言問通りの電柱に「質 古谷」の案内看板が有りました。根岸は正岡子規もよく散策した古い街です。質屋は「入谷鬼子母神裏」らしいです。
入谷鬼子母神の冬景です。
初夏には、この路地に朝顔売りの市が立ちます。朝顔市が過ぎると東京は梅雨が空けます。
塀際に説明板が有ります。
鬼子母神の塀の南端の角です。この路地を入るみたいです。
春待ちの路地です。
ここに看板が有りました。この角を曲がれば良いのかな?
それらしきものが見当たらなくて、Uターンの看板です。
振り向くと、さっきの看板です。・・・戻ります。
・・・まさか、ひょっとしてこれ?
随分前に廃業してる感じです。
質屋の営業継続は難しい時代です。上層階を共同住宅にして、複合経営に移行している店もあります。でも、跡取り息子が店を継がないと言ったらそれで終いです。
言問通りに戻りました。石碑が有ります。一つは、「入谷朝顔発祥の地」です。そして右に有るのは、琳派の創始者である尾形光琳の弟、尾形乾山が窯を開きその作品を「入谷乾山」と呼んだ、その窯元の記念碑です。
言問通りと国道4号線(旧日光街道)の交差点です。
まだまだ寒いです。
子どもの頃、両親が毎年必ず入谷の朝顔市に行って3鉢買ってくるのがお約束でした。
ちょうど中間試験にあたり同行したことはありませんが、今も朝顔市ってあるんでしょうかー?地方にいるとこの手のニュースは目にしないのでー。
《入谷朝顔発祥の地》いつかワタシも確かめたいと思いました〜
ご家族は江戸っ子だったんですね。
朝顔市はここ3年コロナが怖くて行っていません。
でも、伝統あるこの市が終わる訳はありません。江戸っ子が許しません。
毎年7月6日~8日の3日間開催されます。多くの祭りが集客を目当てに、金曜日~日曜日を開催日としますが、この祭りは江戸っ子の粋で、曜日に関係なく決まった日付けに開催されます。
今年はお出かけ下さい。
勿論、私も行く予定です。
余談、田舎育ちの私にとって、この鉢植えの朝顔は高額です。
田舎の朝顔はそこいら中にはびこっていました。