荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

愛馬に会いに行く

2015年09月02日 | 散文
愛馬が札幌競馬場で2歳新馬戦を快勝しました。
一旦帰った牧場から、昨日出発して、今日クラブのトレーニングセンターに入って、明日栗東の厩舎へ移動する(結構ハードな長距離輸送)とのこと。
今日しか会えるチャンス無い!

天気は悪そうですが、前日クラブの事務局に電話して了解を取って、トレセンに会いに行くことにしました。

ここは初めての訪問です。
従業員が事務局からの連絡を受けてくれていて、「○○(愛馬の名)なら、そこの厩舎の2番目に居ますよ」と教えてくれました。

えっ!勝手に入っていいの?

「初めまして」
人に慣れていて、鼻づらや首筋を撫でさせてくれます。

生き物の温もりが掌に伝わってきます。
愛しさが増します。

担当厩務員がやって来て、移動後の様子や、先般のレースの感想や、兄姉の活躍ぶりや、母親とタネ馬との相性や、次回阪神競馬場でのレースへの期待やら、話は尽きません。

愛馬は今朝こちらに着いて、明朝出発する予定とのことです。
ホントに、ピンポイントのタイミングでの面会です。

「外へ出しましょう」と頭絡を付けて、曳き綱を引いて、洗い場の前へ出してくれました。



460kgくらいの馬体です。
思ったより小さいです。
まあ、2歳だからこんなものでしょうか。
額に小さなホシがある以外、全身真っ黒の青鹿毛が凛々しいです。

が、厩舎に居る時と違って落ち着きがありません。

外に出て興奮しているのでしょうか?
前搔きする、蹴る、旋回すると動きっぱなしです。



そんな姿も愛しいですが、写真を撮る私は、馬の周りをグルグル回りっぱなしです。



近くで作業をしていた従業員がやって来て、「ハエが鬱陶しいのでしょう」と腹に集っているハエを退治してくれました。



落ち着いたようです。



その後、トレセン内を見学します。

見学者は私一人ですが、勝手に見学させてくれました。
厩舎内を歩きます。
人の気配を察して、馬が顔を覗かせます。
もうすぐ夕飼とのこと。なるほど。

どの馬も、競走馬らしくありません。
おとなしいです。

外から見た厩舎です。



人の気配に、馬が出てきます。

ホントに、競走馬らしくなく、みんなのんびり過ごしています。
良い環境だと思います。

厩舎の向こうに、クラブ事務所と屋根付き坂路コースが見えます。



ゲストルームからも、調教風景が見えるようになっています。



忙しそうな担当厩務員に帰りの挨拶をして、愛馬の厩舎から洗い場前に出ます。
左に愛馬のボロが落ちています。
従業員の方に、また、掃除する手間を掛けさせてしまいました。申し訳ありません。

従業員の方はみんな明るく親切でした。
急な訪問でご迷惑をお掛けしました。
そして、ありがとうございました。

コメント (2)
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