荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

非系列無印ガソリンスタンドで思う

2021年07月06日 | 散文

ガソリンスタンドが随分少なくなりました。ピーク時の半分以下の数です。ピーク時は、コンビニと同じくらいの数が在って、道案内の目印にもなっていました。

ガソリンスタンドは危険物を扱うので、堅牢な設備が必要で投資にお金が掛かる商売です。ただし、昔はその数が決められていたので、建設が認められると周辺の客を独占できる商売でもありました。多くはその地区の名士や地主等金持ちが営んでいました。

ガソリンスタンドは元売りの看板を掲げた「系列スタンド」とそうでないガソリンスタンドが在ります。元売り系列に属さないないものは、「非系列スタンド」、「無印スタンド」あるいは「独立系スタンド」等と呼ばれています。

この店の場合は、「非系列無印スタンド」のカテゴリーだと思います。昔は沢山の非系列や独立系無印スタンドが在りましたが、現在ガソリンスタンドそのものが激減している環境下、系列スタンドより減少が著しく、このように今でも経営を続けているのは珍しいです。

改めて眺めます。「YAMATOYA」の「千住柳町SS」です。かつては「大和屋」でしょうか?

 

店の正面は「千住大門商店街」の入り口です。

 

偶々2018年に撮っていた、上記とは逆からの写真です。ここに「大門」と書いたアーチが立っていました。アーチの向こうがこのガソリンスタンドです。「大門」とは、吉原大門と同じく、遊郭の入り口に在りました。商店街周辺の「柳町」がその遊郭が在った場所です。かつてはここに大きな門が建っていた名残りだと思います。

「大和屋」の前身は遊郭の経営でしょうか? 色々気になるガソリンスタンドです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新築戸建て物件新発売 | トップ | トキワ荘公園七夕まつり準備中 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散文」カテゴリの最新記事