荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

2021年9月場所千秋楽翌日の風景

2021年09月27日 | 散文

2週間前に比べて黄色が増した銀杏並木です。両国国技館にあの華やかな幟が無くなりました。一夜明けると何にもありません。あの興奮の舞台が嘘のような静けさです。

 

場所が終わったのに力士が国技館に向かいます。あの浴衣は浅香山部屋のものです。

 

またやって来ました。相撲診療所へ行くのでしょうか? 相撲には怪我がつきものです。

 

スカイツリーが見通せる路地にやって来ました。

 

伊勢ヶ濱部屋です。昨日の千秋楽で照ノ富士が優勝しました。

 

玄関前は打ち上げの名残りです。

 

斜め前の家です。「横綱」の文字が増えました。

 

商店街の弁当屋です。いつもの横断幕です。

 

伊勢ヶ濱部屋周辺は思ったより静かです。大関や横綱に昇進したわけじゃないけど、新横綱の初優勝です。新横綱で優勝したのは史上9人目です。やっぱり快挙です。

 

昨日の優勝インタビューに感心しました。前回の大関時代と比べると人間的にずいぶん成長したように思います。念願の大関に復帰しただけでなく横綱に昇進し、昇進場所初優勝までしました。その、「一生懸命やって、良かったなと思います」の言葉に感動しました。あの辛口評論家の北の富士氏も、彼のインタビューを評価していました。

場所終盤は膝が良くないようでした。彼が一番、もう長く相撲を取れないことを知っています。もう、相撲取りとして望むものは無いように思います。いつ引退しても良いとの心境ではないでしょうか? そんな心境も忖度して、改めて「おめでとう!」です。

白鵬が引退するらしいです。その件で、国技館前でTBSのインタビューを受けました。一時代が終わります。

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羽二重団子の風景

2021年09月27日 | 散文

「日暮しの里」の団子屋です。

 

店脇の上野のお山に向かう坂は、芋坂です。戊辰戦争で彰義隊が武具を店の屋敷庭に投げ捨てて落ちて行った坂です。大河ドラマの渋沢成一郎もその一人だったと思います。

 

全面道路は王子街道です。彰義隊達はこの道を北へ逃げて行きました。この道は、正岡子規葬送の道でもあります。

 

「いも坂」と「王子街道」の道標です。

 

正岡子規の句碑があります。夏目漱石や森鴎外などの文人に愛された団子屋です。「芋坂も団子も月のゆかりかな 子規」

 

店の歴史を語ります。

 

 

この店がすっかり風景に馴染みました。人間って、違和感を覚えても、その状態が続くと受け入れてしまうものですね。もっとも、建て直しに際して上記の説明板や道標や子規の句碑など、店の雰囲気を醸していたそれぞれを元の位置に復元しました。そんな配慮も馴染み易さに貢献していると思います。

 

もう、「氷」の幟暖簾も見納めですね。

 

この看板は変わりません。そう、現在の「羽二重だんご  ここ」です。

工事中の羽二重団子

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