26日(日)、スパ・フランコルシャン・サーキットで2018年FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGP決勝レースが開催され、フェラーリのベッテルが逆転勝利を達成した。
Q2終了後に雨が降り出した予選ではタイミングをうまく取ったメルセデスのハミルトンがポールタイムをたたき出し、週末を通して接戦を繰り広げてきたベッテルがフロントロー、路面コンディションが改善する中でベストラップを走ったフォース・インディア勢が2列目に食い込んでいる。
メルセデスのボッタスは予選トップ10入りを決めるも、すでにエンジンペナルティを受けることが決まっていたため、スリックタイヤでアウトラップを走るにとどめ、インターミディエイトタイヤではタイムを計測せず。ルノーのヒュルケンベルグもボッタスと同様にパワーユニットをフル交換してスパ・フランコルシャンの一戦に臨んでおり、さらにもう1基のターボチャージャーを投入したヒュルケンベルグには追加で5グリッド降格処分が科されている。
予選とレースの間にルノーはサインツのパワーユニットも交換を決め、マクラーレンもバンドールンのエンジンコンポーネントを載せ替えたため、最後列にサインツとバンドールンが並び、ボッタスとヒュルケンベルグは最後から2列目スタートとなった。
ピレリは全長7.004kmの高速ロングサーキットのスパ・フランコルシャンにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤを用意し、レース用タイヤとしてミディアムもしくはソフトの使用を義務付けた。
44周で争われた決勝は気温17.3℃、路面温度29.6℃、湿度36.6%のドライコンディションでスタートし、シグナル消灯と同時にポジションを守ろうとハミルトンがベッテルに寄せていく中、後続勢に多重クラッシュが発生。混み合うターン1に向かってブレーキングを遅らせたマシンが多く、後方スタートだったヒュルケンベルグが前にいたアロンソ(マクラーレン)に突っ込む格好となり、アロンソはさらに前のルクレール(ザウバー)に激突してしまう。
アロンソのマクラーレンマシンは宙に浮き、ルクレールの頭上を越えてターン1のランオフエリアに乗り上げた。幸いにしてどのドライバーにもケガはなかったようだが、この時点でヒュルケンベルグ、アロンソ、ルクレールが戦線離脱を余儀なくされている。
さらに、ボッタスも目前にいたウィリアムズのシロトキンに突っ込んでおり、レッドブルのリカルドとフェラーリのライコネンらも接触してマシンやタイヤにダメージを受けた。それでも、ピットにたどり着いた面々はレースを続け、リカルドはいったんガレージにマシンを入れるも、メカニックたちが大急ぎでマシンを修復している。
オープニングラップのインシデントでセーフティカーが導入され、5周目に入る前に解除と相成った。セーフティカー解除の前にはリカルドが隊列に復帰し、周回遅れの状態でレース続行を果たしている。ただ、ライコネンは接触時に痛めたリアウイングを調整するためにピットインした後、1周を経て最終的にはリタイアを喫した。
オープニングラップではターン1こそ先頭をキープしたハミルトンだったが、ケメルストレートでベッテルにオーバーテイクを許し、リスタート後にリベンジを狙ったものの、フェラーリマシンを追い抜くことはできなかった。
一方、レッドブルのフェルスタッペンはレースが再開された後、フォース・インディアの2台を追い抜いて表彰台圏内の3番手に浮上し、グランドスタンドに駆けつけたオランダの"オレンジ軍団"を歓喜させた。
後方スタートに加えて接触の影響もあったボッタスはそれでも好ペースを発揮し、次々とオーバーテイクを連発していく。レースが中盤を過ぎた頃には6番手までポジションを回復、タイヤ戦略が異なるライバルたちと攻防戦を繰り広げ、30周目にユーズドのソフトタイヤに履き替えて終盤のバトルに臨んだ。序盤に緊急ピットインを強いられたボッタスはその時点で新品のスーパーソフトタイヤに交換しており、これが3セット目のタイヤだ。
フォース・インディアのオコンを料理した後、ファステストラップを刻む好ペースを見せたボッタスは一時8秒以上離されていたもう1台のフォース・インディアを駆るペレスに追いつき、スタートから数えること12台抜きを果たして4番手に上がった。
一方、スタート後にラップリーダーの座をベッテルに譲ったハミルトンはタイヤ交換のタイミングでアンダーカットを狙ったものの、フェルスタッペンに引っかかる格好で思うようなペースを発揮できず、結局、ベッテルがピットストップを終えてもポジションは変わらなかった。一時は3秒弱にまで近づいたにもかかわらず、最後は11秒以上のリードを許している。
快走を見せたベッテルがトップチェッカーを受け、ハミルトンが2位、フェルスタッペンが3位表彰台に上った。4位以下、入賞はボッタス、ペレス、オコン、グロージャン(ハースF1)、マグヌッセン(ハースF1)、ガスリー(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)だ。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーはエリクソンとの見応えある攻防戦を繰り広げるシーンもあったが、14位完走となり、ポイントを手に入れることはできなかった。
ガスリーは。9位入賞で2ポイント獲得、今のホンダにとって合ったコースではなかったようですが、ポイントを取れてよかったですね!
Q2終了後に雨が降り出した予選ではタイミングをうまく取ったメルセデスのハミルトンがポールタイムをたたき出し、週末を通して接戦を繰り広げてきたベッテルがフロントロー、路面コンディションが改善する中でベストラップを走ったフォース・インディア勢が2列目に食い込んでいる。
メルセデスのボッタスは予選トップ10入りを決めるも、すでにエンジンペナルティを受けることが決まっていたため、スリックタイヤでアウトラップを走るにとどめ、インターミディエイトタイヤではタイムを計測せず。ルノーのヒュルケンベルグもボッタスと同様にパワーユニットをフル交換してスパ・フランコルシャンの一戦に臨んでおり、さらにもう1基のターボチャージャーを投入したヒュルケンベルグには追加で5グリッド降格処分が科されている。
予選とレースの間にルノーはサインツのパワーユニットも交換を決め、マクラーレンもバンドールンのエンジンコンポーネントを載せ替えたため、最後列にサインツとバンドールンが並び、ボッタスとヒュルケンベルグは最後から2列目スタートとなった。
ピレリは全長7.004kmの高速ロングサーキットのスパ・フランコルシャンにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤを用意し、レース用タイヤとしてミディアムもしくはソフトの使用を義務付けた。
44周で争われた決勝は気温17.3℃、路面温度29.6℃、湿度36.6%のドライコンディションでスタートし、シグナル消灯と同時にポジションを守ろうとハミルトンがベッテルに寄せていく中、後続勢に多重クラッシュが発生。混み合うターン1に向かってブレーキングを遅らせたマシンが多く、後方スタートだったヒュルケンベルグが前にいたアロンソ(マクラーレン)に突っ込む格好となり、アロンソはさらに前のルクレール(ザウバー)に激突してしまう。
アロンソのマクラーレンマシンは宙に浮き、ルクレールの頭上を越えてターン1のランオフエリアに乗り上げた。幸いにしてどのドライバーにもケガはなかったようだが、この時点でヒュルケンベルグ、アロンソ、ルクレールが戦線離脱を余儀なくされている。
さらに、ボッタスも目前にいたウィリアムズのシロトキンに突っ込んでおり、レッドブルのリカルドとフェラーリのライコネンらも接触してマシンやタイヤにダメージを受けた。それでも、ピットにたどり着いた面々はレースを続け、リカルドはいったんガレージにマシンを入れるも、メカニックたちが大急ぎでマシンを修復している。
オープニングラップのインシデントでセーフティカーが導入され、5周目に入る前に解除と相成った。セーフティカー解除の前にはリカルドが隊列に復帰し、周回遅れの状態でレース続行を果たしている。ただ、ライコネンは接触時に痛めたリアウイングを調整するためにピットインした後、1周を経て最終的にはリタイアを喫した。
オープニングラップではターン1こそ先頭をキープしたハミルトンだったが、ケメルストレートでベッテルにオーバーテイクを許し、リスタート後にリベンジを狙ったものの、フェラーリマシンを追い抜くことはできなかった。
一方、レッドブルのフェルスタッペンはレースが再開された後、フォース・インディアの2台を追い抜いて表彰台圏内の3番手に浮上し、グランドスタンドに駆けつけたオランダの"オレンジ軍団"を歓喜させた。
後方スタートに加えて接触の影響もあったボッタスはそれでも好ペースを発揮し、次々とオーバーテイクを連発していく。レースが中盤を過ぎた頃には6番手までポジションを回復、タイヤ戦略が異なるライバルたちと攻防戦を繰り広げ、30周目にユーズドのソフトタイヤに履き替えて終盤のバトルに臨んだ。序盤に緊急ピットインを強いられたボッタスはその時点で新品のスーパーソフトタイヤに交換しており、これが3セット目のタイヤだ。
フォース・インディアのオコンを料理した後、ファステストラップを刻む好ペースを見せたボッタスは一時8秒以上離されていたもう1台のフォース・インディアを駆るペレスに追いつき、スタートから数えること12台抜きを果たして4番手に上がった。
一方、スタート後にラップリーダーの座をベッテルに譲ったハミルトンはタイヤ交換のタイミングでアンダーカットを狙ったものの、フェルスタッペンに引っかかる格好で思うようなペースを発揮できず、結局、ベッテルがピットストップを終えてもポジションは変わらなかった。一時は3秒弱にまで近づいたにもかかわらず、最後は11秒以上のリードを許している。
快走を見せたベッテルがトップチェッカーを受け、ハミルトンが2位、フェルスタッペンが3位表彰台に上った。4位以下、入賞はボッタス、ペレス、オコン、グロージャン(ハースF1)、マグヌッセン(ハースF1)、ガスリー(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)だ。
トロ・ロッソ・ホンダのハートレーはエリクソンとの見応えある攻防戦を繰り広げるシーンもあったが、14位完走となり、ポイントを手に入れることはできなかった。
ガスリーは。9位入賞で2ポイント獲得、今のホンダにとって合ったコースではなかったようですが、ポイントを取れてよかったですね!