7月13日(月)
12日の日曜日におうちBBQをやった夜は、久しぶりに陽を浴び過ぎたのか、よく眠れなかったのか、12時過ぎにいったん目が覚めた。
そんなときは、ラジオ深夜便をつけるのだが
北海道礼文島からの現地レポでは、今、花が真っ盛りだと聞いて懐かしがって・・
そして、五木寛之の電話越しのインタビューになった。
「おお、五木先生、生きていたのだ!」
ずっと、新刊本が出ていないし、以前は深夜便でも時々トークがあったのに、ここのところまったくメディアではお目にかかっていない。御年87歳、こりゃあとうとう病気になって寝込んでいるに違いない、と密かに思っていた。
近影
じゃあない。ガチガチにお元気だった。何より、何よりです。私のアタマもコロナで散髪に行ってないので、先生のような髪型になってしまいました。家内からは、後ろで結ったらと言われてます(笑)。
きょうのトークは
「コロナ禍の今、私が考えること」
詳しくは下の早速アップされた U-tube で。
締めくくりの五木先生のお言葉
「コロナで重苦しい思いの人に贈るとすれば、どんな言葉を贈りたいと思いますか」とのNHKアナの質問に対して
「物事には必ず二つの側面がある。暗くて重いものと、明るくてみずみずしいものと、両面必ず二つある。どちらを見つめるか、どちらの側に身をおくかということで生き方、変わってくると思います。ですからこういうこと(コロナ)をひとつのきっかけにして、新しい世界が始まるのを、どういう新しい世界なのだろうという好奇心を持って、被害者意識に生きるのではなくて、前向きに自分のくらしを設計していくのが大事なのでは。」
はい、私もそう思います。
五木のコロナ前の生活はずっと完全な夜型。それが不可能になって朝7時起き、夜12時就寝へ一大変化。そこから新たに見えてきたもの、楽しみも出てきた体験に基づいての言葉だった。
ご関心があれば、
2020 07 13 五木寛之の ラジオ千夜一話/コロナ禍の今・私が考えること・前編/いつきひろゆき・作家 NHK ラジオ深夜便
その他にも、五木の最近の寄稿があった;
五木寛之「コロナ後は三散の時代がやってくる」20.6.17 東洋経済
https://news.yahoo.co.jp/articles/821f9f0a15a31261758ceea4ae2090db9d8013ee
たしかに、これは社会記事を丹念に読んで、思索しているかたの意見だ。87歳にしてここまで知的レベルを保てるのは驚愕だ。