立石の路地の突き当たりです。2度目の登場です。よく前を通りますが、今日は久しぶりに入ってみます。
裏塀いっぱいの恐竜です。およそお寺らしくありません。
正面に来ました。屋上のドームはプラネタリウムです。
そしてスペースシャトルです。やっぱりお寺らしくありません。
門の絵です。最初に見た時と同じ推理です。経文を持って帰る時に鼠が紙を食べて困りました。そこで、被害を防ぐために猫を一緒に持って帰りました。これが本邦の猫の始まりです。こんな古事に因んだ絵だと思います。当時の貴族は、背中が黒くて腹が白い猫を好んだそうです。
「證願寺」です。
入りました。
前回と何ら変わっていません。向かって左にライオンで、右にトリケラトプスです。何でこの取り合せなんだろう?ライオンと虎とか、トリケラトプスとティラノサウルスとかならまだ分かるのですが、、、
近づきます。ライオンです。その足元には、賽銭の代わりに砂利石です。檀家衆も変わっています。
本堂の階段途中には犬です。
そしてトリケラトプスです。
社務所前には、猫です。
と思ったら、この猫が動いたのです!?他の動物と同じく置き物だと思っていたのでびっくりしました。
トリケラトプスを眺めます。
隣りで猫が鳴きます。私が真似すると、応えます。可愛いです。何か餌になる物は無いかと見回しました。
餌椀と水椀が置いてありました。飼い猫ですね。私に何度も「ニャア」と呼び掛けます。可愛い声です。空腹か?餌椀は空です。・・・何かないか?
辺りを見回したら、玄関の貼り紙に気付きました。「ひっかきます!」だって!?「声はかわいいけど」だって! また可愛い声で私に鳴きました。手を差し出すところでした。引っ掻くのか!?そして大きく「のら猫注意」だって! えっ、餌をやっていて「のら猫」なのか??
こちらの猫科の王者は寡黙です。その向こうで「タカラトミー」の本社が見下ろしていました。
全然お寺らしくない寺です。
ユニークなお寺ですね。
興味津々、調べてしまいました。
まず、證願寺では、仏教発祥の地であるインドにならい、狛犬の代わりにライオンが置かれています。
これは、インドのお釈迦様の骨を祀った仏塔の上に、ライオンの像が用いられているためです。
そして、もう片方に置いてあるトリケラトプスは、
博物館が閉館する時に廃棄される予定だったものをお寺まで運んできたそうです。
境内に強いもの置くことで邪気を払おう、という思いがあるようですよ。
面白いお寺があるものですね。
私まで一緒にお散歩させていただきました。
ありがとうございました。
そう言う意味で置いているんですか!
お釈迦さまの骨を守る。強いものを置いて邪気を払う。なるほど。
このお寺、以前TVで紹介されていて、時間の関係でチラッとしか観られなかったけど、ユニークな和尚さんだったように記憶しています。
その時、こういうお寺になるのは、なるほどな、と思いました。
時々猫を見に覗いてみます。