荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

ねむの木の庭

2015年11月15日 | 散文
先日園遊会が開催されました。

天皇家の最大のヒットは、美智子様を皇太子妃として迎えた事だと思います。
旧華族からでなく、平民から迎え入れた事は皇室の革命でした。
これで国民は一足飛びに時代の転換を理解し、天皇家に対する注目度が高まりました。

その後、皇后様は今上天皇と一緒になって皇太子たちの成長を公開する等、現在の親近感が持てる皇室を創り上げました。
一方、その革命に伴うご心労は、筆舌に尽くせないものがあったと推察致します。

さて、数年前に、皇后様の生家である正田家が売却されるとの話がありました。
結局、皇后様のご意向もあって、公園になった「ねむの木の庭」へ行ってみました。


公園は、自転車で上がるのは大変な丘の上にあります。

<案内板の記載内容>
「この公園は、皇后陛下 美智子様のご実家・正田邸の跡地に開設したものです。

昭和9年10月20日、正田家の長女としてお生まれになった皇后様は、昭和34年4月10日、民間初の皇太子妃として皇太子殿下(現天皇陛下)のもとへ、この地より嫁がれました。

品川区は、平成15年にこの土地を譲り受け、皇后様がお誕生からご成婚までを過ごされた場所にふさわしい場所として整備しました。


この公園には、ご成婚当時の門を再現しているほか、皇后様ゆかりの木や、お歌の中で詠まれた樹木草花を多数植え、訪れていただいたそれぞれが皇后様に思いを馳せていただけるようにしました。


またこの公園の園名は、皇后様が高校生時代におつくりになった「ねむの木の子守歌」や、皇室に入られた後にお詠みになったお歌の中でも使われたゆかりの樹木「ねむのき」にちなんで命名いたしました。」


斜め前にベラルーシ共和国大使館があります。


門前から伸びる道路沿いにはインドネシア大使館もあります。


近くには、旧島津邸をそのまま使っている清泉女子大学もある、


超高級住宅街です。
このような環境でお育ちになられたのですね。

そういえば、皇后様が嫁がれたとき「平民の子女」と言われていたけど、「庶民の子女」とは言われていなかった事を思い出しました。

コメント
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