている。
それだけで十分です。
ファーストライトはやはり子持ち銀河M51でした。
銀河らしい銀河。
確かに、SD-80ALよりはかなりよく写っている。
しかし、次元が違うほどは違わない。
うーむ、この程度の差なのか?
まあ、月明かりの分を差し引けば、許せるか。
お次は、M57。リング星雲。
な、なんと。。。
こんなに美しいものが僕に写せてしまうのか。。。
これは予想していなかった喜びでした。
次は、M13球状星団。
これも見事な球状星団でした。
次に月。
気のせいか、ずいぶん精彩に見えます。
SD-80ALよりずっと詳細に見えます。
試しにPENTAX Qに乗せ替えて撮影してみました。
コペルニクス・クレーターが見事です。
SD-80ALでは、こうはいかない。
雨の海。
晴れの海。
ティコ・クレーター。
最後に土星。
土星だけは残念でした。
なぜこの程度の写りなのか。
口径が大きいことを考えると、もう少しマシな写りであって欲しかった。
カッシーニの間隙がみえるかと期待していたのですが・・・。