風光明媚な街をめぐるタイトでツイスティなモンテカルロ市
街地サーキットにて、24日(日)日本時間21時から2015年
FIA F1世界選手権第6戦モナコGP決勝が実施された。
前日に行われた予選ではメルセデスのハミルトンがポー
ルポジションを獲得し、チームメイトのロズベルグが2番手
、3番手にフェラーリのベッテルガつけた。
グロージャン(ロータス)とサインツ(トロ・ロッソ)のペナル
ティの影響で、マクラーレン・ホンダのバトンは10番グリッ
ド、アロンソは13番グリッドについた。
サーキットはカレンダー中最短の1周3.337㎞、決勝78周
で実施される。決勝開始時の天候は晴れ、気温18℃、路
面温度38℃、湿度63%のドライコンディションだった。
レースがスタートすると先頭に出たハミルトンの後ろでベッ
テルがロズベルグに並びかける。しかし、ここはロズベル
グがポジションを死守して、後方ではクビアトが(レッドブ
ル)がチームメイトであるリカルドの前に出た。リカルド以
降はライコネン(フェラーリ)、ペレス(フォース・インディア)
マルドナド(ロータス)、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、バ
トンと続き、11番手にアロンソがつけている。
20周目を超えてハミルトンとロズベルグの差は4秒以上
開いており、30周目までにさらに開き、ベッテルはロズベ
ルグの1秒ほど後方に近づいていた。
9番手を走っていたアロンソは33周目に実施した5秒の
タイムペナルティを消化しなおも9番手を維持。バトンも
次の周回でタイヤを交換し、マクラーレン・ホンダのコン
ビは8番手と9番手を走る形となる。
ダブル入賞が見えていたマクラーレン・ホンダだが、43
周目にアロンソがサン・デボーテのランオフエリアにマシ
ンを止めてリタイアを喫した。アロンソはギアボックストラ
ブルに見舞われた模様だ。
フェルスタッペンはグロージャンの真後ろでチャンスを待
つも64周目のサン・デボーテの入り口で2人は接触。
フェルスタッペンはコース脇のバリアに突っ込み、これで
セーフティカーがコースに入った。この間に先頭のハミ
ルトンと6番手から8番手のリカルド、ペレス、バトンらが
ピットインを行う。
得点圏内のメンバーはロズベルグ、ベッテル、ハミルト
ン、クビアト、ライコネン、リカルド、ペレス、バトン、ナッ
サー、サインツというオーダーに変わる。
リスタートと同時にロズベルグが逃げを打ち、ハミルト
ンはベッテルに襲いかかる。
ベッテルを抜きたいハミルトンだが、後ろからリカルド
が目覚ましいペースで追いつき、後方の警戒を怠る
ことができない状態に。その間にもロズベルグは悠々
とトップチェッカーを受け、地元モナコでの3連勝を決め
た。
ロズベルグとともに表彰台に上ったのはベッテルとハ
ミルトン。ハミルトンをオーバーテイクすることができな
かったリカルドはクビアトにポジションを戻し、4位以下
はクビアト、リカルド、ライコネン、ペレスというオーダ
ー。8位入賞を果たしたバトンがマクラーレン・ホンダに
シーズン初ポイントを届け、9位ナッサー、10位サインツ
までがポイントを手にした。
マクラーレン・ホンダはバトン、アロンソとのダブル入賞
も期待されましたが、アロンソがリタイヤ。
バトンだけでも初入賞おめでとう!