写真1 F氏のニンジン畑 4ヵ月にわたって掘採る
写真2 この根を切る時、左手で持つ根が裂けるニンジンがある
写真3 ここを切る時、裂ける
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群馬県、旧藪塚本町(現太田市)のF氏のニンジン栽培(弊ブログ2015年01月11日)は長期(注1)
お盆前、08月07日頃に播種
11月の恵比寿様の頃から収穫を始める
今年は10日頃から掘採りが始まった
翌年春の彼岸頃まで約4ヵ月、掘採りは続く(写真1)
掘採った跡には何も作付けず、ニンジン播種まで約5ヵ月空けておく
このように、F氏のニンジンは夏季休閑の連作となる
極寒期、1月や2月のニンジン切りには気を遣う
生長点近くの細い根を切るときに(写真2・写真3)
包丁で切るが、見事に裂ける、いわゆる裂根がある
そのため、掘採った日に切らず、1晩おいて翌日に切る
なるほど、教えられて初めて知る気遣い、ご苦労
ニンジン食べるとき、ご苦労まで味わい噛みしめようと思う筆者
注1:【F氏への聞取り】
< >:筆者の質問等 ( ):補足説明 他はF氏の話
1.ニンジンはお盆ちょっと前から春の彼岸まで栽培
<冬はニンジン、今の時季はニンジン> ニンジン
<夏は> あのね、これはお盆前に、お盆、8月の12、13、14、15、お盆のちょっと前、7、8日、8月の7、8日に播いたですよ、
夏播いて、そいで、収穫は、早ければ、だいたいよく恵比須講って言うわい、11月の19、20日、その頃から抜き始めて、お彼岸まで、
3月いっぱい
<3月いっぱい> そっ、この畑だけなんですけど、いちばんこっちから抜いたのが11月の10日から、11月には
2.夏、畑は空ける・休閑畑
<ほんで、彼岸までとるでしょ、夏場は何作るんですか、もー作んない、遊ばして> そ、遊ばして、期間が短いから、お彼岸までやると、
もー、4、5、6、7、4ヵ月弱だから、ま、やるとすればトウモロコシとか、そーゆうぐらいしか、うちは、もー、あかしといて
(中略)
3.極寒期の根切りには気を遣う
<(掘ってから出荷まで)手がかかるなー> そいでね、抜いて直ぐだと、もー、寒くなると、ね、この葉っぱ切るときはいいんだけど、
向き変えて根っこを切る時に、ひびが入っちゃうときがあんですよ、こー切る時に(写真2・写真3)、
こっちの時は、ね、めったにひびが入んないんだけど、これを切る時にひびが入ったりね(写真2・写真3)、
そすと半日おくってゅか、今日抜いて切るのは明日
<そゆことなさるんだ> 抜いて直ぐだとね
<水分が多い> よくほら、ダイコンでもそうだけど、み・実が入ってるつうか、ポンポンとやるだけで、スイカじゃないけど、
<パリッといくんだ> パリッて、ガチガチにゃならないんだけど、1本ス(?)入ってパチッーて、あんーまりひどいときは、
ほんとにガラスおっけるんとおんなじにグッチャグッチャになりますよ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年12月13日 撮影地:群馬県太田市
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