青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

あはれ花びらながれ

2012年03月20日 06時51分39秒 | 文芸・アート
3月20日(火)

まだ寒いですが、今日は春分の日。

いつもなら、白い冬がもっと続けばいいと思うのですが、
今年は十分ユキイロも堪能。この季節に少し飽きた感じも。
思いと期待はもう次の季節へ。

私のブログテンプレート(背景)も、春バージョンへ替えて
しまいましょう。雪山から桜の花へ。

さくら となると、私が思い出す詩はこれです。


     甃(いし)のうえ

      あわれ花びらながれ
     おみなごに花びらながれ
     おみなごしめやかに語らいあゆみ
     うららかの跫(あし)音 空にながれ
     おりふしに瞳をあげて
     翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
     み寺の甍(いらか)みどりにうるおい
     廂(ひさし)々に
     風鐸(ふうたく)のすがたしずかなれば
     ひとりなる
     わが身の影をあゆまする甃のうえ

               
                    (三好達治「測量船」より)

高校1年のときの現国の教科書の最初のページにありました。
のどかで明るくて少し孤独な青春の季節がよみがえる気がします。