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チェット・ベイカーの諸作を聴く(BLUES FOR AREASON)

2024-03-17 | JAZZ
チェット・ベイカーにしては、珍しくウォーン・マーシュと組んだクインテットとなる1枚

「Blues For Areason」 Criss Cross Jazz 1010
  
1. Well Spoken
2. If You Could See Me Now
3. We Know It's Love
4. Looking Good Tonight
5. Imagination
6. Blues For A Reason
Chet Baker (tp) Warne Marsh (ts)
Hod O'brien (p) Cecil Mcbee (b) Eddie Gladden (ds)
録音 1984年9月30日

トランペットの相方にテナー・サックスのウォーン・マーシュ、ピアニストにホッド・オブライエン、そしてベーシストにセシル・マクビーが参加するという豪華メンバーによる演奏集です。

全6曲は、ほとんどテーマ・メロディが提示されず、最初からアドリブでスタートするような展開となっていて、タッド・ダメロンの「If You Could See Me Now」においても、トランペットによって演奏の最初と最後でテーマ・メロディを半コーラス提示するだけとなっていますが、ここでのオブライエンのピアノ・プレイは聴き応えがあります。
その中で、ミュート・トランペットで演奏される2曲がアップテンポによる快演となっており、「Well Spoken」は、ミュートを付けたトランペットとウォーン・マーシュとのバトルが展開されていて、「We Know It's Love」では全員がソロを取っています。

「Imagination」にチェットは参加していませんが、ウォーン・マーシュは枯れた味わいのソロを、続くオブライエンはタイトルに相応しくイマジネーションたっぷりで、また、マクビーもフィンガーを生かしたプレイを披露しています。

最終曲の「Blues For A Reason」では、参加者全員がソロを取りますが、後半でのチェットとマーシュの掛け合いが印象に残る演奏となっています。
1927年12月23日生まれのウォーン・マーシュと、1929年10月26日生まれのチェット・ベイカーの2人は、レコード上では最初で最後の共演となったようですが、1987年12月18日と1988年5月13日に亡くなっています。
2人のミュージシャンとしての活動の場所は各々違っていましたが、同じ時代に活躍した2人の演奏と思って聞き入りました。


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