マイホームに移り住んで3年が経過しました。
太陽光発電もほぼ、3年が経過しました。
果たしてその後、イン・アウトバランスはどうなっているのか。
これが現状のようです。
この3年間の発電量が6,457kWh。
業者の予想では、年間発電量が2357kWh、つまり3年に直すと7,071kWh。
やはり現実は甘くないですね。
売電額が26円/kWh
買電額が25.8円/kWh (日中の買電額です。夜間は17.78円/kWh)
買電額、こんなに高かったでしたっけ?
以前はもう少し安かったような。
契約は東京電力のスマートライフプランです。
つまり、売電額も買電額もほぼ同額。
これは計算が楽だ。
以下、イン・アウトの概算。
売電額も買電額も26円とします。
この3年間の太陽光発電をお金に換算すると、
6,457kW×26円=16万7千882円
売電額は、3,936kW×26円=10万2千336円
これが10年間続くと仮定すると、それぞれ3.3倍して、発電量の額が55万4千10円、買電額が33万7千708円。
その差額は、太陽光発電した電力のうち、我が家で消費した電力量の金額、つまり東京電力から買い取るはずだった電力量、さらに別の言い方をすると、浮いた電気料金ということになります。
それが21万6千302円。
固定価格買取制度終了後の10年間を考えます。
固定価格買取制度終了後、買取価格が8.5円/kWhに大暴落。
東京電力からの買電額は現在よりおそらくもっと上がるでしょうけど、現状と同じ26円/kWhと仮定しました。
固定価格買取制度終了後の10年間の発電量を最初の10年間と同じ6,457kW×3.3=213,081kWhと仮定。
売電額が、3,936kW×3.3×8.5=11万404円
太陽光発電で浮く電気代が21万6千302円。
合計32万6千706円の収入に相当する効果が期待できることになります。
太陽光発電を初めて20年間で88万円相当の収入が期待できる計算になります。
設置費用が66万円。
差額が22万円。
太陽光パネル設置後20年間で22万円の儲け?
もちろん、こんなに甘い話ではありません。
屋根の塗装をする際、もしも太陽光パネルを外して作業する場合は、20万円は余計にかかりそうです。
<参考記事> 必見!太陽光パネルを設置した屋根を塗装する際の注意点
さらにパワーコンディショナーの交換費用も考えなければなりません。
パワコンの交換費用は一般に20万円程度と言われているよう。
<参考記事>パワコンの寿命と交換費用は?
それ以外の要素も考えなくてはなりません。
太陽光パネルの発電効率は時間経過とともに下がります。
25年前のもので、元の性能の90%程度を維持しているとのこと。
参照記事<30年以上稼働?!太陽光発電(ソーラーパネル)の寿命・耐用年数>
20年後、私がフルタイムで働いていない可能性があります。
その場合、在宅時間が長くなる分、在宅で消費する電力量が増えるので、売電額が減り、日中に浮く電気代がそれ以上に増加する可能性があります。
総合的に考えると、最初の20年間で20-30万円のマイナスバランスになりそうです。
うーむ。
2kWhと平均よりかなり少なめの発電能力であることが不利に働いていると思われます。
平均的な3kWhだと、だいぶ計算が違ってくるのでしょう。
3kWhの太陽光発電能力だったとしても、プラスバランス、つまり「得をするのは結構ハードルが高い」と思った方がいいかもしれません。
プラスマイナスゼロくらいに思っておいた方が良さそう。
でもまあ、電力供給が途切れた場合の非常用電源としての安心感があります。
再生可能エネルギー普及の一翼を担っている満足感があります。
毎年1万5千円ほど、社会のために寄付していると思えば納得できます。
何より、太陽光発電したい!という僕の思いがありますので、これくらいの出費はよしとします。