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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ペンローズ、ノーベル物理学賞受賞

2020年10月08日 | 自然

                

 

 ロジャーペンローズさんがノーベル物理学賞を受賞された。数学者数理物理学者なのでノーベル賞はないだろうと思っていたので、嬉しい驚きだった。嬉しいと言うのはファンだからで氏の学問が理解できているわけではない。亡くなったホーキングと一緒にブラックホールを研究していた功績が天文学的に高く評価されての受賞らしい。

 全く生半可の理解なのだが脳の意識に量子論的な過程が関係あるという考え方を持っておられるようで、素人ながら成程魅力的な考え方と思っていた。脳科学の専門家やAIの専門家からは門外漢が妙なことを言うと異端児扱いされているようだが、天才の考えだから並みの秀才にはわからないのかもしれない。将来、証明されるかも知れない。私には判定する能力はなく、天才は違うと思っているだけだ。

 ブラックホールは相対性理論の想像物で実際にそんなものがあるとは思われていなかったのだが、ペンロースやホーキングの理論研究(ブラックホールの特異点定理)で存在するらしいということになりノーベル賞を共同受賞した実験系の二人(ゲンゼルとゲズ)が我が銀河系の中心に巨大なブラックホールが実際に存在する証拠を見つけた。

 宇宙というのは深遠で考え始めると脳が発散してしまいそうになるが、その不思議さを考えずにはいられない。宇宙物理学は素人にも面白く、重力波観測とか太陽系以外からの飛来物発見などBSスぺシアルの番組は録画してあり、時々見るが何度見ても飽きない。パスカルは人間は考える葦であると言った。二十世紀極東の片隅に生えた一本の葦として考え感動している。

コメント (2)
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