今朝も比較的涼しく秋めいた陽気だったが、まだ本格的な秋とは言えず二十分歩くと少し汗ばんだ。来週も秋晴れの日が少ないようでちょっと残念。
グレタトゥンベリさんをアスペルガーだとかヒステリーだとか、反射的に攻撃する人達に対し、トゥンべりさんがそれは問題のすり替えと反論している。
一面の紹介だが、アスペルガーは知的に優れた人も多く、アスペルガーの主張や理解は間違っているとは言えない。それはやせっぽちや肥満者の言うことは出鱈目ばかりだというのと同じで、言われた内容に対する批判ではなく、その人の特徴をあげつらって中傷するのは、一人前の大人のすることではない。
二律背反と言うけれども二り背反とも言える。即ち理と利が対立することが多い。道理と利益はしばしば食い違う。世界の理を説くトゥンベリさんと己の利を追うトランプ氏では主張が食い違ってしまうのだ。トゥンベリさんの主張が真っ当に思えるが、世の中ではそれが通るとは限らない。歴史を振り返れば、道理と利益が相半ば鬩ぎ合って、人間は生きてきた。
トゥンベリさんの主張は科学に基づいている。科学は100%正しいわけではないが、100%正しいとは限らないという客観的な姿勢で実験観測と理論で構築されており、99%あるいはそれ以上正しく、好き嫌いで反論することはできない。人間の蕩尽放埓による温暖化ガスが地球温暖化に関与しているのは明白で、トランプが嘘だと言ってもそれは自分の目先の利益を守るために事実を捻じ曲げているわけだ。
勿論、簡単に科学が絶対とは言えないし、科学者にも妙な人は居るから、いつも科学に従えばよいとは言えないだろう。しかし、今回はトゥンベリさんの方が将来を見据えていると思う。