杉田水脈という議員が女はいくらでも嘘をつけるからと議員にあるまじき(議員も地に落ちているが)暴言を吐いた。世間の批判を浴び、党のイメージが落ちるのを恐れた下村政調会長に促され、いったん否定した発言を認めよくわからない言い訳をしている。
暴言を吐いた杉田水脈自身も女性であるので、嘘は嘘と言い逃れることも可能なようだが、それはさておき、なんとなく女性は優しいと思ってきたが、今頃になってどうもそうでもないなと思うようになった。いつの日にか単純で暴力的な男を鎮め、女性が戦争のない(殺し合い)のない世界を導いてくれるように思っていたが、そうとも言えない気もしている。十数年ほど前から、杉田水脈と同じように狭量で攻撃的排他的な女性評論家が何人も出てきている。昔はこうした評論家というか学者もどきの女性は殆ど居なかったように記憶する。女性の多い職場で働いてきたから女性には意地悪なところがあること、結構気が強いことを知っているが、おおむね弱者には優しく平和を望む人が多いと感じてきた。そして悪事を働いても狭い範囲に限られており知らない人に害を及ぼすことはまずないと理解していた。性事的にはともかく政治的なごり押しや排除には興味が薄いと思っていたのだが、どうもそうではないようだ。勿論、男だから女だからという物言いは乱暴なものになりがちで、細かく丁寧に論じなければならないが。
それでもまだ女性の方が平和を導きやすいのではという希望、幻想かもしれない、を持っている。