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私の愛聴盤(第151回)

2021-02-28 | 私の愛聴盤
私の愛聴盤の第151回は、カーメン・マクレエの「アフター・グロウ」です。

「AFTER GLOW」 DECCA DL 8583
  
 1. I CAN′T ESCAPE FROM YOU(*)
 2. GUESS WHO I MEAN SO MUCH
 3. MY FUNNY VALENTINE
 4. THE LITTLE THINGS THAT MEAN SO MUCH(*)
 5. I’M THRU WITH LOVE
 6. NICE WORK IF YOU CAN GET IT
 7. EAST OF THE SUN
 8. EXACTLY LIKE YOU(*)
 9. ALL MY LIFE
10. BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
11. DREAM OF LIFE
12. PERDIDO(*)
CARMEN McRAE (vo, p*) RAY BRYANT (p)
IKE ISAACS (b) SPECS WRIGHT (ds)
録音 1957年3月6日

このレコード、
カーメン・マクレエ35歳直前の録音で、デッカ・レーベルでは5枚目に当ります。
バックを務めるピアニストはレイ・ブライアントで、彼名義のアルバム「RAY BRYANT TRIO」(PRESTIGE LP 7098)のメンバーと同じ組み合わせとなっています。
また、彼女自身がブライアントと交代し、ピアノを弾き歌っている曲もあります。
彼女の特徴的な、硬く金属的な響きを持っている歌は「GUESS WHO I MEAN SO MUCH」で聴くことが出来ますが、エンディングでも音程はしっかりしているし、
「 I’M THRU WITH LOVE」や「ALL MY LIFE」、そして「DREAM OF LIFE」のようなスロー・バラードでのソフトで温かみのある歌も素敵です。
また、殆どの曲はストレートに歌っているのですが、「 MY FUNNY VALENTINE」は、自身の解釈で情緒豊かに歌い上げています。
意表を突いたブライアントのイントロを受けてスタートする「 EAST OF THE SUN」、自身のピアノでの「 EXACTLY LIKE YOU」、そして「BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA」ではスキャットも交えて、いずれもスインギンに歌っています。
また、元来スイングする曲である「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」は落ち着いた歌で、また「 PERDIDO」の乗りも素晴らしく、エンディングでのスキャットも好感が持てます。


カーメン・マクレエが自身の弾き語りアルバムと言えば・・・
唯一、日本ビクターから発売されています。
この録音の経緯は、解説書に詳細に書かれていますが、悠雅彦さんの説得力により、彼女が重い腰を上げて出来上がった貴重な1枚です。

「CARMEN McRAE LIVE AT DUG」 VIJ-6431
 
録音 1973年11月21日
自らのペースで歌うカーメン・マクレエは、ピアノ演奏も上手く、聴いていてこちらもいい気分になります。
これがほとんどぶっつけ本番での演奏であるからして、さすがプロフェッショナルであると思います。


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