1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。
25日(日)、シーズン第12戦ポルトガルGP決勝レースが開催され、序盤の波乱がありながらも、ポールシッターだったメルセデスのハミルトンが勝利し、通算92勝目を挙げてF1最多勝の記録を塗り替えた。
全長4.653kmを誇るアルガルベ・サーキットの決勝レースは66周で争われ、分厚い雲に覆われたアルガルベ・サーキットでフォーメーションラップが始まった時点の気温は20.5℃、路面温度25.4℃、湿度66.3%のドライコンディション。
ピレリがC1からC3の最も硬い組み合わせを用意したポルティマンのレース週末は、1列目に並んだメルセデス勢と4番グリッドのルクレール(フェラーリ)が予選Q2をミディアムタイヤで突破しており、3番手のフェルスタッペン(レッドブル)は周囲のドライバーたちと異なるタイヤ戦略で決戦に挑んでいる。11番手以下のドライバーはほとんどがミディアムタイヤを選択し、16番手スタートのライコネン(アルファロメオ・レーシング)がソフト、19番グリッドに並んだマグヌッセン(ハースF1)がハードタイヤで第1スティントに臨んだ。
ハミルトンが好発進を決めた一方、フロントローのボッタスとフェルスタッペンが2番手を争ったスタートでは5番手からペレス(レーシング・ポイント)もうまく蹴り出してターン1を4番手の位置で通過し、攻防戦を繰り広げていたボッタスとフェルスタッペンのバトルに加わっていったが、レッドブルマシンに並んだ際にタイヤ同士が接触したようで、スピンを喫したペレスは大きく後退を強いられる。後続車の通過を待って走行を再開したペレスは緊急ピットインしてタイヤを交換、最後尾で隊列に戻っている。
オープニングラップを終える前には雨が降り出し、ワイドにふくらんだり、コースを飛び出したりするドライバーが多く、ラップリーダーはハミルトンからボッタスに、2周目にはボッタスがエイペックスを逃したスキに2番手につけていたサインツ(マクラーレン)がポジションを奪って先頭に立った。サインツは難しい路面コンディションに対応しながらボッタスとのギャップを1.4秒ほどに広げていたものの、6周目に入ると同時にDRSを生かしたボッタスが追い抜いてラップリーダーに返り咲いた。
1周目に大きくポジションを上げたのはライコネンだ。16番手から6番手に大きく前進しており、全体が接近していた序盤の攻防戦ではしっかりとポジションをキープしていた。しかしながら、雨の脅威が和らいだ8周目にはルクレールに加えてルノーのリカルドにもオーバーテイクされ、サインツが徐々にポジションを落としていったように、ソフトタイヤを履く面々がミディアム勢に押されているようだった。結局、ライコネンは12周を走ってピットに向かい、ミディアムタイヤに履き替えて最後尾から第2スティントに入っている。
ラップリーダーの座はボッタスがキープしていたものの、2番手にはハミルトンが上がり、フェルスタッペンが3番手、ソフトのサインツはミディアムを履いていたルクレールにもオーバーテイクを許して5番手にまで後退。メルセデス勢はリズムをつかんで3番手以下を引き離していき、18周目に入る頃にはフェルスタッペンに10秒以上のリードを築いていた。
一方、混戦の中団グループでは、新品のミディアムタイヤでレースに臨み、タイヤのアドバンテージを生かして8番手のポイント圏内を走っていたストロール(レーシング・ポイント)が前を行くノリス(マクラーレン)に対し、ターン1にかけて若干コースをはみ出す形でアウト側から追い抜きを仕掛けるも、ターンインすると同時にインサイドにいたノリスの行く手を阻む格好となってしまい、接触を余儀なくされた。2人ともレースを続けられはしたが、マシンへのダメージは免れられておらず、緊急ピットインしてマシン状態を確認するとともにタイヤをハードコンパウンドに交換して隊列に戻っている。
初日のフリー走行でストロールとフェルスタッペンが交錯したときと似た状況ではあるが、この一件を審議したスチュワードはストロールが接触を引き起こした責任を取るべきと判断し、5秒のタイムペナルティを科した。
ノリスとストロールのインシデントが発生した次の周回にはハミルトンがホームストレートでボッタスのスリップストリームに入り、ターン1に向かう下り坂でついにリードを取り戻す。前が開けたハミルトンは本来のペースを引き出しながらボッタスをも引き離し始め、フェルスタッペンがピットストップに向かった24周目には7秒以上のギャップがあった。
フェルスタッペンはソフトから新品のミディアムタイヤに履き替え、4番手の位置でコースに復帰、トップと48秒差の状態で来るメルセデス勢のタイヤ交換に備えてプッシュしていく。フェルスタッペンのピットインで3番手に上がっていたルクレールがピットに向かったのはハミルトンが35周目に入る頃。ミディアムを外してハードを装着したルクレールはフェルスタッペンの9秒後方ながら4番手のポジションで隊列に戻った。
それから6周遅れでピットインの指示を受けたハミルトンはハードタイヤに交換し、リードを保ったまま第2スティントに突入。翌周にはボッタスも最初で最後のピットストップを完了し、採用したタイヤ戦略はチームメイトと同様だ。ボッタスが合流した時点でハミルトンとのギャップは13秒、7秒後方にフェルスタッペンが控えた状態だった。
第1スティントを最も長く取ったのはルノーのオコンで、残り20周を切ってなおステイアウトを続けていた。この頃、アルガルベ・サーキットを再び雨の脅威が襲っており、先頭を走るハミルトンから「雨降りそう?」と聞かれたメルセデスのピットウオールはレーダーとにらめっこしながら状況把握に努めている。
粘るオコンとの終盤の対決を見据え、先に動いたのは先行していたペレスとレーシング・ポイントだ。2度目のピットストップに向かったペレスはユーズドのソフトタイヤを装着してピットアウトし、オコンから20秒離れた6番手の位置で隊列に復帰。1分21秒台を刻むオコンに対してペレスは1分20秒台の自己ベストを連発しながらオーバーカット対策に励んだ。ペレスの3秒ほど後方にはガスリー(アルファ・タウリ)が控え、残り15周の時点でオコンからガスリーのギャップは約22秒あり、ガスリーとおよそ2秒差で8番手につけていたサインツもオコンのピットストップに備えてプッシュしていた。
そのオコンが54周目にようやくピットに向かい、ペレスが5番手をキープ、ガスリーとサインツもポジションを上げたが、オコンは8番手の位置から新品のソフトタイヤを生かしてオーバーテイクを狙う。ただ、前を行くガスリーとサインツのペースが良く、逆にペレスに接近した2人はさらなるポジションアップを狙って最後の猛チャージをかけている。
ホームストレートでペレスのトウを得たガスリーがサイド・バイ・サイドに持ち込もうとした攻防戦はペレスが瞬時の判断で防御に出たため、順位の入れ替わりはなかったものの、あわや接触の危険性をはらむペレスの動きだったことから、このインシデントはレース後に審議されることになっている。一度は防御を成功させたペレスだったが、次のラップではガスリーが前回とは逆側からオーバーテイクを仕掛ける巧みさで5番手に浮上。さらにファイナルラップではサインツもペレスへの追い抜きを成功させている。
リードを取り戻して以降は独走状態とあってレース中に大きな注目を集めることはなかったものの、66周のバトルを終えてトップチェッカーを受けたハミルトンは通算92勝目をマークし、F1最多勝の新記録を樹立。これまでミハエル・シューマッハが誇った91勝の記録に前戦アイフェルGPで並んだ後、連勝で新記録樹立を祝った。
ボッタスが2位表彰台に上り、3位にはフェルスタッペンが入っている。4位にルクレール、ガスリー、サインツ、ペレス、オコン、リカルド、ベッテルが10位でポイントを獲得した。
レッドブルのアルボンは12位で完走、アルファ・タウリのクビアトは19位完走にとどまっている。リタイアは1台のみで、ストロールが51周目にマシンをガレージに入れた。
連戦で挑む次戦はシーズン第13戦エミリア・ロマーニャGP、舞台は久々のカレンダー復帰を果たすイモラ・サーキットだ。イモラのグランプリ週末は通常の3日間ではなく2日間の短縮スケジュールが組まれており、フリー走行は1回のみで予選とレースに臨む。
ホンダPU勢は、フェルスタッペンが3位表彰台、ガスリーが5位と良い結果でしたが、アルボンとクビアトは入賞は出来ませんでした。
次週、イモラではもっと良い結果を出して欲しいですね!
24日(土)、シーズン第12戦ポルトガルGP予選が実施され、チームメイトと激しいバトルを繰り広げた末に、メルセデスのハミルトンが今季9回目にして通算97回目となるポールポジションを手に入れた。
ポルティマンの週末に行われた3回のフリー走行はいずれもメルセデスのボッタスがトップをキープしており、土曜フリー走行では僚友ハミルトンが0.023秒差で2番手に続き、3番手にレッドブルのフェルスタッペン、アルファ・タウリのガスリーが4番手に食い込み、もう1台のレッドブルを駆るアレックス・アルボンがトップ5入りしている。
土曜フリー走行終盤に発生した排水溝カバーのトラブルが予選を目前にして解消されず、路面修復のためQ1の開始は30分遅延されることになったが、幸い、安全性が確保されたことから、快晴のアルガルベ・サーキットにて気温21℃、路面温度35.3℃、湿度49.6%のドライコンディションでQ1が始まった。
開始と同時にマシンがコースになだれ込み、メルセデスの2台を除く面々が順次アタックラップをスタートさせ、10台以上が最初のアタックを完了する頃になってボッタスとハミルトンもソフトタイヤを履いてガレージを出発している。
ボッタスが1分17秒064を刻んでトップに立った後、ハミルトンも好ペースでラップをまとめたものの、相棒に0.05秒届かずに2番手となり、3番手には0.357秒差でフェラーリのルクレールがつけていたが、レーシング・ポイントのペレスがベストタイムを更新して3番手に飛び込んだ。
その後もタイム更新が続き、序盤の走行プランを終えて各車がピットに引き上げた時点で1分16秒828をマークしたハミルトンがタイムシート最上位につけ、0.051秒差の2番手にはフェルスタッペンが浮上、ボッタスは3番手に後退している。16番手以下のノックアウトゾーンにはハースF1のグロージャンほか、アルファロメオ・レーシングのライコネン、ラッセル(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハースF1)、ラティフィ(ウィリアムズ)の名前があった。
18分のセッションが終了し、16番手以下で予選順位を決定させたのはライコネン、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、グロージャン、マグヌッセン、ラティフィだ。ライコネンはラストアタックでベストタイムを刻んだが、ラッセルが0.2秒以上速くラップをまとめて15番手に上がったため、Q1で姿を消すことになった。
タイヤ戦略にも注目が集まったQ2はレーシング・ポイントのランス・ストロールが先頭でコースに向かい、チームメイトのペレスやアルファ・タウリのダニール・クビアトらが後を追う。フェラーリの2台がミディアムタイヤを選択してガレージを離れ、メルセデスも同様の戦略を取ったが、レッドブルはフェルスタッペンとアルボンがともにソフトタイヤで出陣している。
先に動き出したペレスが1分17秒129をマークして暫定トップに立っていたが、ミディアムタイヤながらボッタスが1分16秒台に入れてその座を奪い、2番手に後退したペレスに次いでランド・ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン、ガスリーがトップ5に並ぶ。最初のアタックラップで思うようにペースを上げられなかったハミルトンが2度目のアタックで1分16秒台に入れて2番手に飛び込み、フェルスタッペンも自己ベストを刻んで3番手に浮上した。
ミディアムを履いたフェラーリ勢はルクレールが8番手、ベッテルはノックアウトゾーンの14番手と、狙い通りのポジションを手に入れられていない。
トップ3に加えて4番手に控えたペレスと5番手タイムを残していたルクレールがガレージで次のセッションの準備に励む中、15台がさらなるペースアップを目指してアタックを続け、ガスリーが4番手に上がるなど上位勢のオーダーにも変化が見られた。
18分のセッションが終了し、16番手以下で予選順位を決定させたのはライコネン、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)、グロージャン、マグヌッセン、ラティフィだ。ライコネンはラストアタックでベストタイムを刻んだが、ラッセルが0.2秒以上速くラップをまとめて15番手に上がったため、Q1で姿を消すことになった。
タイヤ戦略にも注目が集まったQ2はレーシング・ポイントのストロールが先頭でコースに向かい、チームメイトのペレスやアルファ・タウリのクビアトらが後を追う。フェラーリの2台がミディアムタイヤを選択してガレージを離れ、メルセデスも同様の戦略を取ったが、レッドブルはフェルスタッペンとアルボンがともにソフトタイヤで出陣している。
先に動き出したペレスが1分17秒129をマークして暫定トップに立っていたが、ミディアムタイヤながらボッタスが1分16秒台に入れてその座を奪い、2番手に後退したペレスに次いでノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン、ガスリーがトップ5に並ぶ。最初のアタックラップで思うようにペースを上げられなかったハミルトンが2度目のアタックで1分16秒台に入れて2番手に飛び込み、フェルスタッペンも自己ベストを刻んで3番手に浮上した。
ミディアムを履いたフェラーリ勢はルクレールが8番手、ベッテルはノックアウトゾーンの14番手と、狙い通りのポジションを手に入れられていない。
全員がピットに戻って新しいタイヤセットに履き替えたQ2終盤のアタックでもフェラーリの2人はミディアムタイヤにこだわり、メルセデス勢はソフトタイヤに履き替えたものの、自己ベストを更新することはなく、ボッタスがトップ、ハミルトンが2番手のポジションをキープした。
予選Q3当確ラインが接近戦となる中、10番手タイムを刻んだルノーのリカルドがインラップでコースを飛び出すシーンがあったが、なんとかコース復帰を果たして自力でピットに帰還している。
予選Q2でノックアウトされたのは11番手のオコン(ルノー)をはじめ、ストロール、クビアト、ラッセル、ベッテルの5人だ。メルセデス勢に加えてQ3に進んだのはQ2の3番手から順にフェルスタッペン、ペレス、サインツ(マクラーレン)、ノリス、ガスリー、ルクレール、アルボン、リカルドとなっている。
ポールシッターを争うQ3はメルセデス勢が真っ先に動き出し、ルクレールやフェルスタッペンらが合流、フェルスタッペンは新しいソフトタイヤを装着したが、レッドブルはアルボンにミディアムタイヤを履かせてコースに送り出した。ここでもボッタスが暫定トップとなる好タイムを刻み、ハミルトンが0.047秒差で2番手、フェルスタッペン、ルクレール、ペレス、サインツ、アルボン、ノリスが8番手に並ぶ。ガスリーとリカルドはQ3序盤のアタックには参加していない。
残り5分を切ってガスリーが出陣した一方、ルノーのガレージではリカルド車のリアウイングを交換しており、急ピッチで作業が続けられたが、刻々と時間は過ぎていき、結局、一度もコースに出られないままQ3を終えている。
フェルスタッペンも好ペースを発揮したとはいえ、ポールポジション争いはメルセデスの2人に絞られ、先にハミルトンが1分16秒934をマークしてボッタスのタイムを0.052秒更新するも、ボッタスが1分16秒754をたたき出して再びトップに返り咲く。しかしながら、もう一度チャンスを残していたハミルトンはセクター1で自己ベスト、セクター2では全体のベストタイムを記録して猛プッシュ。その前にコントロールラインを通過したフェルスタッペンが当初のハミルトンのタイムを上回っていたが、1分16秒652でまとめたハミルトンがポールポジションを獲得し、フロントローにはボッタス、フェルスタッペンは3番手で予選を終えることになった。
4番手以下、予選トップ10はルクレール、ペレス、アルボン、サインツ、ノリス、ガスリー、リカルドのオーダーで決している。
ホンダPU勢、3台がトップ10に入っています。決勝では良い結果を出して欲しいですね!
アルガルベ・サーキットにて23日(金)、2020年FIA F1世界選手権第12戦ポルトガルGP金曜フリー走行2回目のセッションが行われ、2回の赤旗中断に見舞われながらも、メルセデスのボッタスが最速タイムを刻んだ。
現地午前に実施された初回のフリー走行はミディアムタイヤでクイックラップを走ったメルセデスのボッタスとハミルトンが1-2で締めくくり、3番手から5番手に並んだフェルスタッペン(レッドブル)、フェラーリのルクレール、アルボン(レッドブル)らはハードタイヤで自己ベストタイムを刻んでいる。
青空の下、気温21.1℃、路面温度36.4℃、湿度52.4%のドライコンディションで始まったセッションはアルファロメオ・レーシングのライコネンを先頭に、ピットレーンオープン前から出口に行列を作っていた面々がコースに向かう。あっという間に10台以上が始動し、いずれもプロトタイプのタイヤを履いて周回を重ねた。
ピレリはポルティマンのグランプリ週末にC1からC3のドライタイヤを用意しているが、来季に向けて13インチプロトタイプのコンパウンドも持ち込んでおり、2回目のフリー走行の序盤30分を使って開発テストが進められた。タイヤの種類が明かされることはなく、走行プランはピレリが決定したものだ。
プロトタイプのタイヤテストでは1分21秒575をマークしたフェルスタッペンがトップに立ち、0.087秒のギャップでボッタスが2番手、レーシング・ポイントのペレスが3番手に飛び込んだ。。
その後、グランプリ仕様のタイヤセットに切り替えてプログラムが進められ、多くのマシンが走行中とあっていたるところでトラフィックが発生しており、2回目のウオームアップラップを走ったハミルトンは渋滞にはまってクイックラップを断念している。ただ、それで前が開けたチームメイトのボッタスが1分17秒940を刻んで最速タイムを更新した。
90分のセッションが折り返し地点を迎える頃、順調に周回していたガスリーのアルファ・タウリマシンから白煙が上がり、黄旗からすぐさま赤旗に切り替わってセッション中断。マシンのリアには炎も確認されたが、幸い、ガスリーにケガはない。
セッションは約15分後に再開を迎え、ピットレーン出口の信号が青に変わる前から待ち構えていたメルセデスコンビが早々に走り出し、ライバルたちも続々と始動していく。しかしながら、混み合うコース上でレースさながらのアクシデントが発生し、再び赤旗中断に見舞われる。ターン1でフェルスタッペンとストロール(レーシング・ポイント)が接触したのだ。
レーシング・ポイントマシンはグラベルに乗り上げて身動きが取れず、ストロールはその場でコックピットを離れるしかなかったが、フェルスタッペンは自力でピットに帰還を果たしている。走行時間を確保することが何よりも重要なフリー走行中のクラッシュという事態を受けて、レーシング・ポイント代表のオトマー・サフナウアーは「何のためだ、最悪じゃないか。向こうはランスがそこにいたのを分かっていたはず。間違いなく分かっていた。ランスは気づいていなかった」と憤慨。フェルスタッペンとストロールの一件はスチュワードの審議対象となっている。
赤旗が解除されたのはセッションの残り時間が10分を切ってから。ほとんど時間がなかったが、フレッシュタイヤを履いて自己ベストタイムを更新するドライバーも見受けられた。それでも、トップタイムが塗り替えられることはなく、ボッタスがタイムシート最上位をキープして初日を締めくくっている。
2番手にはクラッシュをキッする前にミディアムタイヤで1分18秒535を記録していたフェルスタッペンが入り、3番手にマクラーレンのノリス、ルクレールをはさんで、もう1台のマクラーレンを駆るサインツがトップ5に名を連ねた。
6番手タイムを残したベッテルに次いでガスリーのタイムが7番手に残り、ハミルトンが8番手、ルノーのオコンとアルボン(レッドブル)がトップ10いりしている。アルファ・タウリのクビアトは17番手だった。
ホンダPU勢、アルファ・タウリのガスリーのマシンの火災が発生するも7番手と、予選では良い結果を出して欲しいですね!
11日(日)、ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台にシーズン第11戦アイフェルGP決勝レースが開催され、複数のドライバーがトラブルに見舞われた中、メルセデスのハミルトンがトップチェッカーを受けた。
悪天候により初日のフリー走行が中止されて迎えた土曜日の予選では、直前のフリー走行でなんとかセットアップを整えた各車がしのぎを削り、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得、僚友ハミルトンが2番手につけ、3番手にはレッドブルのフェルスタッペンが入った。
ストロールの体調不良を受けてピンチヒッターとして起用されたレーシング・ポイントのヒュルケンベルグは予選まで1時間を切った中で走行の準備を整え、セッション中にセッティングのプログラムに取り組みながらアタックラップに臨み、ポジションは20番手だったものの、刻んだタイムはQ2進出に0.4秒足りないだけだった。
降雨の予報があった日曜日のニュルブルクリンクは雲が多いながらも青空も見える中、気温10℃度、路面温度19.6℃、湿度54.7%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。
注目のスタートは好発進を決めたフロントロースタートのメルセデス勢がターン1にかけてサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げるも、リードを取ったのはポールシッターのボッタス。2番手のハミルトンはフェルスタッペンに迫られる場面があったものの、なんとかポジションを守ってオープニングラップを終えている。順位の入れ替わりはあったが、20台すべてが無事に2周目に入り、最後尾スタートだったヒュルケンベルグはポジションを3つ上げて17番手につけていた。
メルセデス勢の後方3番手に控えるフェルスタッペンはライバルに遅れることなく1.5秒前後のギャップでトップ2を追いかけ、レッドブルはメルセデスに匹敵するレースペースを発揮している。一方、4番手を走っていたフェラーリのルクレールは上位3台のペースについていけず、5番手のリカルド(ルノー)から激しくプレッシャーを受け続けた。ただ、コンマ数秒差のDRSゾーンに入っていたリカルドもオーバーテイクを仕掛けるにはいたらず、しばらくはがまんのレースを強いられている。
それに業を煮やしたのか、レッドブルが8周目にアルボンをピットに呼び入れる。ピットボックスに入ったアルボンの左フロントタイヤにはフラットスポットが確認されており、その後、紹介されたリプレー映像でアルボンがタイヤをロックアップしていたことが判明。レッドブルは予定より早めのピットストップを余儀なくされたようだ。スタートでひとつポジションを落として6番手につけていたアルボンはミディアムタイヤに履き替えて最後尾の20番手でコースに戻っている。
同じ頃、マクラーレンのピットウオールからドライバーたちに雨雲の接近が伝えられたが、「まもなく小雨。かなり軽い雨になりそう」とのことで、大きな影響はないことが予想された。
ボッタスが11周目に入った後、フェラーリがルクレールのピットストップを実行し、新しいミディアムタイヤを履かせてコースに送り出し、アルファロメオ・レーシングも今回のレースで322戦目の出走を果たしたライコネンのタイヤ交換を済ませている。バリチェロの持つF1最多出走記録に並んだライコネンは、スピンを喫してフラットスポットを作り緊急ピットインでタイヤを交換したベッテル(フェラーリ)と接近戦を繰り広げていたものの、2人の攻防に加わったラッセル(ウィリアムズ)と交錯してしまい、接触を引き起こしたとして後に10秒のタイムペナルティを科せられた。
アウト側にいたラッセルの右リアタイヤとライコネンの左フロントタイヤがぶつかっており、その衝撃でコース外に弾き飛ばされたラッセルのウィリアムズマシンは左リアサスペンションにダメージがあったようで、タイヤもパンクチャーに見舞われ、少し走った先でマシンを止めている。
その少し前、ターン1でボッタスが激しくタイヤをロックアップしてしまい、13周目の終わりに1回目のピットストップに向かう。ミディアムタイヤに履き替えて4番手の位置についたボッタスだが、ラッセルのマシン回収のために17周目にバーチャルセーフティカーが発令されたのを受けて、ラップリーダーのハミルトンと2番手にいたフェルスタッペンが同時ピットイン、ともにミディアムタイヤに交換してコースに戻り、減速を強いられていたボッタスは2人に先行を許した。
しかしながら、ボッタスにとってそれ以上に苦悩したのが突然のエンジントラブルだ。パワーロスを訴えたボッタスは後続のノリス(マクラーレン)とペレス(レーシング・ポイント)にオーバーテイクを喫して5番手に後退。チームの指示でステアリングを操作して問題解決に努めたボッタスだが、ペースはまったく戻らず、大きくポジションを落としながら、なんとかピットにたどり着いたものの、レースを再開することなくマシンを降りている。
圧倒的な優位を誇ってきたメルセデスの1台が戦線離脱する中、他の陣営にポイント獲得のチャンスが訪れるも、リタイアに直面したのはディフェンディングチャンピオンにとどまらなかった。ボッタスがガレージにマシンを入れて3周後の23周目にはルノーのオコンがピットに入り、ピットボックスに停車したマシンはそのままガレージに収められた。さらに、アルファ・タウリ勢と接近戦を繰り広げていたレッドブルのアルボンもマシントラブルでレースを続行できず、オコンがリタイアした次のラップでレースを終えた。アルボンはクビアトとの攻防戦で接触を引き起こしたとして5秒のタイムペナルティが科されていたが、ペナルティを消化する前にリタイアを喫している。この接触でフロントウイングを失うトラブルに見舞われたクビアトは、ノーズ交換と同時に1回目のタイヤ交換も済ませ、最後尾の16番手でレースを続けていた。
フリー走行で周回を重ねられず、寒いコンディションへの対応も必要だったニュルブルクリンクではフィールドのあちこちでトラブルが発生し、第1スティントを長く取ってユーズドのソフトタイヤを履いたまま3番手につけていたノリスもパワーロスを訴えるシーンがあった。30周目にピットに向かい、ミディアムタイヤに履き替えたノリスはチームメイトのサインツの後方7番手で隊列に復帰、その後はマシンをいたわりながらのレースを強いられている。
レースの折り返し地点を過ぎ、先頭を走るハミルトンはリードを7秒以上に広げて独走状態を築き、2番手のフェルスタッペンも3番手にいたリカルドとの差が55秒以上あったため、周回遅れに対応しながらペースをコントロールしていた。上位2人は2回目のピットストップを実行してもポジションをキープできるだけのギャップを手に入れていたが、3番手のリカルドは4番手のペレスとのギャップが15秒程度しかなく、ペレスよりも12周早く第2スティントを開始していたリカルドは2ストップ戦略を取る中で、いかにしてライバルに打ち勝つかが課題だった。
当然、レーシング・ポイントが表彰台のチャンスを逃すはずはなく、残り20周を切って以降、ペレスにプッシュするよう命じて猛チャージをかけていた。
しかしながら、リカルドとペレスの対決は一時中断を余儀なくされる。ノリスの駆るマクラーレンがついに悲鳴を上げ、コース脇に停車したことで45周目にセーフティカーが出動したのだ。
セーフティカー導入を受けて各車がピットストップに向かい、一度はステイアウトを選んだペレスだったが、周辺のドライバーたちが続々とタイヤを交換していたこともあり、結局、2回目のピットストップでソフトタイヤに履き替えている。このタイミングでステイアウトを選択したのはすでに2ストップしていたルクレールと第2スティントにハードタイヤを履いていたグロージャンだ。ルクレールは15周を走ったミディアムタイヤ、グロージャンのハードタイヤは17周しており、残り周回数は14周あった。
周回遅れが解消された時点でラップリーダーのハミルトンに次いでフェルスタッペン、リカルド、ペレス、サインツ、ルクレール、グロージャン(ハースF1)、ガスリー(アルファ・タウリ)、ヒュルケンベルグ、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)がポイント圏内につけ、11番手から後方はマグヌッセン、ラティフィ(ウィリアムズ)、ベッテル、ライコネン、クビアトのオーダーだ。
49周目の終わりにセーフティカーが解除され、リスタートではリカルドがフェルスタッペンに並びかけるもレッドブルマシンがなんとか前を抑え、リカルドに対してはペレスも攻撃を仕掛けていったが、上位5台はリスタート前のポジションをキープしている。6番手を走っていたルクレールは51周目のターン1でガスリーにオーバーテイクを許し、さらにヒュルケンベルグからもプレッシャーを受けたが、ヒュルケンベルグの攻撃は必死の防御で退けている。
先頭のハミルトンと2番手のフェルスタッペンが再びリードを築いていく中、リカルドとペレス、サインツとガスリー、ルクレールとヒュルケンベルグがそれぞれ1秒前後の接近戦を繰り広げ、9番手のグロージャンから連なるジョビナッツィ、ベッテル、ライコネンの4人によるポイント争いも注目を集めた。
しかしながら、最後までポジションが入れ替わることなく、優勝を果たしたハミルトンに次いで、ファイナルラップでファステストを刻んだフェルスタッペンが2位、3位にはリカルドが入って表彰台を獲得。4位以下、入賞はペレス、サインツ、ガスリー、ルクレール、ヒュルケンベルグ、グロージャン、ジョビナッツィだった。
ベッテルは0.775秒及ばず11位完走にとどまり、ライコネンもコンマ数秒足りずに12位、他にマグヌッセン、ラティフィ、クビアトが完走を果たしている。
ホンダPU勢、レッドブルのフェルスタッペンが前戦から引き続き2位表彰台!
アルボンが残念ながらリタイア、アルファ・タウリのガスリーは6番手ポイント獲得、クビアトは16番手、
ニュルブルクリンクで波乱の週末を過ごしたF1サーカスは2週間の休息を経て、アルガルベ・サーキットが舞台のシーズン第12戦ポルトガルGPで再集結する。
ホンダPU勢には、更なる活躍を期待したいですね!
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ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に10日(土)、シーズン第11戦アイフェルGP予選が行われ、メルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。
悪天候で2回のフリー走行が中止となって迎えたグランプリ2日目は土曜フリー走行でセットアップやタイヤ評価などすべての作業に取り組む必要があったことから、どのチームも精力的に周回を重ねている。60分のセッションはボッタスとハミルトンが1-2態勢を築いて締めくくり、3番手にはフェラーリのルクレールが食い込んだ。
レーシング・ポイントのストロールは体調がすぐれず、土曜フリー走行への参加を見送って休養に努めたが、予選前の診断でドライブできる状態にないと判断されたことから、急きょ、ヒュルケンベルグが代役を務めることが決まった。
気温9.3℃、路面温度18.3℃、湿度57.6%のドライコンディションで予選開始時刻を迎えると、ピットレーンがオープンすると同時にハースF1勢に続いてヒュルケンベルグがコースに入り、他のドライバーたちも順次インストレーションラップを走ってアタックラップをスタートさせていく。レーシング・ポイントのペレスだけがミディアムタイヤを履いて出陣し、それ以外は全員がソフトタイヤを選んだ。
最初のアタックラップを終えてトップに立ったのはレッドブルのフェルスタッペン。1分26秒319を刻み、2番手につけたボッタスに0.254秒のリードを築いている。ハミルトンが3番手、ルクレールにレッドブルのアルボンが続くトップ5だった。
ヒュルケンベルグは5周を走って1分29秒792のベストタイムでピットに引き上げたが、走り始めということもあり、ポジションはトップから3.473秒遅れの20番手にとどまっている。ヒュルケンベルグより上位ながらノックアウトゾーンに名を連ねたのはグロージャンとマグヌッセンのハースF1コンビ、ライコネンとジョビナッツィのアルファロメオ・レーシング勢だ。
トップ4ドライバー以外が参加したQ1終盤のアタックは路面コンディションの改善も相まって多くのドライバーがペースアップに成功し、アルファ・タウリのガスリーが5番手に上がった他、マグヌッセンも7番手タイムを刻んで一時はトップ10に食い込んでいた。
ヒュルケンベルグはラストアタックのセクター1とセクター2で自己ベストをマークしたものの、セクター3はタイヤをロックアップする場面があり、わずかなタイムロスもあって最終的には1分28秒021のタイムで20番手に終わっている。他にQ1で予選順位を確定させたのは16番手のグロージャン、ラッセルとラティフィのウィリアムズ勢、ライコネンが19番手だった。
Q1のトップタイムはフェルスタッペンが残した1分26秒319、2番手にボッタスが続き、ハミルトン、ノリス(マクラーレン)、リカルド(ルノー)がトップ5に並んでいる。
タイヤ戦略に注目の集まったQ2はミディアムタイヤを選択したメルセデス勢が先陣を切り、リカルド、フェラーリの2人もミディアムタイヤを履いてガレージを後にした。レッドブルはフェルスタッペンもアレックス・アルボンも柔らかいコンパウンドを装着しており、ライバルチームと異なる戦略を採用している。
15台が少なくとも1度のアタックを完了した時点で、ソフトタイヤで1分25秒台に入れたフェルスタッペンが今週末の最速タイムを塗り替えていたが、ミディアムのハミルトンが0.463秒差で2番手に控えていた。3番手から7番手にはソフトタイヤを履いた面々が連なり、ミディアムを履くボッタス、ルクレール、リカルド、ベッテルは8番手から11番手に並んだ。
ベッテルに次ぐ12番手にジョビナッツィ、マグヌッセンをはさんでアルファ・タウリのクビアトとガスリーがノックアウトゾーンにいたが、ベッテルからクビアトまでは0.142秒しかギャップがなく、少しのペースアップで大きくポジションが入れ替わる可能性を秘めていた。
ソフトタイヤに確実なアドバンテージがあると判明したことを受け、メルセデスはミディアムからソフトのコンパウンドに切り替えて2人のドライバーをコースに送り出す。リカルドに加えてフェラーリ勢もソフトタイヤに交換してQ3進出をかけたバトルに加わっている。
柔らかいタイヤを履いたハミルトンは1分25秒390をたたき出してトップに浮上し、2セット目のソフトタイヤを投入したフェルスタッペンが0.077秒差にピタリとつける。ボッタスは相棒に0.5秒以上遅れたものの3番手にポジションを上げ、リカルドも1分26秒フラットをマークして4番手に飛び込んだ。フェラーリ勢はルクレールが5番手タイムにペースアップした一方、ベッテルは自己ベストを更新しながらもポジションを上げられずに11番手でQ2敗退を喫している。
アルボンが6番手でQ3に進み、ノリス、ペレス、サインツ、オコンが予選トップ10入りを決めた。ベッテル以外でノックアウトされたのはガスリー、クビアト、ジョビナッツィ、マグヌッセンだ。
ポールシッターを決めるQ3はマクラーレン勢が真っ先にコースに向かい、メルセデスコンビに続いてルクレールやルノー勢が始動している。メルセデス、レッドブル、ルクレールは新しいソフトタイヤを装着したものの、マクラーレンとルノーはユーズドのソフトタイヤでQ3序盤のアタックに臨んだ。ペレスは参加せず、終盤の勝負どころにかける戦法だ。
まずはボッタスが1分25秒812を刻み、ハミルトンが0.013秒という僅差で2番手につけるが、それ以上に速くラップをまとめたのがフェルスタッペンだ。1分25秒744をたたき出してメルセデス勢をわずかに上回り、暫定ポールの位置につけてラストアタックに備えた。
9台がピットに引き上げる頃になってレーシング・ポイントガレージから姿を見せたペレスは新しいソフトタイヤで1分26秒704を記録、2分30秒ほどを残して早々にピットに戻っていく。
再びコース上にそろった他の9台は念入りにタイヤに熱を入れてアタックラップを開始。先にハミルトンがトップタイムを更新するも、直後にコントロールラインを通過したボッタスが1分25秒269を刻んでポールポジションを確実にする。フェルスタッペンも自己ベストを刻んだが、ボッタスには0.293秒届かず、ハミルトンには0.037秒差で3番手にとどまった。
4番手にはルクレールが食い込み、アルボン、リカルド、オコン、ノリス、ペレス、サインツが10番手だ。
レッドブルのフェルスタッペンがハミルトンにわずかに及ばず3番手、アルボンは5番手と良い位置につけています。
アルファ・タウリのガスリーが12番手、クビアトが13番手ですが、タイヤ選択ができる位置です。
ホンダが2021年でF1撤退してしまいますが、今日の決勝は、ホンダPU勢頑張って欲しいですね!
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