クロイドン・コンサートに続くこのレコードは、デューイ・レッドマンを伴ってパリで行ったライブの模様を収めたもので、当時未発表であったものを日本のトリオがオーネットと交渉して発売にこぎ着けたと記憶しています。
「PARIS CONCERT」 TRIO PA - 7169 ~70
1. SECOND FICTION
2. SUMMER - THANG
3. SILHOUETTE
4. 14 JUILLET (7月14日)
5. FANTASY 77
6. REMINISCENCE
7. ALL DAY AFFAIR
ORNETTE COLEMAN (as, tp, vl) DEWEY REDMAN (ts, musette)
CHARLIE HADEN (b) ED BLACKWELL (ds)
録音 1971年7月
1曲目の「SECOND FICTION」は、オーネットのアルトとデューイ・レッドマンのテナーによる対位法的展開から始まって、アルトとベースのデュエットで進行していくシンプルな演奏です。
続く「SUMMER - THANG」も同様に、オーネットの伸びやかなアルトの後ろでレッドマンが対応しており、これにエド・ブラックウエルの16ビートで刻むドラミングのバランスが見事で、後半ではチャーリー・ヘイデンの重いベース・ソロも聴くことが出来ます。
「SILHOUETTE」は非常にシンプルな曲で、オーネットの軽やかなアルトに対し、8つを刻むベースと、細やかなブラックウエルのドラミングが素晴らしいです。
「7月14日」は、デューイ・レッドマンを除くトリオで演奏され、オーネットはトランペットを吹いていますが、テンポが次々と変化して行きます。
続く「FANTASY 77」は、レコード1面を占める長い演奏で、ここでもオーネットはトランペットを、デューイ・レッドマンはチャイニーズ・ミュゼットで演奏がスタートし、チャーリー・ヘイデンはワゥ・ワゥ・ペダルを用いて演奏を激しく鼓舞し、これにブラックウエルの日本の祭り的なドラミングが加わって更なる盛り上がりを見せており、演奏が終了しても何時までも鳴り止まぬ聴衆の拍手が延々と収録されています。
「REMINISCENCE」は、オーネットの「SADNESS」のような演奏で、ヘイデンのアルコと、オーネットのヴァイオリンにドラムスが絡むという構成で、ヘイデンの美しいアルコのソロが聞きものとなっています。
最後に収録されている「ALL DAY AFFAIR」は、オーネットのスタンダード曲とも言える「DOUGHNUT」で、オーネットはアルト・サックスを吹いていますが、シンプルでメロディックな演奏はストレートに美しく聞こえます。
「PARIS CONCERT」 TRIO PA - 7169 ~70
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/0d/3c5ce76ab8d2e35ac7f413aaca387077_s.jpg)
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1. SECOND FICTION
2. SUMMER - THANG
3. SILHOUETTE
4. 14 JUILLET (7月14日)
5. FANTASY 77
6. REMINISCENCE
7. ALL DAY AFFAIR
ORNETTE COLEMAN (as, tp, vl) DEWEY REDMAN (ts, musette)
CHARLIE HADEN (b) ED BLACKWELL (ds)
録音 1971年7月
1曲目の「SECOND FICTION」は、オーネットのアルトとデューイ・レッドマンのテナーによる対位法的展開から始まって、アルトとベースのデュエットで進行していくシンプルな演奏です。
続く「SUMMER - THANG」も同様に、オーネットの伸びやかなアルトの後ろでレッドマンが対応しており、これにエド・ブラックウエルの16ビートで刻むドラミングのバランスが見事で、後半ではチャーリー・ヘイデンの重いベース・ソロも聴くことが出来ます。
「SILHOUETTE」は非常にシンプルな曲で、オーネットの軽やかなアルトに対し、8つを刻むベースと、細やかなブラックウエルのドラミングが素晴らしいです。
「7月14日」は、デューイ・レッドマンを除くトリオで演奏され、オーネットはトランペットを吹いていますが、テンポが次々と変化して行きます。
続く「FANTASY 77」は、レコード1面を占める長い演奏で、ここでもオーネットはトランペットを、デューイ・レッドマンはチャイニーズ・ミュゼットで演奏がスタートし、チャーリー・ヘイデンはワゥ・ワゥ・ペダルを用いて演奏を激しく鼓舞し、これにブラックウエルの日本の祭り的なドラミングが加わって更なる盛り上がりを見せており、演奏が終了しても何時までも鳴り止まぬ聴衆の拍手が延々と収録されています。
「REMINISCENCE」は、オーネットの「SADNESS」のような演奏で、ヘイデンのアルコと、オーネットのヴァイオリンにドラムスが絡むという構成で、ヘイデンの美しいアルコのソロが聞きものとなっています。
最後に収録されている「ALL DAY AFFAIR」は、オーネットのスタンダード曲とも言える「DOUGHNUT」で、オーネットはアルト・サックスを吹いていますが、シンプルでメロディックな演奏はストレートに美しく聞こえます。