荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

提灯屋「吉野家商店」と旧和泉町ポンプ所

2023年07月16日 | 散文

次に、新聞記事にある「提灯屋  吉野屋商店」を探します。

 

スマホのナビが教えてくれます。この路地の先みたいです。

 

エッ?!あのビル??新聞の写真から、和風の店舗を想像していました。

 

1階の玄関です。現在の提灯屋の姿です。記事の内容です。「この店の3代目(当時42歳)は、火災の危険が刻一刻迫る中、率先身を挺して防火の一線に立つ。特に、倉庫の屋根に飛び火するのを見るや、飛ぶ鳥のごとく屋上に上がって消し止めた。」

「吉野屋は安政元年創業で、手描きの江戸提灯の老舗だ。歌舞伎座地下の木挽町広場にある大提灯も吉野屋の仕事だ。」

 

へえ~、時代は変わるんだね、と見上げました。

 

続いて、記事にある「旧和泉町ポンプ所」を探します。左上の写真です。

 

ですが、スマホのナビの案内の場所にそれらしい建物が在りません。久しぶりに、ナビを持っていても彷徨いました。・・・ひょっとしてこれか?

 

工事フェンスに覆われた物件が在ります。

 

これだ!!「解体工事のお知らせ」が貼られています。

 

解体されるんじゃないか!!

 

この人に頼んで中を覗かせてもらいました。

 

新聞の写真の雰囲気があります。新聞記事です。「住民たちを大きく助けたのが震災の前年に完成、2017年まで稼働した旧和泉町ポンプ所だ。消火用の水が足りなくなる中、住民たちは、地区にあったポンプ製造会社のガソリンポンプを借り受け、そのホースをポンプ所に入れ、下水を汲み出して消化に使ったのだ。」

 

記事は続くが全てを読んでいないというか、読んでいても3ヶ月超前の記事の内容を詳細に覚えている訳がありません。

 

「れんが造りの歴史ある建物が残る旧和泉町ポンプ所は、震災時の数少ない遺構だが、老朽化によって間もなく取り壊される。跡地には区の子育て支援施設などが建てられる予定だ。」

 

この人は「保育園ができるみたい」と言っていました。いやいや、重い腰を上げなければ見逃すところでした。すんでの所でその片鱗を確認できた次第です。

やっぱり思いついたらすぐに行動しなければならない、と改めて思いました。何より、体が動く時間は残り少ないのだから・・・。

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