朝日カルチャーセンター☆ブログ

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●「重森三玲の魅力」講座・現地リポート 【中之島】

2009年11月21日 19時23分02秒 | 中之島教室
重森三玲をご存じですか?

昭和の作庭家、日本庭園の研究家として有名で、いまひそかなブームです。
日本には三玲作の庭園が200ほどあり、有名なところでは東福寺本坊や岸和田城庭園、松尾大社庭園などがあげられます。
三玲作とは知らずに庭園を見ている人も多いのではないでしょうか。
受講生のなかにも、「三玲の庭を見たことがないと思っていたら、実はたくさん見てました。」という方も。


そんな三玲の庭園の魅力を解説していただいたのは、三玲の孫で庭園史研究家の重森千青さん。
三玲が亡くなったのは重森先生がまだ高校生の頃、当時はまさか同じ仕事につくなど全く考えていなかったそうなので、直接教えてもらったことはないそうです。


今日は、大阪城内の豊国神社にある庭園を見学に行きました。
通常は非公開ですが、講座のために特別に見せてもらいました。こんなところにも三玲作の庭があるんですね。みなさん熱心に撮影されていました。
ほんと、いい天気でよかった。


この庭は昭和47年10月6日に着工し11月20日に完成。
この庭園は豊臣秀吉の“秀”と石山の地名の“石”をとって「秀石庭」と呼ばれています。石山、ひょうたん、海など5つのテーマをもとに作られました。巨石の石組が特徴ですね。三玲作の庭によく見られます。

三玲の庭はモダンだといわれていますが、実はとても伝統を重んじていたそうです。
また雪舟や小堀遠州をライバル視していたそうですよ。
聞いてみなければわかりませんね。

「重森三玲の魅力」講座は今日で終了しましたが、来月は一休禅師と庭園をテーマにした
「日本庭園の美」講座を開講します。
教室講義と現地見学のセット講座。
現地は酬恩庵(通称一休寺)を訪ねます。

日本庭園に興味がある方は、ぜひ一度ご参加ください。

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