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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

寒くなると暖かくなる

2020年10月18日 | 診療

           

 

 なんだか急に涼しく否寒くなった。先週台風のせいで一時的に気温が上がった反動で余計に寒く感じる。寒くなると患者が増える。毎年のことだが夏枯れの後だからちょっとほっとしながら、一体どういうわけだろうと不思議な気がする。そんなもん、風邪引きが増えるからに決まっているだろうと素人衆から声が掛かりそうだが、実感はちょっと違う。十月に入って風邪が増えたと言っても一日二三人程度なのだ。今は午前中二人態勢なので三、四人だろうか。確かに月に百人の増加となれば、それなりのものだが、忙しさは一割増しの感覚ではなく実際に二百人近く増えていると思う。面倒なので細かく調べて分析などしていないが(新院長は調べているかもしれない)、寒くなるとちょっと医者に行ってみようかと言う患者さん、血圧が気になる血糖が気になる健康診断で注意された、が結構増えるのだ。勿論、本格的に寒い冬になってインフルエンザが流行れば、明らかにそのために患者数が増え、めちゃくちゃ忙しくなる。どういうものか患者数は突然増えるものではなく十月から一月か二月のピークに向けて徐々に増える。そして増え始めの十月は風邪以外のちょっくら医者でも?行っておくかという患者さんが結構多いのだ。

 患者さんは医者にはお客さんなので増えれば嬉しい。殊に引き継いで貰った新院長は五月から新型コロナの影響もあり思ったほど患者数が伸びずちょっとイライラしていた様子だったが、ここに来て忙しいのに機嫌がいい。事務員は忙しくてたいへんなはずだが、ほっとしているようなのがなんとなくわかる。私もほっとしている

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