イタリア・モンツァ・サーキットで11日、イタリアGPの決勝レースが行われ、ペナルティで7番グリッドからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル)が12周目にトップに立ち、その後も巧みなレース運びで5連勝を飾った。
フェラーリの地元イタリアGPは熱狂的なフェラーリファンの「ティフォシ」が詰めかけ、サーキット中がフェラーリレッドに包まれた。10日に行われた公式予選ではルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下、サインツ(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ラッセル(メルセデス)と続いた。
しかし、今回はパワーユニット交換などでグリッド降格が多く発生し、決勝レースのスターティンググリッドは、ルクレールのポールポジションは変わらないものの、2番グリッド以下はラッセル、ノリス(マクラーレン)、リカルド(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、アロンソ(アルピーヌ)となり、フェルスタッペンは7番グリッド、ペレスは13番グリッド、サインツは18番グリッド、ハミルトンは19番グリッドからのスタートとなった。
今回注目の新人、ニック・デ・フリース(ウイリアムズ)は予選13番手からの8番グリッドを獲得。フリースは9日に行われたフリー走行1回目でアストンマーチンをテストドライブしたが、アルボン(ウイリアムズ)が体調不良で欠場が決まり、10日のフリー走行3回目からウイリアムズのレースドライバーとして急遽ステアリングを握った。その直後の予選でチームメイトのラティフィ(16番手)より上の結果を残し、世界中から注目を集めた。
決勝レースは53周。急なシケインとなっている1コーナーは毎年混乱が見られるが、今回は多少のコースアウトはあったものの、クリーンなスタートが切られた。
7番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンは1周目で3台抜いて4位に浮上。2周目には3位に上がり、5周目にはルクレールのすぐ後ろ、2位まで上がってきた。その時点で2.1秒あった差は徐々に縮まり、11周目には1.3秒に。ここでコースサイドに止まったマシンを排除するためバーチャルセフティーカーが導入され、ルクレールはピットインしてタイヤ交換を敢行した。
ソフトタイヤからミディアムタイヤに交換したルクレールは3位に転落したが、24周目に2位ラッセルのピットインで2位浮上。しかしこの時点でトップのフェルスタッペンとは14秒の差が開いていた。
フェルスタッペンは26周目にピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替えた。これでトップを取り戻したルクレールと2位フェルスタッペンとの差は約10秒。フェルスタッペンはファステストラップを叩き出しながらルクレールとの差を縮めていった。
フェルスタッペンは26周目にピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替えた。これでトップを取り戻したルクレールと2位フェルスタッペンとの差は約10秒。フェルスタッペンはファステストラップを叩き出しながらルクレールとの差を縮めていった。
34周目、もうピットインは行わないと思われていたルクレールがピットイン。残り20周、ソフトタイヤで追い上げを図る作戦だ。しかしコースに戻るとフェルスタッペンとの差は約20秒。1周1秒以上速くないとトップに追いつかない計算になる。
徐々に差を詰めていったルクレールだが、47周目、残り7周となった時点でトップのフェルスタッペンとの差は16秒。これでは追いつかない。勝負あったかと思われた48周目、コース上に止まったマシンを排除するためセフティーカーが導入された。
フェルスタッペンもルクレールもこのタイミングでピットインしてソフトタイヤを装着。2人とも順位を守ったままコースに復帰した。
セフティーカー先導で差がない状態となってリスタートすると、2人のガチンコバトルとなる。昨年の最終戦、フェルスタッペンとハミルトンによるチャンピオンをかけた最後の1周が脳裏を横切る。さらには3位のラッセル、4位のサインツもソフトタイヤに替えているため、ラスト数周の優勝争いは激しいものが予想された。
しかし、マシンが止まった位置が悪く、回収に時間がかかった結果セフティーカー先導のまま53周のレースにチェッカーフラッグが降られた。
優勝はフェルスタッペン。5連勝を飾るとともに、今季11勝目と圧倒的な強さを見せつけた。なんとかチャンピオン争いに食いとどまりたいルクレールは2位。以下、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ペレスのトップ6だった。
デ・フリースは初レースながら9位入賞の大活躍。ペナルティで最後尾スタートとなった角田裕毅(アルファタウリ)は前6台が古いタイヤを履く中、新品のソフトタイヤでセフティーカーランを行っていたが、レース再開叶わず、14位でチェッカーを受けた。
次戦、F1第17戦は3年ぶりの開催となるシンガポールGP。9月30日から10月2日の日程で、マリーナ・ベイ市街地コースを舞台に開催される。
フェラーリの地元イタリアGPは熱狂的なフェラーリファンの「ティフォシ」が詰めかけ、サーキット中がフェラーリレッドに包まれた。10日に行われた公式予選ではルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下、サインツ(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ラッセル(メルセデス)と続いた。
しかし、今回はパワーユニット交換などでグリッド降格が多く発生し、決勝レースのスターティンググリッドは、ルクレールのポールポジションは変わらないものの、2番グリッド以下はラッセル、ノリス(マクラーレン)、リカルド(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、アロンソ(アルピーヌ)となり、フェルスタッペンは7番グリッド、ペレスは13番グリッド、サインツは18番グリッド、ハミルトンは19番グリッドからのスタートとなった。
今回注目の新人、ニック・デ・フリース(ウイリアムズ)は予選13番手からの8番グリッドを獲得。フリースは9日に行われたフリー走行1回目でアストンマーチンをテストドライブしたが、アルボン(ウイリアムズ)が体調不良で欠場が決まり、10日のフリー走行3回目からウイリアムズのレースドライバーとして急遽ステアリングを握った。その直後の予選でチームメイトのラティフィ(16番手)より上の結果を残し、世界中から注目を集めた。
決勝レースは53周。急なシケインとなっている1コーナーは毎年混乱が見られるが、今回は多少のコースアウトはあったものの、クリーンなスタートが切られた。
7番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンは1周目で3台抜いて4位に浮上。2周目には3位に上がり、5周目にはルクレールのすぐ後ろ、2位まで上がってきた。その時点で2.1秒あった差は徐々に縮まり、11周目には1.3秒に。ここでコースサイドに止まったマシンを排除するためバーチャルセフティーカーが導入され、ルクレールはピットインしてタイヤ交換を敢行した。
ソフトタイヤからミディアムタイヤに交換したルクレールは3位に転落したが、24周目に2位ラッセルのピットインで2位浮上。しかしこの時点でトップのフェルスタッペンとは14秒の差が開いていた。
フェルスタッペンは26周目にピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替えた。これでトップを取り戻したルクレールと2位フェルスタッペンとの差は約10秒。フェルスタッペンはファステストラップを叩き出しながらルクレールとの差を縮めていった。
フェルスタッペンは26周目にピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替えた。これでトップを取り戻したルクレールと2位フェルスタッペンとの差は約10秒。フェルスタッペンはファステストラップを叩き出しながらルクレールとの差を縮めていった。
34周目、もうピットインは行わないと思われていたルクレールがピットイン。残り20周、ソフトタイヤで追い上げを図る作戦だ。しかしコースに戻るとフェルスタッペンとの差は約20秒。1周1秒以上速くないとトップに追いつかない計算になる。
徐々に差を詰めていったルクレールだが、47周目、残り7周となった時点でトップのフェルスタッペンとの差は16秒。これでは追いつかない。勝負あったかと思われた48周目、コース上に止まったマシンを排除するためセフティーカーが導入された。
フェルスタッペンもルクレールもこのタイミングでピットインしてソフトタイヤを装着。2人とも順位を守ったままコースに復帰した。
セフティーカー先導で差がない状態となってリスタートすると、2人のガチンコバトルとなる。昨年の最終戦、フェルスタッペンとハミルトンによるチャンピオンをかけた最後の1周が脳裏を横切る。さらには3位のラッセル、4位のサインツもソフトタイヤに替えているため、ラスト数周の優勝争いは激しいものが予想された。
しかし、マシンが止まった位置が悪く、回収に時間がかかった結果セフティーカー先導のまま53周のレースにチェッカーフラッグが降られた。
優勝はフェルスタッペン。5連勝を飾るとともに、今季11勝目と圧倒的な強さを見せつけた。なんとかチャンピオン争いに食いとどまりたいルクレールは2位。以下、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ペレスのトップ6だった。
デ・フリースは初レースながら9位入賞の大活躍。ペナルティで最後尾スタートとなった角田裕毅(アルファタウリ)は前6台が古いタイヤを履く中、新品のソフトタイヤでセフティーカーランを行っていたが、レース再開叶わず、14位でチェッカーを受けた。
次戦、F1第17戦は3年ぶりの開催となるシンガポールGP。9月30日から10月2日の日程で、マリーナ・ベイ市街地コースを舞台に開催される。
オランダのザントフォールト・サーキットで4日、F1オランダGPの決勝レースが行われ、フェルスタッペン(レッドブル)が母国GPを制した。
2022年、オランダGPが35年ぶりに復活した。母国ドライバーのフェルスタッペン(レッドブル)を応援しようと多くのファンが詰めかけ、観戦席はオレンジ色で埋め尽くされた。
3日に行われた公式予選ではフェルスタッペンがポールポジションを獲得。以下ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)と続いた。また予選Q1で3番手タイムを記録した角田(アルファタウリ)はQ3に進み10番手。入賞が期待できる位置からのスタートとなった。
決勝レースは72周。スタートで上位は順位の変動がなく、フェルスタッペンは後続を引き離しながらトップを快走した。
14周目、3位のサインツと5位のペレス(レッドブル)がピットイン。ペレスは問題なくタイヤ交換を済ませてコースに復帰したが、サインツはタイヤ交換に手間取り大きく時間をロスした。2位のルクレールが17周目、トップのフェルスタッペンが18周目にピットイン。これで1-2位となったメルセデスの2台はピットインを遅らせ、ハミルトンが29周目、ラッセル(メルセデス)が31周目にピットイン。メルセデス勢は1回ストップで走り切る作戦だ。
ハミルトンはフレッシュなタイヤで3位ペレスを追いかけ、37周目にオーバーテイク。これで3位に浮上した。ラッセルもいいペースで走り、39周目にペレスを抜いて4位に浮上と、メルセデス勢の追い上げ劇が始まった。トップのフェルスタッペンとの差は約20秒あるが、ハミルトンは1周約1秒速い。さらにフェルスタッペンはもう一度タイヤ交換が必要となる。この時点でハミルトンが優勝に一番近い状況となった。
しかし48周目にVSC(バーチャルセフティーカー=全車追い越し禁止で低速走行)が出され、このタイミングでフェルスタッペンがピットイン。これでフェルスタッペンの前に出ることが難しくなったハミルトンは、このタイミングで2度目のピットインを行った。
VSCが解除されたタイミングでトップはフェルスタッペン、11秒差でハミルトン、その3秒後ろにラッセル、その4秒後ろにルクレールというオーダーとなった。
58周目、コース上に止まったマシンを排除するためセフティーカーが導入された。ここでフェルスタッペンはピットインしてソフトタイヤに交換。これでハミルトンがトップ、ラッセルが2位となり、フェルスタッペンは3位に落ちた。翌周にラッセルがタイヤ交換を行いフェルスタッペンは2位に。上位は差がない状態でトップのハミルトン以下、フェルスタッペン、ラッセル、ルクレール、ペレス、サインツの順で61周目にレースが再開した。
リスタートでハミルトンの真後ろに迫ったフェルスタッペンは、1コーナーまでにハミルトンを抜きトップに浮上。メルセデスの作戦は崩れ去った。フェルスタッペンのペースは速く、ファステストラップを記録しながら一気に後続を引き離し、そのままチェッカー。母国で今季10勝目、自身30勝目となる勝利を挙げた。
2位は64周目にハミルトンを抜いたラッセル、3位は65周目にハミルトンを抜いたルクレール。以下ハミルトン、ペレス、アロンソ(アルピーヌ)、ノリス(マクラーレン)と続いた。
角田(アルファタウリ)は10位走行中の42周目にピットイン。コースに戻るとトラブルが発生し、そのままリタイヤとなった。
次戦、3週連続で、F1第16戦イタリアGPは9月9日から11日の日程で、モンツァ・サーキットを舞台に開催される。
2022年、オランダGPが35年ぶりに復活した。母国ドライバーのフェルスタッペン(レッドブル)を応援しようと多くのファンが詰めかけ、観戦席はオレンジ色で埋め尽くされた。
3日に行われた公式予選ではフェルスタッペンがポールポジションを獲得。以下ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)と続いた。また予選Q1で3番手タイムを記録した角田(アルファタウリ)はQ3に進み10番手。入賞が期待できる位置からのスタートとなった。
決勝レースは72周。スタートで上位は順位の変動がなく、フェルスタッペンは後続を引き離しながらトップを快走した。
14周目、3位のサインツと5位のペレス(レッドブル)がピットイン。ペレスは問題なくタイヤ交換を済ませてコースに復帰したが、サインツはタイヤ交換に手間取り大きく時間をロスした。2位のルクレールが17周目、トップのフェルスタッペンが18周目にピットイン。これで1-2位となったメルセデスの2台はピットインを遅らせ、ハミルトンが29周目、ラッセル(メルセデス)が31周目にピットイン。メルセデス勢は1回ストップで走り切る作戦だ。
ハミルトンはフレッシュなタイヤで3位ペレスを追いかけ、37周目にオーバーテイク。これで3位に浮上した。ラッセルもいいペースで走り、39周目にペレスを抜いて4位に浮上と、メルセデス勢の追い上げ劇が始まった。トップのフェルスタッペンとの差は約20秒あるが、ハミルトンは1周約1秒速い。さらにフェルスタッペンはもう一度タイヤ交換が必要となる。この時点でハミルトンが優勝に一番近い状況となった。
しかし48周目にVSC(バーチャルセフティーカー=全車追い越し禁止で低速走行)が出され、このタイミングでフェルスタッペンがピットイン。これでフェルスタッペンの前に出ることが難しくなったハミルトンは、このタイミングで2度目のピットインを行った。
VSCが解除されたタイミングでトップはフェルスタッペン、11秒差でハミルトン、その3秒後ろにラッセル、その4秒後ろにルクレールというオーダーとなった。
58周目、コース上に止まったマシンを排除するためセフティーカーが導入された。ここでフェルスタッペンはピットインしてソフトタイヤに交換。これでハミルトンがトップ、ラッセルが2位となり、フェルスタッペンは3位に落ちた。翌周にラッセルがタイヤ交換を行いフェルスタッペンは2位に。上位は差がない状態でトップのハミルトン以下、フェルスタッペン、ラッセル、ルクレール、ペレス、サインツの順で61周目にレースが再開した。
リスタートでハミルトンの真後ろに迫ったフェルスタッペンは、1コーナーまでにハミルトンを抜きトップに浮上。メルセデスの作戦は崩れ去った。フェルスタッペンのペースは速く、ファステストラップを記録しながら一気に後続を引き離し、そのままチェッカー。母国で今季10勝目、自身30勝目となる勝利を挙げた。
2位は64周目にハミルトンを抜いたラッセル、3位は65周目にハミルトンを抜いたルクレール。以下ハミルトン、ペレス、アロンソ(アルピーヌ)、ノリス(マクラーレン)と続いた。
角田(アルファタウリ)は10位走行中の42周目にピットイン。コースに戻るとトラブルが発生し、そのままリタイヤとなった。
次戦、3週連続で、F1第16戦イタリアGPは9月9日から11日の日程で、モンツァ・サーキットを舞台に開催される。