荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

初秋の谷中の路地/2018年

2018年10月03日 | 散文
明らかに夏の空とは違います。
抜けるような青空です。


空気が澄んでいるせいだと思います。
築地塀がくっきりと、輪郭がよく見えます。




左右の塀の対比も面白いです。


散策は続きます。

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築地市場の閉鎖に際して、

2018年10月03日 | 散文
来る6日に築地市場が閉鎖されます。
在りし日の姿を記憶すべく行ってみました。

市場の正門です。


路線バスが入って行きました。
行き先表示が「築地市場中央」となっていました。
そんなバス路線が有るのを知りませんでした。
もう無くなりますね。


横断歩道を渡って正門へ行きます。
先ず目に入ったのが「案内図」です。
外国人用に記載しています。


その脇が正門です。
文字が判読できません。
かろうじて下段が「中央卸売市場」と読めます。


正門脇には、やっと判読できる木の看板「築地市場 正門巡視詰所」があります。
色々なトラブルに対処してきたのでしょうね。


正門脇の塀には「東京都指定旧跡 浴恩園跡」の由緒書がありました。
へえー、松平定信の下屋敷だったのですか!
今更ながら、知りませんでした。


さて、今日の目的物です。
ここに有ると聞いていました。
閉鎖・解体される前にどうしても見ておきたかった不幸な記念碑です。
アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験で被爆した、第五副龍丸が水揚げしたマグロをこの市場に埋設・廃棄した告知板です。
実は、その被爆したマグロを埋めた場所がどこか、不明なのです。
どのように埋めたのでしょうか?
鉛で覆って、コンクリートで固めて、でしょうか?
露天掘りの穴に、マグロを投げ込んで?

市場関係者が遺してくれたおかげで危険を認識できますが、市場閉鎖後にも問題を残す、そんな危なっかしい告知板なのです。

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