朝日カルチャーセンター☆ブログ

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●安藤幸江先生のロンドン便り(マザーグース学会) 【京都】

2013年04月06日 11時57分19秒 | 京都教室
こんにちは、京都教室です

「シェイクスピアの『名せりふ』を英語で楽しみましょう」
「マザーグースの世界をごいっしょに」
2つの講座で講師を務めていらっしゃる安藤幸江先生 が、
マザーグース学会の日本の代表者として、ロンドンでの出版記念会に出席されました。
その様子をレポートしてくださいましたので、この場でご紹介します
安藤先生が現地で撮影された貴重な写真とご一緒に、お楽しみください。

                            

春爛漫の季節になりましたが、お元気のこととお慶び申し上げます。
ロンドンの現地時間、3月26日(火)午後6時半より、イギリスで最も古い、創業250年の古書店、
サザラン(Henry Thotheran's) で『ナース・ラヴチャイルドの遺産』(Nurse Lovechild's Legacy)
の出版記念会があり、出席しました。

招待してくださったのは、大富豪でプリンストン大学のコウツェン児童図書館(Cotsen Children's Library)
の寄贈者であるコウツェン(Lloyd E. Cotsen)氏と彼の出版社(the Cotsen Occasional Press)です。

今回の出版は、現存する英語の一番古い童謡集、『親指トミーのかわいい歌の本』(Tommy Thumb's
Pretty Song Book, vol. II. c. 1744)の復刻出版(他の2冊の童謡集の復刻を含む)とそれらの童謡集の
解説をした『ナース・ラヴチャイルドの遺産』の出版です。この解説は、著名な児童文学研究者のオルダーソン
(Brian Alderson)先生とコウツェン児童図書館の司書のインメル(Andrea Immel)博士によります。
なお、ナース・ラヴチャイルドは、『親指トミーのかわいい歌の本』の作者です。

写真1) オルダーソン先生にサインをしていただいた
『ナース・ラヴチャイルドの遺産』を手にする先生とご一緒に




私はマザーグース学会関西支部の代表をしていますが、関西支部では、故平野敬一先生が、昔、
大英図書館で取られたコピー(私が行った頃はコピーは駄目)を元に、挿絵は不明瞭なので、
アメリカの ベアリング-グールド(Baring-Gould)夫妻が『注釈つきマザーグース』(The Annotated
Mother Goose)に出所を明らかにせず載せている挿絵を使って、『親指トミーのかわいい歌の本』の
手製の復刻版を2005年に作りました。
当時、『親指トミーのかわいい歌の本』は大英図書館に1冊あるだけでした。その後、オークションで
『親指トミーのかわいい歌の本』が売りに出され、プリンストン大学が購入しました。
従って、現在、世界に2冊あります。

写真2) 『ナース・ラヴチャイルドの遺産』と『親指トミー
のかわいい歌の本』など3冊の復刻版の入ったセット



写真3) オルダーソン先生の自筆サイン



オルダーソン先生は2007年に大阪国際児童文学館で講演されましたが、その時、先生に関西支部作成の
『親指トミーのかわいい歌の本』をお見せしましたところ、「プリンストン大学にあるのは、状態が良いので、
復刻版を作るように勧めている」と話されました。
今回、先生の長年の念願がかない、私もとても嬉しかったです。出版記念会には着物を着て出席し、
先生は「日本からよく来てくれた」と、とても喜んでくださいました。そしてマザーグース学会を代表して
祝辞を述べました。満開の桜の花の写真と関西支部作成の『親指トミーのかわいい歌の本』 を見せながら。
私のスピーチが先生や出席者の皆様に喜んでいただけて、幸せでした。 

写真4) 関西支部製作の『親指トミーのかわいい歌の本』
を持ってスピーチをしているところ



本は、書店には、4セットしかなく、3セットは展示されていました。未開封の1セットを購入することができ、
先生にサイン(autograph)をしていただきました。注文書によれば、3月末まで150ポンドで、4月1日から200ポンドです。
1ポンドは160円程ですので、200ポンドは3万2000円程です。


写真5) 3月26日の朝、ホテルの部屋を掃除してもらっている
間に、近くのコヴェント・ガーデン (Covent Garden) に行き、
ロイヤル・オペラ・ハウス(The Royal Opera House)でバレエ
の『不思議の国のアリス』の絵葉書を買おうとしましたが、
無く、ポスターを買いました。その帰り、広場にはたくさんの
卵の造形が台に載せて、飾ってありました。
ハンプティ・ダンプティの横で、撮ってもらいました。



写真6) 3月27日は、大役を無事に終え、3か所に出かけ
ました。まず、念願のロンドン・アイに乗りました。



写真7) 4月8日から朝日カルチャーセンター京都で
「シェイクスピアの名せりふを英語で楽しみましょう」の
講座を担当しますので、グローヴ座へ行きました。



写真8) キーツが医学を勉強し、手術の助手を務めた「ガイの
病院」 (Guy's Hospital) のキーツの彫像の隣に座って、写真を
撮ってもらいました。彫像はエントランス・ホールの中庭の芝生
地で、花が回りに植えられた所のアルコーヴ(alcove:昔、橋の
上にあったもの)のベンチに座っています。
「遠景」とセピア色に加工した「近景」の二つです。





                            

安藤先生、ありがとうございました

安藤幸江先生の講座は、京都教室で開講します。
4月8日スタート! 「シェイクスピアの『名せりふ』を英語で楽しみましょう」→詳細はこちら
1日講座 「マザーグースの世界をごいっしょに」→詳細はこちら
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2 コメント

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やっとみつけました。。 (かつての先生の教え子です。。)
2013-10-24 23:54:30
1992年に追手門学院大学の文学部に入学し、4回のときには、安藤先生のゼミのものです。

先生、退職されてると大学に問い合わせしたら、返答がありました。。。卒業後のゼミの食事会の写真がつい最近ふと手にしたときは、なつかしくおもいます。。。

まったく、大学のころの仲間とも交流もてなく、いまごろになって、みんなどうしてるのかなあ??となつかしく感じてるころです(私自身も40歳すぎて、いろんな社会にでてなんだか・・・て感じることもあり)

ゼミのころが一番よかったかなあ。。。でもあのころは、実は、人見知りの真っ最中で、年上ってもあり、仲間とうちとけれなかったので、今や、音信不通です。あのころのゼミの会はやってるでしょうか??

このブログで先生のお顔を拝見して、相変わらずの笑顔、なんだか、最近へこみぎみの自分に元気と活力をくださりました。。。先生、あのような会があれば、参加してみたいです。。。。
返信する
コメントをありがとうございます。 (朝日カルチャーセンター広報部)
2014-01-16 15:46:02
ブログをご覧いただきありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

ご存知かもしれませんが、安藤先生は現在、京都教室で定期講座「シェイクスピアのソネットを英語で楽しみましょう」の講師としてお越しいただいております。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=226656&userflg=0
ご都合がつきましたら、ぜひご受講くださいませ。
先生には、元教え子の方から嬉しいコメントが届きましたとお伝えいたします。
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