荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

鬼子母神 劇団唐組公演野立てテント

2023年05月25日 | 散文

上川口屋のお婆ちゃんに教えて貰った劇団唐組の公演テントです。鬼子母神の境内に野立てです。上川口屋の裏です。

「お婆ちゃん、ちょっと見てくるね」「あのねえ、左奥の所に看板が立っていて、そこに『ご自由にお取りください』って、チラシがビニールに入ってぶら下がっているから、あれを見ると良くわかるから」「ありがとう」

 

おお!好いです!私、劇団好きだけど、こういった野立てのテント公演施設を見るの、初めてです。サーカスのテントと似ていますが、サーカスの方が立派です。こちらの方が好みです。怪しげで好いです。

 

ちょっと興奮しています。あんな旗なんですね。唐組って!

 

あちらが入り口です。よく見ると、「定員188人」と有ります。少ないですね?!

 

雰囲気がとても素敵です!

 

お婆ちゃんが言っていた看板はこれですね。左の真ん中辺りのビニールにチラシは有りません...。

 

じっくりと看板を見ます。入場券は前売り大人4000円です。えっ、安いですね。満席で1日あたり約75万円の売上です。先週遭遇したとき、多くの人が働いていました。それと出演者や音楽や照明や運送費や等々です。毎日公演するわけでもないし、、、

 

「当日券有ります」「ある暑い日、僕の町内に『水を怖がる犬』の噂がひろがった」か、面白そうです。

 

 

 

 

上川口屋に戻りました。「チラシ有った?」「無かったです。ビニール袋が空でした」「それじゃあねえ。本堂の真裏にも置いていたから、ひょっとしたら残っているかも」「ありがとう、行ってみます」

 

本堂の裏に行っても先程と同じ状況で、看板脇にチラシは有りません。先週覗いた西参道から戻ります。

 

あれ?お婆ちゃんが居ません。ラムネとアラレを貰おうとしたのに、、

 

そうしたら後ろから、息を切らせてお婆ちゃんが帰って来ました。何と、劇団へ行って貰って来てくれました。老人を走らせてしまいました。お婆ちゃんから貰ったチラシです。よく見ると、頬に人間の顔が有ります。表と、

 

裏です。

 

お婆ちゃんと、知らない役者さんばかりだね。こういう人ってTVに出ないものね。唐組の話も含めて話が弾みました。年金の話、諸物価高騰の話、月間売上額の話(思っていた以上に少ないです)、ピアノの話、ハクビシンが店を荒らす話、猫とねずみの話等々。「で、あなたいつ観に来るの?今日?明日?」

噂に聞いていた唐十郎のテントを一度見たかったのです。


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