<荒汐部屋>
明治座前が華やかです。お正月興行の真っ最中です。
背後の壁は予告告知です。高島礼子に剛力彩芽に藤原紀香と、こちらも華やかです。
その近くに荒汐部屋があります。
このスペースは置物が逐次変えられています。師匠は中国出身の元前頭二枚目の蒼国来です。八百長疑惑で日本相撲協会から引退勧告を受けた後、裁判で身の潔白を証明して復帰した力士でした。そんな彼に前親方は部屋を託しました。ガラス張りの稽古部屋にして、外から稽古を見てもらうことにより、プレッシャーを克服する工夫を施すなど旧弊に拘らない師匠です。
ここには毛利三兄弟に因んだ、若隆元、若元春、若隆景の三兄弟が居ます。関脇を張って大関に手が届きかけた次男・三男が捲土重来をきっします。長男は三段目です。三兄弟同時関取も見たいです。
<立浪部屋>
新春の隅田川です。上空に鷹が飛んでいたら良いけど、飛んでいるのは鳶です。
隅田川の近くに立浪部屋は在ります。
相撲部屋でも数少なくなった門松が出ています。
大関豊昇龍の居る部屋です。日本人横綱を期待している身には悔しいですが、彼も横綱になると思います。なんたって身体能力が抜きん出ています。伯父さんは元横綱朝青龍だもの。大関になったモンゴル出身力士は全員横綱になるというジンクスも生きています。
私が初めて見た相撲部屋のラッピング自販機はここです。最初は「千賀ノ浦部屋」名でした。途中「常盤山部屋」の変遷を経て現在に至ります。
自転車の放列は相撲部屋の印です。
<陸奥部屋>
いつもの正月風景です。門松は出しません。大関霧島が連続優勝で横綱を目指す場所です。陸奥親方が4月で定年です。霧島は何としても今場所で決めたいでしょう。そうしたら春場所で、師匠に、彼がなれなかった横綱「霧島」の土俵入りを見て貰えます。部屋付き親方の鶴竜が音羽山親方となって独立しました。稽古に影響するか?
先場所の安定感で駆け抜けたい処です。国技館に一番近い部屋です。優勝杯を掲げて、歩いて凱旋したいでしょう。