京急線の踏切事故で明らかになったこと。それは監視カメラは作動しても、事故を防ぐ手立ては用意されていなかったことだ。踏切りの警報が鳴った時、線路内に車が居れば緊急停止の信号が運転士に伝えられるようにすることは、今の技術力なら朝飯前にできるはずだ。なぜそうした対策が取られていなかったのだろう。それを深く考える必要がある。
正確には知らないが警報が鳴って遮断機が下りて電車が通過するまで一分くらいある。一分あれば止まれなくても30キロくらいまで速度が落とせるような気がする。そのあたりは専門家ならすぐ計算できるだろう。そうすれば大惨事にはならなかったと思う。
もはやどこかの国に負けないほどの監視社会になっているようだが、一歩踏み込んで事故を防ぐ手立てまでは進んでいないようだ。これは技術の壁ではなく心理的な壁があるからだろう。顔色を窺うことなく、有効と判断できることはやってほしい。大きな費用が掛かるとは思えない。
どうも得意の早とちりで書いたところがあるようだ。何か踏切内の障害物に反応する警報があるらしい。そうなると人的ミスの要素もありそうだ。そうとすれば人的ミスを防ぐ手立ても考えておかないといけないということになる。