「タワービュー通り」です。今日は情報たっぷりです。
やって来ました。自転車の放列が特徴の相撲部屋です。
屋根にスカイツリーが突き抜ける、お馴染みの相撲部屋です。 ここは友綱部屋でした。師匠は元関脇旭天鵬です。
今は外国人親方が珍しくなくなりました。また、現在の相撲界の隆盛はモンゴル出身力士に負うところが大きいと思います。旭天鵬はそのモンゴル出身力士第1号です。前大島親方が初めてモンゴルから数人の力士をスカウトしてきました。言葉も習慣も違う日本に来た旭天鵬を含む彼らは集団脱走しました。当時の外国は相撲界をよく知らない事もあって、国際問題になりました。
そんな彼らを前大島親方は親身になって育てました。旭天鵬が平幕で初優勝したとき、パレードのオープンカーで優勝旗を持ったのは大横綱白鵬でした。モンゴル力士の面倒を見続けた大先輩の優勝をみんな素直に喜びました。その時、前大島親方はその前場所終了後引退していたのです。
旭天鵬は友綱部屋で優勝しました。
そんないきさつがあって、確か前大島親方の娘さんと結婚した旭天鵬が大島部屋を継承するものと思っていましたが、彼が継承したのは友綱部屋でした。その後の経緯は知りませんが、旭天鵬が大島部屋と前親方を大事に思っていて、大島部屋を継承したかった思いが伝わって来ます。
看板が古いです。前大島親方が継がせたい、旭天鵬が継ぎたい、と思ってこの時まで保管しておいたものと思います。
さて、前面の路地を行くと、すぐです。
「若大将系及川鳩舎」が在ります。
そして、反対側を行くと大黒湯が在ります。久しぶりですが、健在でした。
日陰で小父さんが休んでいます。
こんな風景をまた見たくなります。
現在の旧大島部屋です。
歴史がこんな風に人の思いを乗せて継続するのは素敵です。
「若大将系及川鳩舎」はこちら。
「墨田区大黒湯」はこちら。
ゴールデンウイークを満喫していますね。
いよいよ夏場所開催ですが、観覧できるのですか?
チケットが取りにくい大相撲です。
入場できなければ、私同様、開幕前の雰囲気を楽しんで下さい。