さて、みなさま、お元気でございましょうか。
なんか、もう暑くなってませんか?
東京はもう、真夏日のような天気が続いておりますぞ。
今年の夏は、いよいよ、ホット・ロッキン・ナイト(HRN)が復活しますからね。
うちのバンドは、5年ぶりくらいの大型ライブで、ワクワクしておりますぞ。
それはともかく、ザ・バンドについて語り続けているこのシリーズ。
前回とその前で、ファーストとセカンドについては語りましたな。
・・・・・・・(遠い目)
あ、すいません。
ザ・バンドのアルバムは、ファーストとセカンドが最高!
それ以降は・・・正直、パワーダウンは否めません(さらに遠い目)
というのは、ファーストとセカンドで、あまりに有名になったバンドのメンバーたちが、
麻薬と酒で、ボロボロになっていくばかりなのですよ。
特にひどいのがリチャード・マニュエル。
ファーストの時にはたくさん曲を書いて歌っていたのに・・・
ぜんぜん曲を書かなくなって、声の美しさも、落ちていきます。
まあ、それでも十分に魅力的な声なんですけどね。
他にも、リヴォン・ヘルムとリック・ダンコは麻薬にどっぷり、だったらしいっす。
あれ、ヴォーカリスト全員じゃん(遠い目)
なもんで、この先のアルバムで見るべきものは、そんなにないのですが・・・
今回しっかりと聴きこんで語ろうと思っているのは、
3枚目のアルバム「ステージ・フライト」ですよ。
いや、このアルバムは、ファーストやセカンドに比べるとあれだけども。
十分に、名盤だと思うっす!
ここ最近、50周年記念リマスター版が順次出ているので、もちろんこれも買ってます。
めちゃくちゃびっくりしたのは、オリジナル版から、曲順が差し替えられているところ。
どうやら、当時のバンド内の人間関係が、ギスギスしていたらしく。
ロビー・ロバートソンが1人で書いた曲を、アルバムの1曲め、2曲めに置かないようにしたらしい。
うわあ、そんなことに気を遣わないといけない感じになっちゃっていたのか・・・
そして、曲順まで変わったこのアルバムを改めて聴き直してみると。
うーん、オリジナルに強い思い入れを持っている人からすると不評かもしれないけども。
おいらにとっては、名盤度が増したと思うっす。
曲順はリマスター版の方がいいような気もするし、各楽器の音がクリアに聴こえるし、
何より、ヴォーカルの美しさが段違いになっている気がするっす。
んで、このアルバムくらいから、おいらは、
リック・ダンコ
の歌声が大好きになってくるんですわ。
これまで、リチャード・マニュエルとリヴォン・ヘルムの影に隠れがちだったんですが。
どんどん、歌声が素晴らしくなっていきます。
なんだか、もの悲しいような、それでいて、力強さもあって。
胸に響く声を持っているなあ、とうらやましいかぎりですわ。
というわけで、おいらがこのアルバムで、最高に素晴らしいと思う曲を聴いていただきましょうか。
これは、うちのバンドでやるには難しすぎる曲だとは思うんですが。
この難しい曲を、リック・ダンコは、フレットレス・ベースを弾きながら、歌ったらしいのですわ。
ロビー・ロバートソンが、リマスター作業の時に聴き直して、
リックは、どうして、こんなことができるんだ?
と思ったらしいっす(笑)
では、聴いてみてくださいまし。
Stage Fright (Remastered 2000)
いやあ、やっぱり、カッコいい曲だよなあ(遠い目)
リックの歌声がたまらんです・・・
ここ最近、おいらはベース・パートを弾きながら歌うことが多いので。
ベースを弾きながら歌うことの難しさを、痛感しているところなのですわ。
でも、リックのこの演奏を聴くと、
まだまだがんばろう!
という気持ちになれるっす(鼻息)
というわけで、以下次号じゃ!!