夕刻を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキット
にて、19日(日)日本時間24時から2015年FIA F1世界選
手権第4戦バーレーンGP決勝が開催された。
前日に行われた予選ではランキングトップのハミルトン
(メルセデス)がポールポジションを獲得し、フェラーリの
ベッテルが2番手に入った。2列目はそれぞれの相棒に
あたるロズベルグ(メルセデス)とライコネン(フェラーリ)
によってしめられている。
サーキットは1周5.412km、決勝レースは57周で行われ
る。現地時間の夕方から夜にかけてトワイライトレース
で行われる今回のレースは、スタート時の気温が26℃、
路面温度31℃、湿度30%のドライコンディションだった。
なお、今週末に数々のトラブルに見舞われたバトンは、
事前に発生していたERSの問題が解消できず、マシン
をガレージから出すことができなかった。
シグナルが消えてレーススタートが告げられると各車が
火花を散らしながらダッシュし、先頭でターン1に入った
ハミルトンをベッテルと4番手スタートのライコネンのフェ
ラーリコンビが追いかける。ロズベルグは一つポジション
を落とし、1周目が終わった時点でハミルトン、ベッテル、
ライコネン、ロズベルグ、ボッタス(ウィリアムズ)、リカル
ド(レッドブル)、グロージャン(ロータス)、ヒュルケンベ
ルグ(フォース・インディア)、エリクソン(ザウバー)、サ
インツがトップ10を走っていた。
9周目にロズベルグがベッテルを料理し、隊列はメルセ
デス1-2の形に変わっている。
2番手を死守すべく必死の走行を続けたロズベルグだ
が、残る周回もあと2周の56周目にターン1で突っ込み
すぎて飛び出し、ライコネンを先行させてしまう。ファイ
ナルラップでハミルトンの後方3.5秒に迫ったライコネン
だが、覆すにはレース距離が足りず、ハミルトンがトッ
プチェッカーを受けた。
2位ライコネンと3位ロズベルグ以下は、ボッタス、ベッ
テルと続き、6位リカルドはエンジンブローで高く白煙
を上げながらコントロールラインを通過、レースをフィニ
ッシュしてすぐにマシンを降りている。7位からはグロー
ジャン、ペレス、クビアト、マッサまでがポイントを獲得
した。
入賞まであと一歩の11位はアロンソ。
マクラーレン・ホンダ、トップ10まであと一歩です。