いつの間にか更地になっていました。スカイツリーが見通せます。
いつもの事ですが、ここに何が建っていたのか全く思い出せません。よほどの特徴でも無いと、ただの景色としてしか捉えていないものなんですね。
この界隈は「木密地域」です。木造住宅が多く、おまけに密集しているので、狭い道路に消防車や救急車が入って行けません。予想されている首都直下型地震の際には、大きな被害が予想されています。
都は、数軒の土地に集合住宅を造って住み、住民+アルファの部屋を賃貸にして建設費を捻出するとともに住民の収入源とする。そして公園や駐車場等の火除け地を設けて延焼を防ぐとともに、道幅を広げて緊急車輌の通行を可能にする事業を提案しています。しかし、後継者の居ない老人はこのままで良いと考えるし、また土地の相続が行われていなくて地権者が複雑で纏められないなどが実情のようです。計画はしたものの、改善工事が進まないまま10年くらい経過しています。
どうやら1歩進んで、UR都市機構が土地の買い取りに乗り出したようです。私が立っている場所は、看板の青い部分の上方を斜めに走る四ツ目通りと、青い部分の右側を走る明治通りの交差点です。
青い部分の下方に、「キラキラ橘商店街」も含まれています。
更地の隣の建物です。当然対象地区です。
この界隈は銭湯を利用する住民が多いです。
木密度が高い地区です。
軒を接して暮らしています。
私の好きな界隈で残しておいて欲しい風景ですが、私の思いはしょせん第三者の利己主義に過ぎません。最近は各地で頻繁に地震が発生しています。一刻も早い対策が必要です。地震は待ってくれません。