第5回はレイ・ブライアントの「コン・アルマ」です。
レイ・ブライアント(1931年12月24日 - 2011年6月2日)
ペンシルベニア州、フィラデルフィア出身で、コールマン・ホーキンス、マイルス・デイビス、ソニー・ロリンズなどとの共演アルバムも、数多く残しています。
1950年代後半より自己のトリオを結成し、日本にも来日しています。
彼自身のピアノ・トリオ・アルバムも数多くあり、中でも名盤とされる「Ray Bryant Trio」(Prestige LP 7098 /1957年4月録音)と、「Ray Bryant Plays」(Signature SM6008 /1959年10月29日、11月5日、6日録音)の2枚については、別の機会に譲るとして、私の愛聴盤は下記のアルバムです。
CON ALMA (CBS COLUMBIA CS8433 1961年1月26日録音)
1. CON ALMA
2. MILESTONES
3. ILL WIND
4. NUTS AND BOLTS
5. CUBANO CHANT
6. ROUND MIDNIGHT
7. AUTUMN LEAVES
8. C JAM BLUES
レイ・ブライアントの演奏スタイルの骨格は、ハード・バップですが、スイングも消化した独特のフィーリングを持っていて、いわゆる「手くせ」と言われる演歌でいう節回しもあり、一聴すればすぐに分かるオリジナリティが確立されています。
私がこのアルバムを選んだのは
*スタンダードとジャズ・ミュージシャンのオリジナルが上手く混じっていること
*相棒を務める2人のテクニックも良く、特にドラムのミッキー・ロッカーのブラシが、曲を邪魔せず良い感じで聴けること
*3人のバランスを含め、録音が良いこと です。
レコードではステレオとモノラルの両方が存在しますが、店の人から聴いた話では、断然ステレオが良いそうです。
中でもお気に入りの曲は、ブライアントのオリジナルの「クバーノ・チャント」です。
この曲の型式は、「A - A - B - A」の16小節から成り、哀愁を帯びた親しみ易いもので、レイ・ブライアント以外ではオスカー・ピーターソンの演奏もあります。
そして一説によると、レイ・ブライアント自身のヴァージョンも30ほどあるようです。
私の手元には全部で5種類の演奏がありましたので、これらのジャケットと共にその内容を纏めてみました。
左側のジャケット(レーベル)は、最初の録音で、右側はその後、直ぐに録音されたドラマーのリーダーアルバムです。
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左は最初の録音から16年後のソロ演奏、そして最後は更に20年後の、この曲の5回目の録音となった日本人のプロデュースによるものです。
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最初に紹介した「コン・アルマ」はリストの3番目になります。
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この記事を書くために、改めてこれらを全て聴きなおして見ましたが、いずれも特徴がありそれぞれ楽しめました。
レイ・ブライアント(1931年12月24日 - 2011年6月2日)
ペンシルベニア州、フィラデルフィア出身で、コールマン・ホーキンス、マイルス・デイビス、ソニー・ロリンズなどとの共演アルバムも、数多く残しています。
1950年代後半より自己のトリオを結成し、日本にも来日しています。
彼自身のピアノ・トリオ・アルバムも数多くあり、中でも名盤とされる「Ray Bryant Trio」(Prestige LP 7098 /1957年4月録音)と、「Ray Bryant Plays」(Signature SM6008 /1959年10月29日、11月5日、6日録音)の2枚については、別の機会に譲るとして、私の愛聴盤は下記のアルバムです。
CON ALMA (CBS COLUMBIA CS8433 1961年1月26日録音)
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1. CON ALMA
2. MILESTONES
3. ILL WIND
4. NUTS AND BOLTS
5. CUBANO CHANT
6. ROUND MIDNIGHT
7. AUTUMN LEAVES
8. C JAM BLUES
レイ・ブライアントの演奏スタイルの骨格は、ハード・バップですが、スイングも消化した独特のフィーリングを持っていて、いわゆる「手くせ」と言われる演歌でいう節回しもあり、一聴すればすぐに分かるオリジナリティが確立されています。
私がこのアルバムを選んだのは
*スタンダードとジャズ・ミュージシャンのオリジナルが上手く混じっていること
*相棒を務める2人のテクニックも良く、特にドラムのミッキー・ロッカーのブラシが、曲を邪魔せず良い感じで聴けること
*3人のバランスを含め、録音が良いこと です。
レコードではステレオとモノラルの両方が存在しますが、店の人から聴いた話では、断然ステレオが良いそうです。
中でもお気に入りの曲は、ブライアントのオリジナルの「クバーノ・チャント」です。
この曲の型式は、「A - A - B - A」の16小節から成り、哀愁を帯びた親しみ易いもので、レイ・ブライアント以外ではオスカー・ピーターソンの演奏もあります。
そして一説によると、レイ・ブライアント自身のヴァージョンも30ほどあるようです。
私の手元には全部で5種類の演奏がありましたので、これらのジャケットと共にその内容を纏めてみました。
左側のジャケット(レーベル)は、最初の録音で、右側はその後、直ぐに録音されたドラマーのリーダーアルバムです。
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左は最初の録音から16年後のソロ演奏、そして最後は更に20年後の、この曲の5回目の録音となった日本人のプロデュースによるものです。
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最初に紹介した「コン・アルマ」はリストの3番目になります。
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この記事を書くために、改めてこれらを全て聴きなおして見ましたが、いずれも特徴がありそれぞれ楽しめました。