真夏のハンガロリンクにて、26日(日)日本時間21時から
今季前半戦を締めくくる一戦である2015年FIA F1世界選
手権第10戦ハンガリーGP決勝が開催された。
前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは
このサーキットを得意とするハミルトン(メルセデス)だっ
た。2番手は僚友のロズべルグ、3番手はフェラーリのベッ
テルだった。
サーキットは1周4.381㎞、決勝レースは70周で争われる。
決勝日の空には白い雲が浮かんでおり、気温は22℃、路
面温度42℃、湿度38%のコンディションだった。
フォーメーションラップが終わって全員がスターティンググ
リッドに着いたものの、マッサ(ウィリアムズ)の停止位置が
規定から外れていたために、エクストラフォーメーションラッ
プが行われた。
69周に減ったレースが始まるとフェラーリの2台が好発進を
決め、1コーナーでベッテルが先頭を奪う。さらに5番手スタ
ートのライコネンがベッテルの後ろにつけ、フェラーリが1-2
体勢を築いた。
一方、ハミルトンはロズベルグとのポジション争いの中でグ
ラベルに飛び出し、10番手に後退。スタート後の1周が終わ
った時点でトップ10のオーダーはベッテル、ライコネン、ロズ
ベルグ、ボッタス(ウィリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ペレ
ス(フォース・インディア)、マッサ、ハミルトンとなった。
22周目にベッテルが、翌週にライコネンがピットに向かい、
上位10名はミディアムスタートのマルドナド以外が全員ピッ
トストップを終えた状態になる。
その後、マルドナドがピットレーンへ向かい、得点圏内のメ
ンバーはベッテル、ライコネン、ロズベルグ、リカルド、ハミ
ルトン、ボッタス、ヒュルケンベルグ、クビアト、フェルスタッ
ペン(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレンとなった。
ハミルトンはリカルドを猛プッシュし、29周目にパスを成功
させた。ハミルトンの次なるターゲットは13秒前方にいる
相棒、3番手のロズベルグ。
この時、先頭を行くフェラーリコンビのライコネンがトラブル
に襲われており、周回遅れのアロンソにオーバーテイクさ
れ、ライコネンが苦しい走りを続けていた43周目、突如7
番手走行中だったヒュルケンベルグのマシンからフロント
ウィングが脱落、ヒュルケンベルグはマシンを停めること
ができずにそのままバリアに突っ込んでストップした。
ここでバーチャルセーフティカーが導入され、各車がピット
ストップを実施する。しかし、飛び散ったデブリの量が多く
そのまま実際のセーフティカー出動に変わった。
48周目の最後にセーフティカーが戻り、レースが再開され
た。ロズベルグがライコネンを抑える後方でハミルトンもポ
ジションアップを目指すも、リカルドと軽く接触し、一部のパ
ーツが飛んだ。
接触後も走行を続けていたハミルトンだが、チームはノー
ズ交換を決断。12番手に下がった。
ペースが伸びずにライバルたちにパスされていたライコネ
ンは、ピットでリタイアを選んでいる。フォース・インディア
のペレスもピットでレースを終えた。
この間、得点圏内を走るマクラーレンコンビは少しでもポ
イントを取ろうと、それぞれ前にいるライバルマシンをオー
バーテイクする。ポイント圏外に落ちていたハミルトンも
トップ10に戻ってきた。
62周目、サインツがトロ・ロッソのガレージでマシンを降り
このレース4人目のリタイアに。波乱は最後まで続き、64
周目にはロズベルグを攻略しようとしたリカルドのフロント
ウィングがロズベルグのリアタイアに接触し、ロズベルグ
がパンクを喫してしまう。パーツを交換し、リカルドが3番
手に戻ったのに対し、ロズベルガは8番手に下がった。
69周前に絶好のスタートを決めたべッテルがトップチェッ
カーを受け、喜びを爆発させた。
2位は初表彰台のクビアト、3位にそのチームメイトである
リカルドが入っている。
4位フェルスタッペン以下、アロンソ、ハミルトン、グロージ
ャン、バトン、エリクソン(ザウバー)までがポイントを獲得
した。
11位ナッサー(ザウバー)からマッサ、ボッタス、マルドナド
メルヒ(マノー・マルシャ)、そして終盤にピットでリタイアし
たスティーブンス(同)までが完走扱いとなっている。
今までにない結果、5番手と9番手で12点のワールドチャ
ンピオンシップポイントを残したマクラーレン・ホンダ。
夏休みを挟んだ次戦ベルギーGPでの健闘を祈る!
今季前半戦を締めくくる一戦である2015年FIA F1世界選
手権第10戦ハンガリーGP決勝が開催された。
前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは
このサーキットを得意とするハミルトン(メルセデス)だっ
た。2番手は僚友のロズべルグ、3番手はフェラーリのベッ
テルだった。
サーキットは1周4.381㎞、決勝レースは70周で争われる。
決勝日の空には白い雲が浮かんでおり、気温は22℃、路
面温度42℃、湿度38%のコンディションだった。
フォーメーションラップが終わって全員がスターティンググ
リッドに着いたものの、マッサ(ウィリアムズ)の停止位置が
規定から外れていたために、エクストラフォーメーションラッ
プが行われた。
69周に減ったレースが始まるとフェラーリの2台が好発進を
決め、1コーナーでベッテルが先頭を奪う。さらに5番手スタ
ートのライコネンがベッテルの後ろにつけ、フェラーリが1-2
体勢を築いた。
一方、ハミルトンはロズベルグとのポジション争いの中でグ
ラベルに飛び出し、10番手に後退。スタート後の1周が終わ
った時点でトップ10のオーダーはベッテル、ライコネン、ロズ
ベルグ、ボッタス(ウィリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ペレ
ス(フォース・インディア)、マッサ、ハミルトンとなった。
22周目にベッテルが、翌週にライコネンがピットに向かい、
上位10名はミディアムスタートのマルドナド以外が全員ピッ
トストップを終えた状態になる。
その後、マルドナドがピットレーンへ向かい、得点圏内のメ
ンバーはベッテル、ライコネン、ロズベルグ、リカルド、ハミ
ルトン、ボッタス、ヒュルケンベルグ、クビアト、フェルスタッ
ペン(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレンとなった。
ハミルトンはリカルドを猛プッシュし、29周目にパスを成功
させた。ハミルトンの次なるターゲットは13秒前方にいる
相棒、3番手のロズベルグ。
この時、先頭を行くフェラーリコンビのライコネンがトラブル
に襲われており、周回遅れのアロンソにオーバーテイクさ
れ、ライコネンが苦しい走りを続けていた43周目、突如7
番手走行中だったヒュルケンベルグのマシンからフロント
ウィングが脱落、ヒュルケンベルグはマシンを停めること
ができずにそのままバリアに突っ込んでストップした。
ここでバーチャルセーフティカーが導入され、各車がピット
ストップを実施する。しかし、飛び散ったデブリの量が多く
そのまま実際のセーフティカー出動に変わった。
48周目の最後にセーフティカーが戻り、レースが再開され
た。ロズベルグがライコネンを抑える後方でハミルトンもポ
ジションアップを目指すも、リカルドと軽く接触し、一部のパ
ーツが飛んだ。
接触後も走行を続けていたハミルトンだが、チームはノー
ズ交換を決断。12番手に下がった。
ペースが伸びずにライバルたちにパスされていたライコネ
ンは、ピットでリタイアを選んでいる。フォース・インディア
のペレスもピットでレースを終えた。
この間、得点圏内を走るマクラーレンコンビは少しでもポ
イントを取ろうと、それぞれ前にいるライバルマシンをオー
バーテイクする。ポイント圏外に落ちていたハミルトンも
トップ10に戻ってきた。
62周目、サインツがトロ・ロッソのガレージでマシンを降り
このレース4人目のリタイアに。波乱は最後まで続き、64
周目にはロズベルグを攻略しようとしたリカルドのフロント
ウィングがロズベルグのリアタイアに接触し、ロズベルグ
がパンクを喫してしまう。パーツを交換し、リカルドが3番
手に戻ったのに対し、ロズベルガは8番手に下がった。
69周前に絶好のスタートを決めたべッテルがトップチェッ
カーを受け、喜びを爆発させた。
2位は初表彰台のクビアト、3位にそのチームメイトである
リカルドが入っている。
4位フェルスタッペン以下、アロンソ、ハミルトン、グロージ
ャン、バトン、エリクソン(ザウバー)までがポイントを獲得
した。
11位ナッサー(ザウバー)からマッサ、ボッタス、マルドナド
メルヒ(マノー・マルシャ)、そして終盤にピットでリタイアし
たスティーブンス(同)までが完走扱いとなっている。
今までにない結果、5番手と9番手で12点のワールドチャ
ンピオンシップポイントを残したマクラーレン・ホンダ。
夏休みを挟んだ次戦ベルギーGPでの健闘を祈る!