荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

千賀ノ浦部屋の正月風景/2019年

2019年01月05日 | 散文
台東区の隅田川の近くにある「千賀ノ裏」部屋にやって来ました。


玄関先は民間の建て付けです。
お正月飾りも一般民家のそれよりちょっと豪華な程度です。


昨年のこの部屋は色々ありました。
突然貴乃花部屋の相撲取りが引っ越して来たと思ったら、貴景勝が初優勝しました。
弟子を押し付けられた感じだった千賀ノ浦親方は望外の喜びです。
「棚からボタモチ」とはこのことです。
その喜びが冷めないうちに、貴ノ岩が暴力事件であっという間に引退してしまいました。
あの、暴力を受けてその加害者日馬富士を告訴(後ほど母国モンゴルの世論が味方せず、告訴を取下げ)した力士が・・・。
師匠は「まさか彼が!?」だったでしょう。
想定外なんてものじゃなかったと思いますが、親方の実直さで粛々と年を越しました。


この部屋先には部屋の名前入りの自販機があります。
相撲部屋に自販機があるのは珍しくありませんが、部屋の名前入りはここだけです。


勿論、一般人も購入できます。


相撲部屋の特徴の一つでもある自転車の列の向こうに、稽古を終えた「桝東欧」が顔を出しました。
彼は私が訪れる度に出逢います。
私と相性が良いのでしょうか?


その稽古場のドアの所で彼に出会いました。
「写真を撮らせてよ」
と声を掛けます。
屈託のない笑顔が好感を持てます。

「四股名は何と言うの?」
「まだありません」
「まだデビューしていなんだ、何歳?」
「15歳です」
「へえー、今度の1月場所デビュー?」
「3月の大阪場所です。まだ中学生なので」
「へええ!名前は何と言うの?」
「石田です」
「石田さんか、覚えておくから頑張って出世してね」
僅か15歳で人生を決めた少年がいました。
その健気さと屈託のない笑顔に、いっぺんでファンになりました。
頑張れ!!

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矢切の渡しの正月風景/2019年

2019年01月05日 | 散文
矢切の渡しにやって来ました。


ビックリ!
こんなに並んでいます。


正月飾りがあります。


冬枯れで、風が強くて寒い江戸川です。
絶対に渡船で遊ぶ季節ではありません。


松戸側から船がやって来ました。


満員の客が降ります。


乗船を待つ列です。


乗り込みます。


船が出て行きます。


こんなに積み残しがありました。


船を見送ります。




松戸側から満載してやって来ました。
向こうへ行って、向こうでも並んで、帰って来るだけです。


下船・乗船が続きます。
ピストン輸送です。


こんなに寒いのに乗らなきゃいけないの?
帝釈天にお参りしたこの機会を逃すと次のチャンスはいつかわからないものね。



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